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子の親に対する評価

  • 保育所は迷惑施設か<上>福岡県古賀市の新設保育所の場合 反対運動で高さ3メートルの防音壁(西日本新聞)(記事削除)

「終の棲家」として静かに暮らせる場所を求めたものの、そこに保育所ができてしまう。
確かにそれは、不幸だとは思うし、それに抗うのは理解できる。でも、やはり違和感を覚えるのだが。。。

自分も子供が生まれて育てているが、この記事にでてくる既に子供を育て終えた男性の意見など見ていると、ちゃんと子育てにかかわってきたのか、疑わしく思う。
ただ、そんな彼らにも理由はきっとあると思う。たとえば仕事が忙しくて、家事・子育てに参加できなかった。とか。家庭環境に難があったとか、子供の成長によって性格の変化、とか。

でも、どうも彼らの場合、「子供」ではなく「子分」として、自分の子供に関わっていたのではないか、と感じてしまう。

実際に、子供の目線や考えを重んじてコミュニケーションをしてきたのだろうか、と。

自分は外で稼ぐ、子育ては妻に任せる、と、一見、効率的な作業分担のように思う。でもこのような家庭・家族は、果たして「家庭」「家族」と呼べるような関係なのだろうか?
段取りや理屈だけで、家庭・家族は成り立たない。それは人間なのだから。

それに子供は、親の接し方に対して、非常に敏感であることを絶対に忘れてはならない。
自分では分からないかも知れないが、子供は親の姿を敏感に把握している。
だって人間関係において、親子ほど距離の近い関係はない。子供は親自身以上に親の行動や性格を把握している。
それは最終的に将来、老後・死後、親自らの力が及ばなくなった段階で、子の親に対する評価が下されることになる。自分に返ってくることになる。

個人的には本当に父親として愛情を注ぐ覚悟がないのであれば、子を作るべきではないと思う。避妊すべき。パートナーともちゃんと話をすべきだと、自分は思う。

そうじゃないと、子供は幸せにならないし、自分自身にも不幸になる。