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駿河屋通信買取のポイント(2024年現在の追補・訂正)

たった数年の経過ですが、状況は変わってきました。
補填的な話として、記事を追加します。

こちらの記事は、数年前の記事「駿河屋通信買取のポイント」の補填版です。

必ず駿河屋の買取について、あらかじめホームページを確認し、取引のルールを十分に理解したうえで、この記事をお読みください。

買取事情は刻一刻と変化します。買取方法も含めて変わる可能性があるので、必ず駿河屋のホームページから最新の状況を確認のうえ、自己責任でお取引ねがいます。
当然の話ですが、取引上のトラブルがあったとしても、当方では一切関知しません。

検索するときは「セーフサーチ」機能に気をつけよう

最近、駿河屋の検索機能の「セーフサーチ」が機能強化された。
これはいわゆる「18歳以上ですか?」の Yes/No 選択とは別に、検索画面上にそもそも商品がヒットしてこないレベルの機能強化
つまり、この設定を正しく行わないと、検索そのものがヒットしない品物が出てくる。

この機能、おそらくセッションとかクッキーなどのインターネット・ブラウザにある一般的な仕組みを使っていると思われる。
そのためログインし直したり、駿河屋側の機能修正、セキュリティなど様々な理由によって、セーフサーチが有効に戻ってしまうことがある。
この点、注意が必要。(自分も最初これに気付かなかった)

「あんしん買取」は、色んな意味で「ほぼ絶望的」ではないかと。

実際に手持ちの同人誌・コミックス・ゲームソフトなどを「あんしん買取検索」で調べてみるとわかるが、買取金額欄は、ほぼ「メールにてお見積」。となる。
直近のものであれば、話は異なってくるのかもしれないが、数年以上前の作品となると、90%以上は「メールにてお見積」。その場での見積はほぼ不可能。

そしてこれはおそらく、ほぼ「0円買取」もしくは、それに近い「低額査定」と言う事を意味するのではないかと思われる。

こうなってくると、「メールにてお見積」を実際に依頼し、買取の見積もり額の提示・確認できるようになるまで、待つしかない。
しかしながら、ダンボール1箱分の同人誌(数百冊)をすべて入力し、その結果が「送料無料+買取時の振込手数料」(概ね3,000円前後)に満たなければ、そもそも通信買取を依頼する意味はない。「選別⇒入力⇒発送」の労力を考えると、尚更。

ちなみに「あんしん買取検索」の商品詳細ページから「この商品の販売ページ」リンクを辿ると、在庫がある場合、その商品の「販売価格」がわかる。
たとえば、そこから「買い取り価格=販売価格の数%〜数十%」と推測するのもアリ。

ただし、たとえ駿河屋で現在販売されている商品であっても、古い商品(およそ数年以上前の商品)については、そもそも「在庫として抱えたくない」という考えもあるはず。

あと「大手サークルの同人誌だから」と言って、買い取ってくれるわけでもない。
結局のところサークルの人気度(列ができるサークルか)は正直あまり関係なくて、古書としての希少性と流通性が高いというバランスのとれた、つまり内容が販売者・購入者両方にとって魅力的な同人誌でないと、買取の値段は付かない。

(もちろん中には、超有名な雑誌に連載を持つようなプロの作家さんがアマチュア当時に出していた作品でもないような同人誌が、半ば伝説的に高額な買い取り価格のものもある。ただ、こういう同人誌は、あくまで例外的。)

それに、たとえイベント直後など一時的に買い取り価格が高騰することはあったとしても、そんなのは一時的だし、そんな目的で持ち込む人は、この世の中、たくさん居ると考えた方がいい。
店も、そんな目的で大量に持ち込まれてくる同人誌が、それこそ「全部売れるとは限らない」のは判っている。リスクを考え、在庫見合いでの査定(つまり「一定量以上は買い取らないor二束三文での買取」)になるのは、市場の理かと。

そんな様々な理由で、現時点で在庫のない商品であっても、販売価値の低い商品については「0円買取」「買取不可」となる可能性が高いと考えた方が良いという事になる。

(あと、ずいぶん前に買い取った商品が、いまだ数百円で販売されている可能性もあり、その場合、それらは「売れ残っている」と推測することもできる。)
そのような状況の商品を買い取ってくれる可能性は、ほぼ皆無ではないかと。

