コンピュータと魔法が織り成すストーリーということで、コンピュータ関係の脚色。
しかも舞台が東京ということで、私には受け入れやすい話でした。
あまり専門的ではないとは思うし、専門的と思う点があっても、用語の解説と、この小説にあわせた解説・展開がなされているので、話しに躓くこともない、と思います。あまり自信ないですが。
あとは、キャラクターの個性でしょうか。
「萌え」の要素を惜しげなく詰め込んでいます。
- 共月邸(イラスト、宮下未紀)(閉鎖)
コンピュータと魔法が織り成すストーリーということで、コンピュータ関係の脚色。
しかも舞台が東京ということで、私には受け入れやすい話でした。
あまり専門的ではないとは思うし、専門的と思う点があっても、用語の解説と、この小説にあわせた解説・展開がなされているので、話しに躓くこともない、と思います。あまり自信ないですが。
あとは、キャラクターの個性でしょうか。
「萌え」の要素を惜しげなく詰め込んでいます。
ちょっと「上品」とか「気品」を出すために努力したのか、かえってキャラに不自然さがあるような気がします。もう少し全体的に「やわらかさ」があってもいいんでない?
例えば「絵」。ひびき玲音さんが直接キャラデザしているわけではない成果、ベタ絵に違和感を感じてしまう。少し「目」にインパクトありすぎかと。
色合いももう少しソフトな方が良いかと。少し地味すぎ。
例えば「シナリオ」。紺野さんの表現をシナリオに流すのって、結構難しいかも。祐巳の百面相に入る際の流れとか、キャラの振る舞いとかに、イマイチ不自然さが残る。上品な言葉使いを如何に自然に見せるか、これが出来ていない。
まぁ、もう少し完成度が欲しいと思いました。このようなテイストの小説をアニメ化するのって、難しいんでしょうかねぇ。
こうゆう作品はSFアニメと違い、CGとか駆使するだけではどうすることもできる事ではない。むしろ原画のコマ割りや場面とか、シナリオ・声優などの製作全体を含めたテクニックとか職人技にかかってくるので、そっち方面のキャリアが少ない製作陣には、厳しいかもしれません。
期待度が大きい作品の割に、やっぱりというか、少し残念。
シナリオ: | ★★★ |
キャラクター: | ★★☆ |
原作への忠実度: | ★★★☆ (努力は認めるが、求める方向が、 ちと違う気が。。。) |
総合評価: | ★★★ |