- 未成熟な親、相次ぐ虐待…10~20歳代が半数(読売新聞)
10~20歳代が「半数」なのは確かに多いほうとは思うが、他の世代や、親子間の年齢分布を考えると、多いのは若干であるような気がします。
それはさておき「目立つ」というのは確かにそうであり、最近の親の行動を見聞きするに、とても正気の沙汰とは思えない事が多い。
うちも親の「躾け」は厳しいほうだったし、なにか悪戯をしでかして、夜に雨戸の外に放り出された事も記憶にある。でも、それは親自身の経験や知識から行っていることであったと、今では思う。
でも、最近の虐待はそれとはかなり異なる。親自身の生い立ちからして一人っ子であったり、そして便利なものもありふれた時代。幼稚園や学校・塾などの充実によって、家族の手間がかからない時代。人を育てる・育てられるということを学ばないで大人になった人も多いと思う。
また、精神・肉体な疲労だけではなく、経済的な面も含めて子育ての大変さを教えられていない。性的な欲求や楽観的な見通しの下で生まれてきた子のリスクは非常に高いと思う。
とはいえ、虐待がなくても今の親の子育ては明らかに変である。
普通に考えて、夜の11時も過ぎてからコンビニとかファミレスに子供連れてくるのはおかしいと思う。子供の成長やしつけの観点から、容認できる行為ではない。それぞれ事情があるとは思うが、結局は「大人の都合や意思」の問題。責任は親にある。
日々の「しつけ」として、夜は寝ることを子供には覚えさせる必要があるし、そして、親たる大人だけの時間を確保するという点でも必要なはず。
子供を自分のライフサイクルに合わせるのは、とても楽な生き方だとは思うが、それで果たして子供は真っ当な社会・将来を生きていけるとは思えない。
まぁ「聖人君子であるべき」とまでは言わないが、「子は親を見て育つ」という事をもっと知るべきだと思う。結局子供を駄目にするのは、親の責任である。
それに所詮、別のヒトサマの事ではあるので、私が何を言っても仕方のない話。
でも、私ならあんな育て方はしたくないと思う。