「重量ゆうパック」は不可

駿河屋が通信買取等で指定して配送業者である「ゆうパック」は、最大 30kg まで送れるが、うち 25kg を超える場合は「重量ゆうパック」というオプションサービスとなり、料金が一律 500 円以上の追加となる。
駿河屋は基本的に、この「重量ゆうパック」には対応していないため、注意が必要。

ちなみに、100 サイズのダンボール箱に同人誌をギッシリ詰め込んだ場合、かなりの重量になる。25kg はおろか、30kg を超える可能性もあるので、これにも注意。

B5 サイズの同人誌 100 冊の重さを参考に量ってみたのですが、およそ 10kg 前後と見てよいかと。

そして 100 サイズのダンボールを満載にすると、200 冊以上の同人誌が入るため、重量ゆうパックの重量すら超えてしまう可能性あり。
(そもそも 20kg を超えるてくると、運搬もかなり大変。手持ちは無理かと。)

「100冊≒10kg」は、あくまで自身が所有していた同人誌からの重量ではあるが、よほど厚めの同人誌が大量に含まれていない、一般的なページ数の同人誌であれば、そこまで個人差はないかと。

重さの体感したい方は、スーパーで 5kg の米を買ってください。4袋で20kg。

これとは別に、300 冊以上の本については発送前に連絡が必要で、いきなり大量に送ると、受取を拒否される可能性もある。
「あんしん買取」の場合は、見積もり時点で駿河屋も判るけど、「かんたん買取」でいきなり300冊以上は送らない事。

取引日数はかなり長い

取引開始から入金(買取終了)まで2〜3週間との案内が掲出されているが、場合によっては1ヶ月弱は見た方がよいかも知れない。
たとえばメディア(CDやゲームソフト)などや機器類は、内容や動作の確認が必要なうえ、「状態難」「セット品不足」など査定に手間取る。書籍や同人誌のようには簡単ではない。

しかも、それらを混載して送った場合、査定する担当者も複数に跨がる事に繋がるはず。
それだけで、かなり遅くなる原因になってしまう。

ちなみに同人誌だけ、商業誌(コミックス)だけという感じであれば、いわゆる「繁忙期」ではないとか、価値の高い品が混ざっている場合など、例外はあるものの、概ね2〜3週間程度で、すべての取引が完了できる。

逆にこの期間で取り引きが完了できない場合は、これらの例外や取引上の不備、査定に手間のかかるような品が含まれていた場合ではないかと。

少なくとも、店舗側が意図的に査定を遅らせるような事はないはず。
(そもそも、そんな事をやる理由がない。)

そもそも同人誌の買取は、値下り傾向。買取の労力が見合わない。

同人誌の話になるが、もともとコアな分野の発行物なのと、オタク文化の認知によって大きく裾野は広がったものの、昨今の趣味嗜好の変化、買取可能な同人誌古書店舗の減少、同人誌即売会という紙媒体のムーブメントの縮小によって、全体的に販売価格は下落傾向にある。

もちろん一部には高額な同人誌もあるが、商業誌のような市場流通品と異なり、古書としての査定はとても専門性が必要で難しい。
しかも大量発行・経年・ジャンルの流行変化などにより、価格の付けられないレベルの同人誌が大量にある。

このような状況を考えると、古い同人誌の売却で「思わぬ利益を出す」というのは、あまり現実的ではない。

駿河屋の編み出した「あんしん買取」は、買取店側の労力を緩和する素晴らしいシステムだ。
ただし逆を考えると、買取を依頼する側としてみれば、こちらであらかじめ検索によって作業する必要が生じる。

今回試しに100サイズのダンボール1箱分、およそ200冊強の同人誌を「あんしん買取」のためにパソコンで検索、入力⇒査定依頼してみたものの、それだけで6時間程かかった。
しかもこれは、あらかじめ事前に、ある程度サークル別に整理した状態の200冊超の同人誌の買取査定依頼でかかった時間。

実際に、これら同人誌(概ね2000〜2015年頃の男性成人向け中心)を「あんしん買取」で見積依頼してみたものの、半分以上は「買取不可」となった。
(ちなみに「0円買取」も含まれていたものの、数冊程度。なので実質「値段が付かない ≒ 買取不可」と見て良さそう。)

