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エアコン

熱交換器内蔵型のポータブルクーラーは、風向き・騒音・排水・猛暑時に課題あり。

この記事は、2023年購入時の製品「アイリスオーヤマ ポータブルクーラー 4.5~7畳 airwill IPA-2223G」を元にした記事です。

こちらの品、市場在庫のみで既に終売されているようですが、アイリスオーヤマの室内型クーラーは、年毎に機能改善された後継モデルが販売されていることがあり、型番や形状から、後継であることが類推できたりもします。

そのため、後継機にも同様の問題があることが予想できるため、その点を読み取って貰えればと思い、記事にしています。

仕事部屋が納戸に移転した関係で、ポータブルクーラーを購入した。ポータブルクーラーを選択した理由は、以下の5点。

  • 我が家は賃貸契約の関係、家に穴を空けることができない。
  • PC機材&長時間作業するため「氷で冷やす」タイプは、性能麺や氷を都度追加する煩雑さを考えると、選択不可。
  • ルーバー窓がある。
  • 熱交換器型の乾燥機を所有しており、熱交換器の性能を知っている。ちゃんと、よく冷えることが期待できる。
  • 冬はエアコン不要。PCの廃熱&机下のパネルヒーターで十分イケる。

ちなみに築年数を考えると、家主と交渉して、室外機用の配管穴を開け(勿論ちゃんとしたダクト穴に加工する前提)、普通のエアコンを取り付けても良かったのかもと思ったが、家主との交渉や電源の増設とか、色々と面倒なのでやめた。

だが、それがベストだったことに今さら気付いてしまった。
なのでこのポータブルクーラーが壊れたら、ダイキンのエアコンを設置しようかと、今は思ってる。

性能面では、ほぼ問題ない

機器本体は、社長とタレント(高齢)がテレビで紹介する、某○グループとか、通販会社などでよく採り上げられている「氷を利用した簡易的な熱交換」ではなく、エアコンと同じ構造の「熱交換器」内蔵。
室内に複数のデスクトップPCがあるとはいえ、4畳弱の納戸であれば、エアコンとしての機能は問題なく発揮している。問題なく寒いぐらいに室内を冷やすこと自体は可能。

では何が問題か?

問題点1:風向きの問題

まぁこれは、この機器独特の問題なのかも知れないが、実はこの機器、室内吸気は機器正面から見て左側の側面部にメッシュ状の穴が空いていて、そこから吸気している。

しかも冷排気は正面上部のように見えるが、実際は「正面および左側に冷風が向く」ようなセッティングになっている。

ちなみに正面にあるルーバーは、水平〜上方向にしか向かない。
そして、その中(奥)には横向きのルーバーがあるのだが、そちらは左側固定となっている。

我が家の納戸の場合、窓や機器設置場所の位置関係で正面右側に執務席や機材があり、左側は壁なので、その壁を常に冷やしている感じ。

ポータブルクーラーそのものを横向きに設置する事も勿論考えたが、機器後ろ側にある廃熱ダクトが長くなる・ルーバー窓を全体的に塞ぐ形の設置になってしまうなど、デッドスペースがかなり大きくなるため、不採用。

これだと流石に室内の冷熱循環がとても悪いし、電気代も勿体ないので、別途サーキュレータを設置して効率アップ。

問題点2:廃熱ダクトの取り回し

窓に廃熱ダクトを設置する必要があるのだが、このダクトが直径15センチほどあり、狭い部屋では、これが意外と邪魔になる。

当方の納戸は、腰高の位置にルーバー窓があるため、ポータブルクーラーを床面に設置した場合、廃熱ダクトの長さは1メートル以上にもなる。

そしてこの廃熱ダクト、文字通り「廃熱」するため、ダクト自体も熱くなり、それが「熱源」にもなってしまう。

そのため我が家の場合、ルーバー窓の前に机を設置し、その上にポータブルクーラーを設置。廃熱ダクトが極力短くなるように工夫している。

もちろん机上にポータブルクーラーを設置することによって、床面設置よりも不安定になることから、転倒防止用のチェーンなどの配慮もした。

問題点3:排水

熱交換式クーラーは、構造的に排水(ドレン水)の問題がどうしても発生してしまう。

この「極太ダクトを接続するような一体型エアコン」の場合、内部に一定量排水を溜める「トレイ」があって、そこに廃熱をあてて、発生した水蒸気を極太ダクトから廃熱とともに出すという構造にはなってはいるのだが、正直「焼け石に水」の構造ではある。

湿度が高い日本で、このような構造はほとんど役に立たず、ダクトからの水蒸気排水の処理よりもドレン水の流入が上回る。
そのため、あっと言う間にトレイの排水が満タンになって、安全装置により停止してしまう。

