CASIO KL-8500 の電池交換

当記事は、あくまで KL-8500 の話です。
他の機種・機器で同じ法則が通用するわけではないので、十分注意してください。
ソケット形状や端子の位置によっては、正しく動作しない可能性があります。

NAME LAND(ネームランド)のメモリ保護用電池の交換です。
ちなみに電池がなくても動作しますが、起動の都度、初期化を要求されたり、設定した書体選択がデフォルトに戻ったりと、色々と煩わしいです。

というわけで電池交換。ところが!!

CR2023 電池が売ってない!

実は Panasonic などの著名なメーカーは、CR2023 は終売してまして、ほぼ売ってないんですよ。
まぁ Google とかで探すと売っている店もあるんですが、さすが電池でメーカー終売してるし、電池そのものの使用期限(電池は使ってなくても劣化する)や海賊品(偽物)とかの存在を考えると、できれば通販で買いたくない。

代用品ないんだろうか?

結論

探した結果、以下の電池が代用できます。

  • CR2025
  • CR2032

実はコイン型リチウム電池にも「規格」がありまして、「C~」で始まるものであれば、公称電圧3V、「~R20~」が電池直径20.0mm、最後の2桁が高さ(電池の厚み)を現してます。

つまり、メーカー指定の CR2023 は、3V、直径20mm、厚さ2.3mmを現していて、互換性の候補は、

  • CR2025(3V、20.0mm、2.5mm)
  • CR2032(3V、20.0mm、3.2mm)

の2つが代表的選択となります。
そしてこの2つは特に問題なくソケットに挿入でき、稼働します。

ちなみに CR2016(3V、20.0mm、1.6mm)という薄型電池もありますが、こちら CR2023 よりも薄いため、電池がソケットの端子が上手く接触しない可能性があります。
実際に確認したわけではないのですが、選択しないほうが無難です。

もちろん CR2016 を2枚重ねとかは厳禁。
直列になってしまい電圧が6Vに倍増するため、最悪の場合、機器が壊れてしまいます。

対して CR2032 は、指定の CR2023 よりもかなり厚みがありますが、電池ソケットには挿入することができます。
ただし、いわゆるソケット内の「遊び」がなくなるため、次の交換時、ソケットからかなり外れにくくなります。その点覚悟してください。
自分はこれにハマってしまい、精密ドライバーで電池の表面をガリガリ傷つけながら、なんとか隙間に引っかけて取り外すことができました。

最も無難なのは CR2025。どうしても見つからないときは CR2032 を選択する、という感じですかね。

以上、あくまで延命の参考になればと思いますが、もともとメーカーサポートも切れた製品ではあるので、本体を買い換えるのが無難だと思います。

以下、余談

この機種、当時はパソコンと専用ケーブルでデータリンクできるオプションがありまして、パソコンで作成したラベルデータを直接印刷することができたのです。それが便利と思い購入しました。

しかしながら、本体のメーカーサポートが終了し、対応ソフトもサポート切れ(Windows xp までしか対応してない、バージョンアップ対応なし)となりました。
しかもデータリンクケーブルがRS-232Cだったりと、昨今のPC運用の中では使い勝手が悪くなってしまいました。

そのため長くお蔵入りしてましたが、テープカードリッジが大量残ってたのと、今回定型書式のラベルを複数印刷する必要が出てきたので、一時的に復活させて、データを直接入力して印刷することになりました。その過程で発生した出来事を記事にしてみました。

ちなみに今は、テプラに乗り換えてます。Wi-Fi対応で、プリンターとして認識できるタイプ。
ラベルプリンタも進化しました。


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