残りは価格が設定されたものの、見積総額は高くても1万円前後。場合によっては2000円前後の見積になってしまう事さえある。
しかも表紙焼けなど状態の悪い品もあるので、手数料差し引くと、数千円程度という事もある。

ちなみに駿河屋の場合、一定の買取基準以下の場合、送料が自己負担になる。
自分の場合はそれを見越して、送料が自己負担にならない程度の品を追加(「あんしん買取」扱い)し、箱を満載にして送付している。

このような一連の仕分け→入力→発送作業という手間を考えると、正直さすがに「労力に見合う利益」とは言えないレベルで、利益は低い。

しかも見積の結果、「買取不可」となった品は、発送物から除外する必要がある。
この仕分け作業も手間となる。

ちなみに買取不可品を一緒に送ってしまうと、不可品が返送(返送料は買取額から減額)されたり、最悪の場合、買取拒否(取り引き中止)として全品送り返される可能性もあるので、注意が必要。

最後に

おそらく同人誌買取としては、かなり守備範囲の広い、日本国内唯一の企業だと思う。
ただし1箱あたり 1,500 円以上の買取にならない場合は、送料を請求される可能性がある。
しかも買取金額の振込手数料も考えると、およそ3,000円以下の見積金額では採算割れの可能性すら出てくる。
労力を払って通信買取するどうかは、かなり悩ましいところ。

でも現状ここまで買取金額が判らない状態で「かんたん買取」を依頼するのは、それはそれでリスキー。

それでもこの記事の内容に懐疑的に思うのであれば、実際に各自1箱分の同人誌を見積もり依頼してみて、その労力を以て判断してみるのが良いかと思う。

ちなみに送料をケチる手段として、見積もりだけネットで行い、買取は池袋や秋葉原の買取センターに持ち込む「020買取」というサービスもある。
これも選択肢ではあるが、それはそれで交通費や労力・時間も要するので、悩ましいところ。

以上、このように(前回の記事にも記載したが)時間があって、気長に取引ができるような酔狂な人でないと、通信買取には向かない。
そうでない方は、リサイクルや一般ごみとして手放すのが、一番よいのではないかと思う次第。

実際に「不要になったら、古書として流通させずに、リサイクルに出してください」と公言されている作家さんもいらっしゃいます。

【2024/11/01追記】
以前からかも知れませんが、駿河屋の Web ページについて、夕方頃から繋がりにくくなる状況が頻発していますね。
以前は週末とかに発生していたのですが、最近は平日の夕方、割と発生してるような。

特にマイページ内の履歴画面や商品カート、商品検索時、商品詳細画面の遷移時など、ECサイト特有の画面にて、固まったり、急にメンテナンス画面に差し替わったりします。

システム上の問題なのか、アクセス過多が問題なのかは判りませんが、障害が発生したら、その時間帯から数時間は不安定な状態になってしまうのが、困ったところ。
利用者としては、待つしかありません。

駿河屋通信買取のポイント

追補記事として「駿河屋通信買取のポイント(2024年現在の追補・訂正)」を追加しました。

一部誤解している点あるかも。。。

駿河屋の通信買取の場合、「あんしん買取」の場合は3千円以上の買取、「かんたん買取」の場合は商品点数が30点以上であれば送料無料。
ただし、いくつか守るべきルールがある。

「ゆうパック」の「着払い」で送る

ヤマトや佐川急便など「ゆうパック」以外で送付した場合、送料無料にはならない。

また、元払い(発送人が送料を支払った状態)で発送しても、送料の買取時精算はしてくれない。

100サイズ以上で送る

「あんしん買取」かつ3千円買取がほぼ確実な場合であれば、100サイズ以下で送付しても問題はない。

必ず「1箱あたり3千円を余裕で超える額」を目安に送ること。

よく誤解されがちだが、「あんしん買取」の場合は「3千円以上の見積であれば、すべて送料無料になる」わけでではない。
品物の状態によっては買取額が「減額」されることだって十分にあり得る。
そして最終的に買取額が3千円に満たない場合になってしまった場合、送料が買取額から「天引き」されるおそれがある。