そのため「常時排水」の手段が必要になり、機能的にも排水が可能な構造にはなっているのだが、これが意外と面倒。
取扱説明書には排水口に付属のホースを繋いでバケツなどで受けて排水しろとは書いてあるの、排水口は(中栓はあるものの)ネジ式のキャップで留めてあるだけで、止水栓などが装備されているわけではない。
そのためキャップを外してホースを繋ぐまでの間、雑巾を床下に敷くなど上手く工夫しないと、床面が水浸しになってしまう。

かと言って常時バケツに水を溜める方式にしても良いのだけれども、バケツに溜まる水も意外と半端ないため、適度にバケツの水を捨てなくてはならないのも、かなり面倒。

そのため、ここにも工夫が必要で、我が家の場合は排水ダクト近くのルーバー窓から排水することにした。
ちなみに我が家のルーバー窓には、内窓構造の「網戸」があるため、網に穴を開ける必要が生じたが、「排水の手間を考えると、致し方なし」という事で、穴開け。。

ルーバー窓(というか窓枠下部のフレームやレール部分)をよく見ると、「穴」や「切り欠き」が施されている。これは結露など、万が一フレームに水が溜まらないようにするための構造で、我が家の場合はこれを利用して、排水する形にした。

ただし、この「穴」や「切り欠き」は、あくまで「窓枠としての機能」であり、ドレン水用の設備ではない。そのため、構造などについては十分注意と確認が必要だし、あくまで自己責任という事で。

特に排水されたドレン水が適切に屋外まで排水されているかは、ちゃんと確認した方がよい。
建物の施工不良や経年劣化などで外壁の内側に排水してしまう可能性は、十分あり得るの話。

問題点4:騒音

これも熱交換式のエアコンの構造上、仕方ないのだが、結構うるさい。
通常のエアコンだと「室外機」が騒音源と主たる部分ではあるので、室内はそこまで騒音とはならない。
しかし一体型の場合、当然ながら構造上「室内機+室外機」となってしまうので、騒音源が室内に入り込んでしまう。

まぁ、本機の推奨されているような大きめの部屋の端っこ設置し、その対面端で生活するような空間であれば問題ないのかも知れないけれど、我が家の納戸は当然そのような広さでも、レイアウトでもないので、この騒音と共存するしかない。

とはいえそのままだと耳がやられてしまう可能性もあるため、自分はヘッドホンをして納戸で作業をしている。

問題点5:共振? ひずみ音?

しかももう一つ別の問題として、機器本体の機械的な振動が、機器の外装を共振させ、それが新たなノイズになっていることが判明。
指で外装を押さえてみるとノイズは収まるものの、指を離すとノイズ発生。

我が家の場合、(見た目はかなり不格好ではあるものの)5センチ厚の化学繊維でできた防音シートを吸排気する部位を避けた状態で、ベルトで巻き付ける事で対策した。

これはこの機種独特というか、もしかしたが同じ機種でも固有の問題なのかも知れない。

それにもしかしたら、設置する部位や方法によっては、この事象は起きないのかもしれないのだが、性能上「これが仕様」となると、正直、いただけない。

そんな感じで、家庭用で製造されている熱交換一体型ポータブルエアコンの使用感からの問題点一覧はこんな感じ。

個人的にこのタイプは、工場とか広い場所でのスポットクーラーとして生産されるのが現状メリットが高いと思う。

問題点6:猛暑では能力不足

まぁ通常のエアコンに比べれば、所詮「小型」ではあるので、猛暑日だと、どうしても能力不足は否めない。
木造2階建(断熱もヨワい安普請の建物)の2階、北東側にある4畳弱の納戸部屋なんだけども、天井や隣室押し入れ内、外壁部が暑くなる。

曇った日でも、30℃前後を超えてくると、冷房温度を下げないと効果が出にくくなりはじめる。
そしてガンガンの晴れ日や、昨今の「猛暑日」とされている35℃を超えてくると、明らかに能力不足。しかも建物自体「壁」から直接伝わる熱も相まって、明らかに暑い。

空気の循環を考えてサーキュレータと扇風機を1台ずつ稼働させているので、なんとか作業はできるものの、暑いものは暑い。

まとめ

結論、機能面としては問題ないけど、共存するのは「かなり、人を選ぶ」のではないかと思う。

昨今生活家電というのは「便利になる」「快適になる」ことが前提であっても、今回のような「トレードオフ」になるような問題点がある家電は、万人に正直受け容れられにくいのではないかと思う。
特に今回の場合、少なくとも、「ドレン排水」「極太廃熱ダクト」「騒音」このうち2つは解消されないと、生活家電としてはかなり手間のかかる部類ではないかと。

