コミックマーケット代表、逝去

私自身、若輩者ではありますので、世代や立場も離れてますし、直接にはそれほど面識があったわけではありませんが、言わずと知れたコミケットの代表であり、同人誌即売会というもの代表的存在である米澤さんの、あまりに早すぎる死には、ただ衝撃を受けるばかりであります。

ここ近年、岩田さんの訃報など、同人誌即売会で馴染みの方々の訃報をよく耳にします。当然ではありますが、とても残念です。

私自身、米澤さんには、年に一言~二言程度しか会話や挨拶をする程度の関係なので、米澤さんがどのような心境や状況下でおられたのかは、もちろん知る由もありません。
ただ、それであっても、人との繋がりや同人誌即売会という世界を支える者の一人として、米澤さんとのたった年に一言~二言程度の会話や挨拶は、それだけでも安心であり満足なのです。それもできなくなるわけです。

そして、個人的には米澤さんの健康も気にしておりました。ご存知の通りヘビースモーカーであり、あまり健康的な生活を送ってはいなかったと思います。
その点を心配していたのは、多分私だけではないと思います。

自らの好きな事に対して徹底的に執着し、探求し、それを世に広めるというのは、とても幸せなことだと思います。
でも、命を短くしてまでの人生というのは、はたして幸せだったのでしょうか。それも今となっては、判りません。

「自分の人生は自分で決める」というのは、至極理想的なことであるとは思いますが、自ら縮めるような事はしてほしくありません。
私自身もそんなに健康的な人生を送っているとは思えませんが、1回きりの自分の貴重な人生、できるかぎり大切にしたいと思っています。

そして、同人誌即売会という新たな文化、表現の「場」を切り開き、築いてくれた米澤さんへ、大きな感謝と、心からご冥福をお祈りいたします。


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