さらに「送付の際に適当な箱がなかったから」などの理由で複数口で送ってしまった場合にも、買取額が「1箱あたり1,500円」に満たない場合は、逆に送料が請求されてしまうので、注意。

大量の物品を送るときは注意

種類によっては、1回あたりの買取数を制限している場合がある。
よく確認すること。

個人的な心構え

気長にやる

「査定が遅い」「連絡がない」とかいうツイートなどをたまに見かけるが、こう言った短気または文句の多い方々には、心身によろしくないので、通信買取はお勧めしない。

買取依頼する品物の種類の量、繁忙期(コミケなどの大規模同人誌即売会の開催日前後)などにおける買取依頼の場合、見積提示が遅れたり、買取依頼(送付)してから、査定・買取額確定までに時間がかかることは、よくある話。
自分の場合、見積り依頼⇒買取完了まで最大1ヶ月近くかかった事もある。

個人的には通信買取は「忘れてても別にいいや」ぐらいの気長な感覚でやるのをお勧めする。

あまり高額買取に拘らない

中古買取全般で言える事だが、「自分の感覚よりも65%ぐらい低い査定になる」と思っていたほうが、心のストレスになりにくいかと。

実際のところ、ニッチ。希少な品物であれば買い取り価格は高くなるが、駿河屋で取り扱っているマンガ・アニメ・ゲーム・同人という分野は、たとえニッチな品物であっても、需給が成り立たないような品物については、二束三文の買取になる。

それ以外にも、流通量が多いもの(たとえば同人の場合、大手サークルなど発行部数が多い作品など)や、紙製品の多い分野なので、品物の状態(劣化具合)など、場合によっては買取価格が付かないこともある。

基本的に中古買取に利益性は、ほぼ皆無

中には利益をあげるような「プロ」も確かにいると思うが、そういう特殊な人達の事を考えるのは時間の無駄。
あくまで「不要品を上手に処分する」程度で考えるのが良いかと思う。

買取ルールは絶対に守る

これは鉄則

たとえば駿河屋で買取していない一般の生活雑貨や衣料品は送らないとか、買取依頼の書類は適切に準備する、適切な整理・荷造りを行う、などといった決まり事は必ず守るべき。
相手との商取引の効率を重視・尊重する点からも最も重要。

これは一般的な商取引でもそうなのだが、客は店よりも立場は上ではない。この点をはき違えている人は、商取引だけでなく、人とのコミュニケーションの在り方など、基本的な部分から考えを改めるべき。

あとこれもよく誤解されているが、買取を依頼するのは「個人」であるのに対し、買取店は会社であり「組織」である。
「個人」は小回りが効くし自由度は高いけど、会社や企業という「組織」は、ルールに則って運営されているものなので、個人に比べて自由度は低いもの。
よく自身の都合とか、自分が有利だったり、自分の効率を優先する形で物事を進める方がいるが、これらは往々にして迷惑なことが多い。相手の都合に配慮して取引をすることが必要。

まぁ「心象」だけでビジネスは成立してはいないけど、「心象」はビジネス上において重要なポイント。

「店頭買取」「通信買取」どちらを選ぶ?

正直なところ、何とも言えない。
なので以下は、あくまで個人の推測。

商業作品の場合であれば、買取相場をオンラインで確認することも可能だと思う。ところが同人作品のように、バーコードや商品コードのないような物品の場合、いちいちオンラインでは査定していないのではないかと思う。

そうなってくると、店頭の買取担当者の「目利き」に一存することになってくる。
別に店頭買取担当者の「目利き」を疑っているわけではないが、担当者だって人間である。個人差として習熟度や得意不得意はあるはず。

これは、おそらく通信買取でも同様の状況が生じているとは思う。
ただし通信買取の場合、「目効き」のスタッフが複数人いる場所での査定を行っているはず。
その場合、たとえ習熟度が低かったり、不得意分野のスタッフが査定にあたっていても、熟練・得意分野のスタッフに確認しやすいと思うのは、邪推だろうか。