それほどに今回はポータブルクーラーの欠点を思い知る結果であった。

捕捉:エアコンを選ぶとき

あくまで個人的な意見です。

エアコンを買うときは、今までの経験から、以下の点に気を配ってます。

マルチエアコン(「室内機複数台&室外機1台」のタイプ)は避ける

昨今の省エネ事情やコストパフォーマンスを考えると、室外機1台タイプも考えたりしますが、室外機が故障したり、冷媒ガス漏れが発生した場合、すべてのエアコンが使えなくなります。

とはいえエアコンの故障は「室内機」が圧倒的に多いと思いますので、リスク考慮でしかないのですが、室外機本体と、室内・室外を結ぶ配管系の故障は「一蓮托生」なので、それをどう考えるか次第。

故障は初期不良や、経験・能力不足な業者による施工不良もあるけれど、多そうなのは、室内機故障の場合、「清掃不足」によるものや、高稼働など、おもに「使用者側の知識・配慮不足」が原因の故障が多そう。

対して室外機の故障では、塩害の生じやすい海岸付近での利用や、過酷な気象条件に晒される場所や換気の悪い場所での故障ではないかと。
夜間早朝など、定期的に霧が発生しやすい地域だと、結露も発生しやすくなる。エアコンが効きにくくなったったり、それが原因で故障もする。

ちなみに故障しても、修理はすぐに来てくれません。
たとえ来たとしても、部品交換の必要な故障となると、何週間も待つことになります。

あと、季節の境目とか、パソコンを多用されている家「あるある」なんですが、室外機が1台だと、部屋別で「冷房」「暖房」を併用することができません。

ビルトインエアコンは避ける

メンテナンス性や故障時を考えると、ビルトイン型は、おすすめできない。

お金持ちの皆さんは、景観とかを意識してエアコンを隠したくなる気持ちは判るのですが、故障すると修理代(技術料)が嵩む。
町中の業者では、対応できない場合もあったりするのではないかと。

建物設計の段階からタワマンのような「メンテナンス性にも配慮ビルトインエアコンの設置を考慮した建物」であれば話は別だが、一般的な「戸建て」の場合、無理矢理ビルトインエアコンを設置するような設計や構造になっていることが、結構ある。
そうなってくると、(たとえメーカー推奨の設置基準を満たしていたとしても)設置上のムリが祟って故障に繋がる可能性は否めない。

しかもビルトインエアコンは、本体を室内中央部天井に設置するため、壁面設置型のエアコンに比べ、配管が長くなる。
そのため、通常よりも能力の高い室外機が必要になったりする(=初期コストが高くなる)場合もあるのではないかと。

それにエアコンの普段の清掃・メンテナンスにしても、天井にあるものと、壁面設置型に比べると、明らかに大変さが違う。

高級タワマンとかに住まう人には、関係のない話ではあるかもですが、庶民が背伸びしてビルトインエアコンをチョイスするのは悪手ではないかと思う次第。

多機能型・高機能型は避ける

昨今、エアコンのフィルター掃除を自動でやってくれたり、「ドライにしても温度は下げない」といった、多機能・高機能なエアコンが増えている。

まぁ家電(というか商品)に付加価値を追加されるという流れは、市場原理に即しているとは思うのだけど、当然ながら構造が複雑になるので、故障するリスクも高い。

特にフィルター自動清掃タイプは「一切の清掃・メンテナンスが不要になる」わけでない。商品も高くなるだけなので、普通のエアコンを購入するのが無難。

海外メーカー製は避ける

エアコンは故障時に修理に来てもらう必要性の高い家電なので、そういったアフターフォローが、ほぼ皆無な海外メーカー製の購入は避けるべき。

まぁ販売店が、そういった時の交換を考慮した「延長保証」など販売店独自の保証制度を設けている場合があるけれど、保証制度で解決できるのは「おカネ」のみ。
修理・交換に発生する手続きや手間はかかるし、保証される費用を販売店(保証会社)に請求する手続きや手間も生じる。これがとにかく面倒。
この部分が、とにかく誤解しやすい。

「海外メーカー製すべてが悪い」とは言わないが、国内メーカーにくらべると、品質やアフターフォローなど、信頼性は段違い。

とはいえ、昨今は国内メーカーであっても、海外OEMを日本で組み立てただけのような製品や、ほぼ代理店販売みたいな製品も多いし、海外製造の国内メーカー品もある。
まぁグローバル社会なので、仕方ないのではあるけれど。

今回の小型エアコンは大手メーカーではないけれど、設置型エアコンの場合、我が家は現状、ダイキン一択。

昔はナショナル(現パナソニック)製をおもに使っていたけど、多機能・高機能化路線に舵を切ったうえ、いわゆる「パナソニックのお店」で直せる製品も減ってきて、いわゆる「お付き合い」も疎遠になってきた。

以前のダイキン家庭用エアコンは、室外機の騒音が他社製に比べてあったけど、現在はそんなこともなく。

安定的に単純構造のエアコンを、長寿命(低故障)・高メンテナンス性・アフターフォロー万全に提供してくれるメーカーが好まれるのは、当たり前の話。

同人誌

「個人サークル」とは?

