タグ: 少女セクト

  • 少女セクト

    成年指定のコミックの書評です。ご注意ください。

    まぁ「レズもの」とか「萌え~」とか言ってしまうとそれまでですが、表紙絵のタッチを見ての通り、繊細かつ美麗なのに、キャラクターの表情がすごく上手に表現されている。

    もちろん主人公の桃子と思信(しのぶ)とのやりとりな非常に上手。
    一緒に音楽セッションをするまでのシーンや高校卒業後の桃子と思信、それを取り巻く人達とのやりとりなど、エロマンガの部分より、それぞれのキャラクター間のやりとりのほうが普通に面白いという、エロマンガのなかでは希有な作品。
    普通のエロマンガみたいにガッついていない。「やおい」とかBLのように女性にも好まれる作品なのかも知れません(…にしてはエロシーンがちょっと生々しい、か。)

    エロシーンが作品のアクセントが生まれているのかも知れませんが、エロシーンの部分を上手く描写すれば、今の業界なら普通の雑誌でも通用するんじゃないかなぁ。