確かに送料の問題はあるが、その点を考えると、通信買取のほうが高額になる可能性は高いかと。

自分なりのベストプラクティス

「あんしん買取」に「かんたん買取」を追加して通信買取する

駿河屋には「あんしん買取」という買取額の事前見積するシステムがある。
これは買取を依頼する側(つまり我々自身)が、駿河屋の買取Webを使って検索し、買取依頼する品物の査定額を調べてから、その内容に沿って送るというもの。
(ただしこの時点での査定額、あくまで買取予定額。実際の買取額は、品物を送付して状態を査定してから決定となる。状態が悪いなどの理由で実際の買取額が減額されることはある
これを使えば、買取最低額はクリアできるし、現実の買取相場も把握できる。
(幻想を抱かずに済むという意味も、多分にある。)。

その点を利用して「あんしん買取」でおよそ1万円分の品物を準備。残りは「追加分」として、それ以外の品物と一緒に箱詰めして送っている。

しかしながら「同人作品」などをはじめとして、品物にJANコードや商品型番などが付属していない品物もある。
それに「そもそも検索するという『手間』」も含め、買取検索の利用には「限界」がある。
なので、自分の場合は、1回の発送(1箱分)あたり5千~1万円前後を目処に「あんしん買取」の品物を設定している

「あんしん買取」には「追加分」として「かんたん買取」依頼品を同梱することが可能

個人的には、上記「あんしん買取」の買取金額を目処に買取を依頼。
実際に送付する際には「かんたん買取」の「追加分」を含めて大きめなダンボール箱に同梱して、発送している。

通常「かんたん買取」のみで発送した場合、30点以上の買取であることと、買取金額が1,500円未満だと、送料が請求されてしまう恐れがある。
しかも「かんたん買取」は、事前に買取金額が判らないからので、発送時点で送料がかかるかどうかも不明。

これを回避するため「あんしん買取」で送料無料となる3千円をクリアし、そこに「かんたん買取」分を追加することで、なるべく多くの品を一度に発送できるようにしているというからくり。

若干面倒なように見えるが、同人グッズなどをはじめとする買取価格を検索しても見つからないような品物については、この「追加分」として同梱することで手間を省略し、なるべく多くの品物を一度に送って買取を依頼することができる。

ちなみに「買取検索」でヒットしないものは、個別に問い合わせて買取金額を確認することができる。
だが、同人グッズのような品物を個々に問い合わせて金額を確認することは現実的ではないし、往々にして「現物確認しないと査定できない」「0円買取」と言われるのがオチなので、手間を考えると、とっとと送ってしまうのが良いと思う。

箱は最大100サイズ超ぐらい、重量 20kg 前後を目標

若干大きめではあるが、容積や箱の運搬などを踏まえると、これ位のサイズが最も現実的ではないかと思っている。
自分の場合、近所の小さな郵便局に持ち込んで発送しているのだが、窓口や保管場所が大きくないし、ほぼ女性職員で占めるため、検量などで手持ち可能な限界として、このサイズ・重量に配慮して送っている。

発送物によっては、このサイズ・重量にならない場合もある。あくまで目安。

ゆうパックは30kgまで遅れるのだが、20kg超えると、いよいよ1人では持ち運べなくなってくる。それぐらいの重量。

ちなみに小学1年生手前の平均体重が20kg。成長面において「だっこ」の限界ライン。
(20kgだって結構な重さがあるし、個人差によって持ち上げられないとは思うが。。。)

同じ品物は送らない

単なる「記憶違い」や、同人の場合は「共同購入などのミス」によって、品物をダブって購入所持している場合がある。
この場合、同じ品物を送らないように配慮すること。

複数個の同一品を買取依頼した場合、店からしてみれば「不良在庫」に繋がるリスクが生じる可能性だってあるわけで。
その点から買取金額が下がったり、場合によっては買取不可となる可能性もあるので注意。

「あんしん買取」の見積依頼は月金土日曜日に出す、祝日にも注意

見積依頼を出してから見積金額が表示されるまで、概ね2日~4日ほどかかる。

あくまで経験からの「およそ日数」。
買取窓口が繁忙なタイミングによっては、それ以上かかることもある。

あとこれが大事なのですが、見積金額が提示されてからは5日以内に荷物を必着させないと、見積金額での買取が保証されなくなる。
しかも最終的に提示される買取金額も、個々の買取金額ではなく、総額表示のみになってしまう場合あり。