「サークル」というのは、もともと趣味や研究をする人の「集まり」を指すので、「個人サークル」というのは、相反する単語を繋げた、ヘンテコな言葉のような気がする。

この「個人サークル」という言葉。おそらく現代の同人誌(業界?)で生まれた言葉ではないかと思う。
もともと同人誌は、同じ趣味・趣向などを持つ者らがグループを設立したり、大学などのクラブ・同好会などの延長線で、集団からサークル活動が生まれ、それが主な流れとして捉えられたため、そこから「サークル」というものが標準的に使われ始めたのではないかと推測される。

もう一つは、この「サークル名」、好きな名前を付けることができるし、しっくりこなかったり、別の活動をするときは別の名前を付けるなど、商業的な意味を持つ「屋号」よりも、もっと自由度が高い。

そして、もともと同人誌活動は、別にグループではなく、個人でも制作・活動できる。
そう言った過程で「個人サークル」という言葉が誕生したのではないか思われる。

とはいえ、同人誌のサークルにおいて、本来の意味であるところのグループとしての「サークル」だろうが、「個人サークル」であろうが、同人誌の「読み手」としては別に変わらないのではないかと。

ちなみに「同人」という単語も、元々、その名の通り、同じ趣味趣向や志を持っている「グループ」を指すところから生まれた言葉だと思う。

ただ現在における同人誌における「同人」は、グループというか、同じ趣味趣向や志を持っている「人達」という、もっと漠然とした繋がりで指しているのではないかと思う。

選挙

基地問題や戦争問題を中心にしても、選挙には勝てない

各政党が普段から市民に対して、どのような活動と実績を踏んできたかの結果ではあると思う。
政治というのは、市民の支持を得られなければ、得票に繋げられないという、根本的な数の論理。

そんな中で、長年続いている基地問題を持ち出しても、市民生活に直結するような問題、雇用や物価、治安、福祉、医療など、市民生活に直結するような問題に対して、真摯に訴え、向き合ってきたのだろうか?
もしその実績があるのなら、それを前面に打ち出せていなかったのではなかろうか?

個人的に基地や戦争・平和問題に関しては、あまりにもメディア騒がしく、沖縄の日々の記事を見ても、大量に出てくる。
確かに重要な話題ではあるが、社会生活などの実情との乖離・違和感を、市民は感じているのではないか?

結局、そのあたりのバランスを欠いた県政を行ってきた結果ではないかと思う。
先の静岡県知事の件もそうだけど、意固地に拘るべき問題が何処にあるのか、見極めなくてはならない。

同人誌

駿河屋通信買取のポイント(2024年現在の追補・訂正)

たった数年の経過ですが、状況は変わってきました。
補填的な話として、記事を追加します。

こちらの記事は、数年前の記事「駿河屋通信買取のポイント」の補填版です。

必ず駿河屋の買取について、あらかじめホームページを確認し、取引のルールを十分に理解したうえで、この記事をお読みください。

買取事情は刻一刻と変化します。買取方法も含めて変わる可能性があるので、必ず駿河屋のホームページから最新の状況を確認のうえ、自己責任でお取引ねがいます。
当然の話ですが、取引上のトラブルがあったとしても、当方では一切関知しません。

検索するときは「セーフサーチ」機能に気をつけよう

最近、駿河屋の検索機能の「セーフサーチ」が機能強化された。
これはいわゆる「18歳以上ですか?」の Yes/No 選択とは別に、検索画面上にそもそも商品がヒットしてこないレベルの機能強化
つまり、この設定を正しく行わないと、検索そのものがヒットしない品物が出てくる。

この機能、おそらくセッションとかクッキーなどのインターネット・ブラウザにある一般的な仕組みを使っていると思われる。
そのためログインし直したり、駿河屋側の機能修正、セキュリティなど様々な理由によって、セーフサーチが有効に戻ってしまうことがある。
この点、注意が必要。(自分も最初これに気付かなかった)

「あんしん買取」は、色んな意味で「ほぼ絶望的」ではないかと。

実際に手持ちの同人誌・コミックス・ゲームソフトなどを「あんしん買取検索」で調べてみると判るが、買取金額欄は、ほぼ「メールにてお見積」。となる。
直近のものであれば、話は異なってくるのかもしれないが、数年以上前の作品となると、90%以上は「メールにてお見積」。

