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子供の小遣いとその使い道

  • おこづかいについての調査レポート(ネットマイルリサーチ)(閉鎖)

という調査の結果が公表された。
まぁ状況としては、昔の物価水準と合わせると、子供の貰っている小遣いそのものは実はそんなに差はないそうです。

ところが、その用途を調べてみると、貯金するというのが増えているそうで、これにはちと驚きました。
ただ冷静に考えてみると、この調査そのものが「定額給付金」に絡む調査なので、普段定期的にもらえるような「お小遣い」や「お年玉」「誕生日祝い」などのお金とはちょっとちがうので、何とも言えないところではあるのだが。

それでも私が子供の頃と現在では生活環境が変わっていて、それによって変化していることが結構あるような気がする。

例えば、お菓子。昔は自分が親から貰った小遣いを持って駄菓子屋とかに行ったと思います。
ところが現在は駄菓子屋からコンビニに取って変わったものの、そこに子供はあまりいません。その主な理由はコンビニには「子供だけの社交場」ではないからだと思います。
まぁ最近でこそ子供向けの駄菓子などを品揃えていますが、駄菓子屋にはそれなりの「遊び」もあったりしました。でも、コンビニにはありません。
大人も来る店に子供は興味ないんです。

しかも今は親がお菓子を「買ってきてくれる」のです。

同様におもちゃの一角を担う「ゲームソフト」。これも親も一緒にゲームをやるので、親が「買ってくれる」のです。
そして、子供からしてみれば、おもちゃ親が買ってきてくれることそのものが当たり前の社会であって、買いに行く必要がなくなったんだと思います。
まぁ食事としてお菓子を与える親すらいる時代ですから、仕方がないのかも知れません。

そんなこんなで、子供が物を買う必要性って減ってきているのではないでしょうか。
日本が豊かになった、日本社会の価値観が変化したという点では、それで良いのかも知れません。

ただし、逆に「お金の使い方を知らない人」が増えるのではという懸念もあります。
そしてそれを詐欺や脅迫などの犯罪で悪用したりするような稼ぎ方、金融取引のような一見真っ当な稼ぎ方のように見えて、実は他人の社会生活に大変な問題を与えて可能性もあるようなものなど、労働としての対価としてのお金の稼ぎ方が社会には溢れかえっています。

確かに便利な時代にはなりましたが、そんな中で失われている物事が結構ある感じがします。

子供の喧嘩に親の介入

まぁ、今回の駒苫ネタには当てはまらないみたいですが。

子供の喧嘩に親がしゃしゃり出てくるという場面がよくあるのですが、確かに一線を超えたら仕方がないと思うけど、子供には子供だけの社会があるという事を判っていない親が意外に多い。(世間では「教育ママ」とか言われている人達ですかね。)
その子供社会に親が介入することは、子供の社会を壊すことになるし、子供の甘え(自立への後退)を助長することになるという事を理解して欲しい。
子供の抱えている問題に対しては、

  1. 状況を把握してあげること
  2. 相談に乗ってあげること

これが正しい姿だと思います。
(大人のサラリーマン社会と同じで。問題を抱えている → 飲み屋で相談&憂さ晴らし → ストレス発散・問題解決に光明・朝起きたら忘れるw)

子供を「庇う」だけでは、いい子には成長しないと思いますよ、ほんとに。
子供の教育の前に、親の教育が必要かと。