この辺を加味すると、火水木曜日あたりに見積依頼した場合、回答が週末に掛かってくる可能性が生じる。
そうなると郵便局が休業日のため月曜日まで発送を待つ必要が出てくる。
結果、その影響により「5日以内の必着」に遅延するリスクが発生する。

なので、この曜日のタイミングにも十分注意すること。
同じ理由で年末年始やゴールデンウイークなどのタイミングにも十分注意。(自分は連休に見積依頼することは避けている)

でも、たとえ5日以内の必着から遅れたからと言って、経験上「1日程度」であれば、総額表示の買取にはなってしまうものの、ほぼ買取金額に近い金額での買取になると思う。
(こんな「つまらない事」で客と揉める気は、店にはない思う。。。)

ただし、相場が日々変化するような品物、例えばコミケ直後の同人誌や、入手困難な最新ゲーム機器など、「転売ヤー」の餌食になりそうな品物の買取の場合は別の話。
タイミングに左右される品物の買取において遅延して、買取価格が安くなってしまうのは、買取を依頼する側の自己責任。

Office 2010 の偽物

はい。通販でやられましたよ。

インストールして確認したところ、認証画面の製品名がなぜか「MicroSoft Office Professional Plus 2010」(Sが大文字)になってますね。

ちなみに「Microsoft Office Professional Plus 2010」は本来、ボリュームライセンスとしてのみ販売されていて、パッケージ製品としては販売されてません。

そもそもパッケージとCD表面には「Microsoft Office Professional Plus 2010」と書いてあるのに、インストールしたら「MicroSoft Office Professional Plus 2010」というのも変です。内容が偽っております。

しかもメディアやパッケージの作りが粗悪すぎます。

ちなみに店舗で購入する場合、パッケージを確認できるので、そこで真贋はある判断できますが、通販はそれができません。
今回はそれが仇になりました。

正規品じゃないとどうなるか

詳細の確認まではしていませんが、おそらく「MicroSoft Office Professional Plus 2010」のボリュームライセンスを付与し、パッケージやメディアを本物に似せて作成された「不正品」である可能性が非常に高いです。
ちなみにボリュームライセンスをこのような形で販売することは、マイクロソフトが認めてないはずです。

そのため、これら製品でインストールを試みた場合、かなりの確率でインストールおよびライセンス認証が正しく終了しません。
たとえ、なんとかインストールが最後まで終了し、ソフトが起動でき表向きは正しく動作しているように見えたとしても、サポートやアップデート、バージョンアップなど、将来に受けることができる特典が受けられない恐れがあります。

不正なライセンスを利用している場合、Microsoft 側からの対策によってライセンスが取り消され、途中で急に利用できなる可能性だってあります。

まずは店にクレーム

とりあえず通販の店にもクレームを入れる。
まぁ、ソフトの購入は交換できない旨のメッセージが表示されて、それを了承して購入しているのだから、交換とかは元々期待していない。

ちなみに購入した店は、通販では有名な店で、価格.com の製品別価格ランキングでもよく上位に上がってくる店です。
まぁ、ご多分に漏れず、大手流通経由で販売している店なので、場合によっては「出所不明」な品も混入することはあるでしょうが、実態はわかりません。

まぁ個人的には10年以上やってる店だから、安全だろうと信用していたのが油断した。

やっぱソフトは、店舗とかで、ちゃんと確認して購入しないとだめですなぁ。

Microsoft にも通報

これがまた面倒。
まず Microsoft のサイトで偽造品の報告するサイトがわからない。
「海賊版」「不正品」でサイト内検索をしても引っかからない。試行錯誤の末「偽造品」でようやく発見。
フォームウィザードに沿って内容を入力して、報告を送信。

そしたらメールが返ってきて、以下の回答。

交換するから香港の Microsoft に郵送しろ

…おい!!
本当に偽造品対策する気あるのか?
ソフト香港に送らないと、交換してもらえないの!?