そしてこれはおそらく、ほぼ「0円買取」もしくは、それに近い「低額査定」と言う事を意味するのではないかと思われる。

こうなってくると、「メールにてお見積」を実際に依頼して買取の見積もり額を確認するしかない。
しかしながら、ダンボール1箱分の同人誌(数百冊)をすべて入力し、その結果が「送料無料+買取時の振込手数料」(概ね3,000円前後)に満たなければ、そもそも通信買取を依頼する意味はない。「選別⇒入力⇒発送」の労力を考えると、尚更。

ちなみに「あんしん買取検索」の商品詳細ページから「この商品の販売ページ」リンクを辿ると、在庫がある場合、その商品の「販売価格」がわかる。
たとえば、そこから「買い取り価格=販売価格の数%〜数十%」と推測するのもアリ。

ただし、たとえ駿河屋で現在販売されている商品であっても、古い商品(およそ数年以上前の商品)については、そもそも「在庫として抱えたくない」という考えもあるはず。

あと「大手サークルの同人誌だから」と言って、買い取ってくれるわけでもない。
結局のところサークルの人気度(列ができるサークルか)は正直あまり関係なくて、古書としての希少性と流通性が高いというバランスのとれた、つまり内容が販売者・購入者両方にとって魅力的な同人誌でないと、買取の値段は付かない。

(もちろん中には、超有名な雑誌に連載を持つようなプロの作家さんがアマチュア当時に出していた作品でもないような同人誌が、半ば伝説的に高額な買い取り価格のものもある。ただ、こういう同人誌は、あくまで例外的。)

それに、たとえイベント直後など一時的に買い取り価格が高騰することはあったとしても、そんなのは一時的だし、そんな目的で持ち込む人は、この世の中、たくさん居ると考えた方がいい。それに店舗側も、そんな目的で大量に持ち込まれてくる同人誌が、それこそ「全部売れるとは限らない」わけで。そんなリスクを考えて、在庫見合いでの査定になるのは明らか。

そんな様々な理由で、現時点で在庫のない商品であっても、販売価値の低い商品については「0円買取」「買取不可」となる可能性が高いと考えた方が良いという事になる。

(あと、ずいぶん前に買い取った商品が、いまだ数百円で販売されている可能性もあり、その場合、それらは「売れ残っている」と推測することもできる。)
そのような状況の商品を買い取ってくれる可能性は、ほぼ皆無ではないかと。

「重量ゆうパック」は不可

駿河屋が通信買取等で指定して配送業者である「ゆうパック」は、最大 30kg まで送れるが、うち 25kg を超える場合は「重量ゆうパック」というオプションサービスとなり、料金が一律 500 円以上の追加となる。
駿河屋は基本的に、この「重量ゆうパック」には対応していないため、注意が必要。

ちなみに、100 サイズのダンボール箱に同人誌をギッシリ詰め込んだ場合、かなりの重量になる。25kg はおろか、30kg を超える可能性もあるので、これにも注意。

B5 サイズの同人誌 100 冊の重さを参考に量ってみたのですが、およそ 10kg 前後と見てよいかと。

そして 100 サイズのダンボールを満載にすると、200 冊以上の同人誌が入るため、重量ゆうパックの重量すら超えてしまう可能性あり。
(そもそも 20kg を超えるてくると、運搬もかなり大変。手持ちは無理かと。)

「100冊≒10kg」は、あくまで自身が所有していた同人誌からの重量ではあるが、よほど厚めの同人誌が大量に含まれていない、一般的なページ数の同人誌であれば、そこまで個人差はないかと。

重さの体感したい方は、スーパーで 5kg の米を買ってください。4袋で20kg。

これとは別に、300 冊以上の本については発送前に連絡が必要で、いきなり大量に送ると、受取を拒否される可能性もある。
「あんしん買取」の場合は、見積もり時点で駿河屋も判るけど、「かんたん買取」でいきなり300冊以上は送らない事。

取引日数はかなり長い

取引開始から入金(買取終了)まで2〜3週間との案内が掲出されているが、個人的には1ヶ月弱は見た方がよいと思っている。
特に動作確認の必要な機器類や、「状態難」「セット品不足」など査定に手間取る商品が含まれている場合、それだけで遅くなる要素になる。

そもそも同人誌の買取は、値下り傾向。買取の労力が見合わない。

同人誌の話になるが、もともとコアな分野の発行物なのと、オタク文化の認知によって大きく裾野は広がったものの、昨今の趣味嗜好の変化、買取可能な同人誌古書店舗の減少、同人誌即売会という紙媒体のムーブメントの縮小によって、全体的に販売価格は下落傾向にある。

