この記事では、根本原因については、調査すらしていない。
ただ単に Apache を再起動することだけに言及している。
システム構成上や設定などで、何らかの不具合が存在する場合においても、この現象が発生することがあると思う。
その場合は、原因を探ることが肝要。
はじめに
# service httpd restart
としたとき、正常に STOPPED するのに、START に失敗するという事象が発生することがある。
# netstat -lnp | grep :80
tcp 0 0 0.0.0.0:80 0.0.0.0:* LISTEN 1531/httpd
#
とか言って、正しくプロセスが終了していないことが確認できる。
(通常は2行目の応答なんか出ずに、すぐに次のプロンプトが返ってくる。)
Apache は、動作の過程で複数のプロセス(子プロセス)を作成するのだが、service から httpd を停止しても、これらの正しく終了しない事がある。
原因はおそらく以下のような部分が影響しているような気がしているが、正直、真相は不明、闇の中。
- Apache を動作させている状態で、Apache に影響する何らかの設定やプログラムなどを変更した事によって、正しくプロセスが停止しなくなった。
(Apache 停止せずに SSL を更新した、とか) - 別の Apache と連携しているプログラムが稼働中のため、停止できなかった。
(Passenger が稼働中、とか) - そもそも Apache のプロセス起動の過程が変、とか。
対処
以下を参考にして対処した。
プロセスを強制終了する
普通に強制終了。
# kill -9 1531
#
この状態で再度確認。
# netstat -lnp | grep :80
tcp 0 0 0.0.0.0:80 0.0.0.0:* LISTEN 1543/httpd
#
まだあがってくるようであれば、全部、強制終了する。
(ひたすら繰り返し)
# kill -9 1543
#
ポートを利用しているプロセスが上がってこなくなったら、すべての Apache プロセスが終了したことになる。
再度 Apache 再起動
# service httpd start
STARTED [O K] なら、正常に起動。
ブラウザから動作確認して、問題無ければ終了。
【余談】
バッチにしたので、今はコマンド1発で Apache 再起動してる。