フリーのプログラミング屋さんの記録

あくまで個人的な経験上の話です。
これを参考にして短絡的に会社を辞めるのは、お勧めしません。
何事も知識・情報を仕入れてことと、自分の性格やスタンス・センスに向いているかをよく考えたうえで、決めるべきです。

最初のうちは情報サービス会社に勤めてました

情報系の学校を卒業し、IT系業種に就くという、最も無難なキャリアルート。
2000年前後ということで、バブル崩壊を抜けつつあるタイミングだったものの、まだまだ就職難の続いていたタイミングではあるものの、とりあえず就職できたのは良かった。

でも自社で作業をしたのは、結局最初の3ヶ月ぐらい。
そのあとは外に出される。
まぁ、そう言う意味ではシステムエンジニア関係で「あるある」の事実上の外注派遣会社みたいなもんだったのでしょう。
社長自体も「できれば自社で仕事をさせたい」とは言っていたので(どこのIT系会社の社長はみんな言うけど、それを実践できてる会社は少ない)、派遣みたいな業態を目指していたわけではなかったでしょう。
でも、会社として最も楽に安定した収益を出す方法としては、この業態なんですよね。一度吸った汁の味は忘れられないということで、会社もこの道を選んだのでしょう。

ただ、あと個人的にも、いわゆる人材派遣会社とは違うため、雇用が安定している点は良かったのかも?
結局足掛け13年ぐらい過ごしてしまいました。

ちなみに自分の場合、月20万ちょいぐらいだったから、年間で200~300 万そこそこ。そう、馬鹿みたいに易いんです。
安定してても、これでは日々の生活だけで終わる。

あと客先のシステムの案件なので、新たな技術スキルを身に付ける機会にも恵まれない。

結局「カネ」と「スキル」の上達を犠牲にしただけなんですよ。

フリーになってから

という事で、個人事業主つまりフリーになりました。
ちなみにフリーの場合、「給与」とか「手取り」という概念はなくなってしまう。
「売上」から「経費」を差し引いた金額が「収入」になるのだが、これは「給与」とは違う。
給与は年金や健保、住民税、所得税などが月々に「控除」されていく。この「月々」というの部分がミソ。

対してフリーの場合はそうでなく、収入の中から得た金額から、都度支払うべきものを支払っていくのが個人事業主。日々の生活費もこの収入の中から支払っていく。

とはいえ、事業の財布と生活上で必要な財布を一緒にして運用していたら、帳簿が大変な事になってしまう。
そのため給与と同じ感じで、毎月定期的に事業用の銀行口座から生活用の口座に自分で移し替えるのが、おそらく一般的。
そのほうが帳簿の管理もしやすい。

ちなみに個人事業主になって家計に入れている金は、45万ぐらいになった。
ただ、そこには住居兼事務所としての家賃や電気代なども含まれるし、年金・健保・税金も支払っているのだから、実際の生活費30万ぐらいになる。

でも余裕はかなりできた。それは何か。

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フリーのメリット・デメリット

経費が自前

自分の場合、パソコンは本業でも私用でも利用している。

そのパソコン。会社員だと、普通は自分個人のパソコンを買っても、そしてそれで会社の仕事をしていたとしても、それはあくまで個人のものになる。
中には個人用パソコンの購入に一定の補助を出す会社もあるかも知れないが、普通は一銭も経費にはできません。

ところが個人事業主の場合、そのパソコンを仕事で利用しているのであれば、経費できるわけです。
もちろん参考書籍だって、仕事上必要で購入したのであれば、経費にできます。

自宅で仕事をしているのであれば、電気代・通信費・家賃なんかも「家事按分」が前提ではあるものの、一部は経費にできちゃいます。
仕事でタクシー移動することだって「交通費」として経費にできますし、飲み会の費用も、仕事上の付き合いであれば「接待交際費」にできます。
いちいち経理や上司のお伺いを確認する必要もありません。

ただしデメリットというか、守らなくてはならない点もあります。

まず経理を自分でやらなくてはなりません。
もちろん会計士・税理士などの経理業務を外注に出すこともできますが、一般的な考え方として、経理の面倒は自分でみる必要があります。そこに経理上のトラブルがあっても「税理士に頼んでたから詳細は知らない」では通らないんです。カネの流れは把握する必要がでてきます。

あと何でも経費にはできないし、収入以上の経費を立てることもできません。つまり仕事をして収入を得られなければ経費にはできないんです。

フリーは将来までの保証はしてくれない

もちろん、フリーになるとか、起業するといった目標の人もいるし、実際にそれを実践している人は沢山いると思う。

ただし、よく調べてくれ。
フリーには退職金といったシステムは存在しないし、老後の保証も存在しない。

こういうことは、日本の社会システムであり、それに準じて人生を送らないと、非常にリスクのある人生を送る可能性があることを、高校生までのうちに学校でちゃんと教えるべきだと思うが。

いまの教育では、その知識は一切習得できないので、ちゃんとちらべるべき。

例えば年金

自分の記憶では、中高生のタイミングで社会科として「年金」の云々について、ざっくり教わっただけ。要するに、テストのため、受験のための知識。

実際には国民年金は年間で70~80万しか貰えない。
月換算で6~7万だよ。
ちなみに東京のワンルームが家賃だけで相場が7万ぐらい。光熱費もちろん別。
だから年金だけでは生きていけない、生活保護まっしぐら。

日本には公的年金というシステムがあって、将来老後において年金を受け取るためには、通常18歳ぐらいからコツコツ年金を支払う必要がある。

一般的な会社員の場合、給与明細の控除の部分で差し引かれてしまうので、あまり意識しないと思うが、フリーの場合は当然自分で支払わなくてはならない。

しかもこの年金システム。国民年金、厚生年金という感じで2階建て構造になっていて、フリーには「厚生年金」という部分の上乗せ部分が存在しない。
実際は「国民年金基金」というシステムを利用して、フリーでも上乗せのような部分を追加することは可能だが、実際のところそういった将来の部分も自分でよく考えて、日々の収入から支払っていく必要がある。
こういうの、学校では習ったこと、、、ありませんよね。

それ以外にも、健康保険は国民健康保険になってしまう。この保険料が恐ろしく高い。収入が800万ぐらいの家族世帯の場合、あっと言う間に年間100万前後の国保の請求がやってくることになる。

自分の場合、家族つまり子供がいて、その子の学費・養育費を稼ぎつつ、実際に育てていく必要もある。

子供が成人するまでの費用として諸説あるけれども、自分の中では、概ね2000万は稼ぎ出す必要がある。

それとは別に、老後の資金としても一般的には2000万前後の貯蓄がないと、余裕ある老後を送ることは出来ないと言われている。

会社員ならそういった点を、給与の中から年金や退職金積立といった部分から、あまり気にせず会社がやってくれたが、フリーだとそれを全部やることになる。

自由もあるが、覚悟も必要。それが個人事業主。

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作成者: かず

東京練馬に生息する、干支も4週目終盤のオッサン。 最近は四十肩?五十肩?に悩まされております。 楽に治せる方法、ダレカオシエテクダサイ。。。