もちろん一部には高額な同人誌もあるが、商業誌のような市場流通品と異なり、古書としての査定はとても専門性が必要で難しい。
しかも大量発行・経年・ジャンルの流行変化などにより、価格の付けられないレベルの同人誌が大量にある。

このような状況を考えると、古い同人誌の売却で「思わぬ利益を出す」というのは、あまり現実的ではない。

駿河屋の編み出した「あんしん買取」は、買取店側の労力を緩和する素晴らしいシステムだ。ただし逆を考えると、買取を依頼する側としてみれば、こちらであらかじめ検索によって作業する必要が生じる。

今回試しに100サイズのダンボール1箱分、およそ200冊強の同人誌を「あんしん買取」のためにパソコンで検索、入力⇒査定依頼してみたものの、それだけで6時間程かかった。
しかもこれは、あらかじめ事前に、ある程度サークル別に整理した状態の200冊超の同人誌の買取査定依頼でかかった時間。

実際に、これら同人誌(概ね2000〜2015年頃の男性成人向け中心)を「あんしん買取」で見積依頼してみたものの、およそ半分は「買取不可」となった。
(ちなみに「0円買取」も含まれていたものの、数冊程度。なので実質「値段が付かない ≒ 買取不可」と見て良さそう。)

残りは価格が設定されたものの、見積総額1万円前後。ただし、表紙焼けなどで状態の悪い品もあるので、手数料差し引きで、最終的には6000円あまり。

このような一連の仕分け→入力→発送作業という手間を考えると、正直さすがに「労力に見合う利益」とは言えないレベルで、利益は低い。

最後に

おそらく同人誌買取としては、かなり守備範囲の広い、日本国内唯一の企業だとは思う。ただし1箱あたり 1,500 円以上の買取にならない場合は、送料を請求される可能性がある。
しかも買取金額の振込手数料も考えると、およそ3,000円以下の見積金額では採算割れの可能性すら出てくる。
労力を払って通信買取するどうかは、かなり悩ましいところ。

でも現状ここまで買取金額が判らない状態で「かんたん買取」を依頼するのは、それはそれでリスキー。

それでもこの記事の内容に懐疑的に思うのであれば、実際に各自1箱分の同人誌を見積もり依頼してみて、その労力を以て判断してみるのが良いかと思う。

ちなみに送料をケチる手段として、見積もりだけネットで行い、買取は池袋や秋葉原の買取センターに持ち込む「020買取」というサービスもある。
これも選択肢ではあるが、それはそれで交通費や労力・時間も要するので、悩ましいところ。

以上、このように(前回の記事にも記載したが)時間があって、気長に取引ができるような酔狂な人でないと、通信買取には向かない。
そうでない方は、リサイクルや一般ごみとして手放すのが、一番よいのではないかと思う次第。

実際に「不要になったら、古書として流通させずに、リサイクルに出してください」と公言されている作家さんもいらっしゃいます。

民主的ではない国での取引

気になるのは、この中にある中国への進出事情に関する部分。
自分も海外と表面的な取引しかしないのは、コレでして。あまりにもリスクが高すぎる。
当事者(国)は認めることはない話ではありますが、他人の腹の中は見えませんし。

さらに一番コワいのは、法律や制度として決まってないところが大きい点。
アメリカみたいに連邦と州の間における法令や制度の矛盾とかなら、まだ理解できるのですが、中国のような国々だと、そもそも法令や制度からはどうしても読み取れない「何か」があって、そのリスクが読みきれない。だって「当局のさじ加減」でなんだってできるわけで。
そもそも提出した書類ですら「そんな物は届いていない」と言われれば、それで終わりになってしまうんですから。

そんな「当局」のある国で経済活動なんて、リスクが大きすぎる。記事にもある通り、まさにジャックポットとまでは言わないけれど、博打のような酔狂を受け容れないとできない。

まぁ自分はチキンヤローなので、そんな取引はできませんがー(棒

検閲と規制は違うし、秩序は必要

大陸の国ではインターネット検閲をはじめとする様々な国家介入は「公然の秘密」「なかった事」として行われているようだが、以前の記事では「明日は我が身」的と捉えられるような記事があった。

勿論、事実を歪曲したり、消去するするような国家介入は、たとえそれが国家の威信に繋がることであったとしても、覇権主義であり、論の外。
そのような事は絶対あってはならないのですが、かと言って、背景を含めた、ありのままの事実を伝えなかったり、勝手な解釈を誘導するような、リテラシーの低い情報を流布することは、こと実社会とインターネットが綿密になってしまった現在、その影響を考えると、もはや野放図なままにしておく必要はないと思う。