マジかよ。。。

そんなの馬鹿馬鹿しいので、今度は Contuct Us 経由で、本当に香港に送らなくてはならないのか、国内の問い合せに捩じ込むことに。

結局

販売元から電話があり、無償回収するとの事。
費用も全額返金になりました。

まぁ現時点では、すでに Microsoft に問い合わせているので、そちらにもその旨を報告をしなくてはならない。

面倒ではあるが、返金してもらえるのであれば、消費者としてはとりあえずそれでOKっという事で。

それにしても、企業ライセンスを切り売りして販売って、随分「卑しい商売だなぁ」と、つくづく思うかぎり。

以下参考

マイクロソフト社の資料

真贋のポイント

今回の場合、パッケージおよびインストールメディアの品質が著しく低いため、不正品と判断しました。

  • パッケージ内容の誤植が非常に多い。
  • パッケージ印刷の品質が非常に低い。(ピントが合っていない、色ズレが激しい、モアレが大きい)
  • インストールメディアの印刷品質が悪い(文字が切れている、字間が揃ってない。ピントが合っていない、等)

年収500万にするには

ちょっと下世話な話ですみません。

同人誌の委託通販専門の書店を考えたとして、ちょっと計算してみたくなったので、やってみた。

自営業で年収 500 万にするには、設備投資とか維持を考えて年間 1000 万は売り上げないと駄目と考えて計算。

設備維持費で200万なんて数字は、本来あり得ないんですが。
まぁ単純計算したいので、200万以上の維持費がかかった場合、年収で相殺と考えてみましょう。

1000 万 ÷ 12 ヶ月 = 1ヶ月あたり、およそ 83 万円(3,333)

単純計算で、これぐらい稼ぐ必要がある。
さらに1ヶ月 83 万稼ぐには、1ヶ月の終業日数 20 日と考えて、

約 83 万÷ 20 日 = 1日あたり、およそ4万2千円

稼ぐ必要があるということになります。

ここで、本の利益を考えてみる。
1冊あたり 150 円くらいの利益が得られるとして、

およそ4万2千円 ÷ 150 円 = 1営業日あたり約 277 冊

売り上げなくてはならない、という計算結果になりました。

これはつまり

約 277 冊 × 20 日 × 12 ヶ月 = 年間およそ66,666 冊

売り上げないと駄目。
単純に考えると、約 300 冊を1年で売れるサークルの同人誌を

20日 × 12 ヶ月 = 240アイテム

集めないと駄目という事。

これでサークルの当たりをつけてみる。

サークルからしてみれば、即売会で売るののと何店か委託を出す事のが普通。という事は 300 冊売れる同人誌は、ざっと 1500 冊は刷っているというあたりが妥当かな。それで仮定してみる。

つまり、1種類あたりの総刷り部数 1500 冊、そのうち 300 冊の委託を引き受けて、しかも1年で売り抜ける位の人気サークルじゃないと駄目なわけ。。。

1サークルあたり年間3アイテム委託を受けられるのであれば、最低でも約 80 サークルは集める必要がある。
しかも、事業を進める限り永遠に必要なわけで。。。
そんなのはおそらく無理なので、実際には数百サークル集めなくてはならないという事。

かーなーりー荒い考え方なのですが、オンライン本屋だけ、しかも本の収益だけで食っていくのは、結構大変なことが判るかと。
ちなみに1種類あたりの総刷り部数 1500 冊の同人誌を1年で売り切れるサークル、しかもそれを年3回も出しているサークルって、日本全国に 1000 サークルもあるのかなぁ。

ちなみに、人件費。
バイト君を雇ったとして、1人あたり月5万なら、

5万 × 12 ヶ月 = 60万

が必要。そのぶん、さらに本を売り上げなくてはならなくなる。

ちなみに 500 万っていう年収。
月給 12 ヶ月+ボーナス3ヶ月の 15 ヶ月で割ってみると、

500 万 ÷ 15 ヶ月 = 1ヶ月の給料、およそ 33 万円

さらにここから税金やなんやらで控除されると、手取りは25万位…か? 少な。

うーん、どんなもんでしょ?

ここまで頭を巡らせてみて、個人的には「割に合わない」という判断。
まぁ、経費をできるかぎり縮減したり、同人書店は一般的に利益を上乗せするため、この計算が正しいとは思ってませんが、脳内シミュレーションとして、そんなに間違ってはいないとは思うし、割とシビアなのは変わらないと思います。

まぁこのビジネスに「生きがい」を感じられる方もおり、その人にはプライスレスな部分もあると思いますので、あくまで個人的な見解ということで。