特に実在はおろか、権利物に対して誹謗中傷や毀損する行為は、絶対に許されるべき事ではない。
ましてやそれを「表現の自由」と称して行う行為は、「表現の自由」という事柄そのものに対して泥を塗る行為であり、軽蔑されるべき行為だと私は思っている。

インターネットは、匿名性によって自由意志や表現に対して大きな利益をもたらしたが、実体・実社会に於いては不利益ももたらした感もある。
担保のバランスを取ることによって、社会や個人の意識・リテラシーの回復することを個人的には望む。

辰年

気付けばもう2月も終盤

今年もよろしくお願いします。

というか、ブログというコンテンツスタイルもオワコンなんでしょうかね。
「書くマインド」がまったく向かないし、存在を忘れてしまうレベル。
そんな感じで、今まで放置していた言い訳をゴニョゴニョ。

自分もネット利用の環境がかなり変化してきました。
今年の抱負(というか年間タスク?)も兼ねて、書き残し。

Redmine よ、今までありがとう

仕事柄、Redmine でタスク管理とか工程全体を俯瞰できるのが良いかと思い導入したのですが、個人で利用するにはオーバースペックなのと、機能の陳腐化は否めない。

まぁプロジェクト管理者とかであれば、使うのだろうけど、その場合は上流企業で Backlog とか導入して貰うのでよいのではないかと思うし。
(てか、プロジェクト統括する企業とか事業者が、自分でカネ払ってやってもらいたい。プロジェクト単体で導入するとか、カネの無駄だし構築コストがかかりすぎる。)

でもって Notion をここ数年で導入したので、個人のタスク管理であれば、その中のタスク管理テンプレートを使えば良いのではのレベル。

Git との連携だって、GitHubとかGitLabを使えば、全然、事足りるうぇわけだし。

なので Redmine は目下、ターミネーションにむけて作業中。
(稼働中のタスクとWiki を Notion に移動すれば、ほぼ終わり。)

ちなみに個人利用していた AWS も、現状 Redmine にしか使ってないので、ターミネーションすれば年間コストも下げられる(まぁ1万弱だけど)。

ちなみに仕事用に構築した Web サイトも、Notion に移そうかと考え中。

Notion は神

個人的なメモとかタスク管理は、全部 Notion で良い気がする。
画像も貼れるし、ちょっとした表なんかも書けるし、リッチテキストエディタとしては十分すぎる。
セキュリティも、2段階認証があって、普通にしっかりしてる。

とはいえセキュリティは、機能以前に、根本的には利用者自身のリテラシーにかかっているんだけども。
いくら機能が良くても、利用者自身とかがゴミだと、猫に小判ではある。

1ページに書くテキストとか画像やテーブルの数とかレイアウトなど、注意すべき点がいくつかあるけど、それが逆にレスポンシブとかパフォーマンスとかを気にする良い刺激になる。

テキスト検索できるのも良い。
今の自分には「丁度よいアプリ」な気がする。

老化が忍び寄る。。

人生折り返し地点を過ぎ、だんだんと老化を感じているのですが、明らかに作業のパフォーマンスが低下してきている。
てか思考能力の低下がヤバい。複数個の並行作業が急激にできなくなってくるのをヒシヒシと感じている。

まぁ確かに、子供を養うとか色々と別のタスクが増えたからというのもあるんだろうけど、それ以上にパフォーマンスの低下はどうしても感じてしまう。
それが、IT作業にも影響してて、本業も然りだけども、利用するソフトなども変化をしてきている。

まぁ結論としては、色々なソフトを使い分けるよりかは、ある程度まとまっているものを使う感じ。
ただ、この辺りはソフトの進化もあって使い勝手は良くなってきているので「より良い物をチョイスする」というポジティブ思考で。

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VTuber最協決定戦 ver. VALORANT Act.1 視聴しました

とても面白かったけど、色々と考えさせられるゲームでした。

さしあたり、個人的には各プレイヤーのメンタルが心配なところ。特に成績の伸びなかったチーム。
今まで「勝ち」の経験が多いプレイヤーとかだと、今回の「負け」のインパクトが気になる。

まず、ゲーム構成について。
VALORANT は初めての開催ということで、プレイヤーの Tiar 分けから色々と気になった。
でもプレイヤーの元々のバランス(プレイスタイルやランク)とか、参加者選抜などにも左右されるので、何とも言えない。

そしてゲーム自体。ルールに色々な要素があるし、プレイヤー自身も、たとえフィジカルが良くても、セットプレーやIGLと言った部分のスキル面だけでなく、それぞれの向き不向きなど、かなり広いバランス分布のあるゲーム。

なので、たとえ経験の多いプレイヤーでも、ソロランを中心に参加しているのと、フルパが得意な人では、たとえフィジカルな内容であっても、個々の得意不得意が自ずと別れてくる。

そしてスクリム。習熟という点ではシステム上のメリットだけど、どうしても相手の「動き」も見えてしまうというデメリットもあるので、これも中々難しい。

しかも(これも仕方のない事だけど)VALOは基本、ワンラウンドそれぞれが短くても、13点先取=ワンゲームと長い。BO1,BO1,BO3 という比較的短いトーナメントであっても、相当な集中力が必要なため、プレイヤー自身の疲弊も半端なかったのではないかと。

でも色々な(広い意味での)運要素があったとは思うけど、それが「面白い」に繋がっていると思う。
視聴者としては、とても楽しませてくれた内容だった。
プレイヤーだけでなく、企画や配信に携わったすべての人に感謝したい。

もうひとつ。

このイベントだけの話ではないけど、今年に入って特に個人的に感じていることとして、「ホロライブ」や「にじさんじ」など、今まで箱内で活動されてきた方々が、箱外にむけて交流を広く持つようになってきたことは、とても嬉しい。
YouTube や Twitch という限られた活動場所の中で、コンテンツを広げる要素。そこには人々の交わりがどうしても必要になる。

勿論、個人配信とのバランスは必須だと思うし、個々の配信者や箱の方針もあると思うので、何とも言えないけど、特に個人勢については、その活躍を場を「伸ばす」ことができる仕掛けがあるといいのになぁ、と思う。

そして箱所属であっても、マネジメントや企画までしっかり行うところもあれば、スポンサーとか経理的なまとまりでしかない箱もある。

もちろん企業勢の場合、企業自身の(単純に「利益」だけではないかも知れないが)メリット・デメリットも考えなくてはならないので、それはそれで色々「考えどころ」ではあるが、単に所属しているだけでは意味がない、自分自身が「箱」そのものを盛り上げなくてはいけない、という所も中にはあるのかも知れない。

個人のポリシーなど色々と考える必要もある。

色々と悩ましいし、こんな事を考えていたら、それこそメンタルが病んでしまうかもしれないので、人を選ぶ話かもしれないが、発展性があるからこそ、そういった課題が出てきて、それらを自分自身が何とかするという「やり甲斐」にも繋がることもある。

本当に将来に期待している。

炎・マグマ・爆発とダメージ・アイテムロストの関係

ストリーマーのマルチプレイ配信でよく見る話なので、ちょっとまとめてみた。

Java Edtion の話です。他のエディションだと、挙動や条件が異なる場合があります。

Wikiなどに掲載されていた内容を元に、計算した理論上の内容が含まれているため、実際とは異なる場合があります。

  • Mob はダメージを受ける。
    • 炎に触れている間は0.5 秒(10 Ticks)で1ダメージ(ハート半分)
    • 炎から離れた場合、8秒で8ダメージ(ハート4つ)
      • 火炎耐性IVが付与されている場合、時間が60%短縮される(8秒 ⇒ 4.8 秒)
  • (ネザライト系の一部を除き)アイテム状態のものが炎にまき込まれた場合、そのアイテムは、直ちに焼失する。
  • チェストをはじめとする、いわゆる「不燃ブロック」は燃えない

溶岩

  • Mob はダメージを受ける。
    • 0.5 秒で4ダメージ(ハート2つ)
    • 溶岩と接触している間は「300+(1秒あたり200)」Fireticks(つまり最低でも25秒以上)が加算される。
    • 溶岩源から離れても 500 Fireticks(25秒間、20 Ticks ≒ 1秒)ダメージを受ける。
      • 炎と同様に火炎耐性IVが付与されている場合、時間が60%短縮される(25 秒 ⇒ 15 秒)
  • (ネザライト系の一部を除き)アイテム状態のものが溶岩に接触した場合、そのアイテムは、直ちに焼失する。
  • チェストは燃えない
  • 「不燃ブロック」は一部引火するが、焼失しない
    • 旗・看板、チェスト・トラップチェスト、作業台、日照センサー、ジュークボックス・音符ブロック、看板、木のドア・感圧版・トラップドア、ベッド、キノコブロック

爆発(爆風)

  • Mobはダメージを受ける。
    • クリーパーの場合、ノーマルモードかつ隣接にいた場合、43(ハート21.5)
    • TNTの場合、塊で設置された数によって変わるが、1個かつ隣接にいた場合で50(ハート25)、2個かつ隣接にいた場合で100。
    • ちなみに、爆発耐性のエンチャントを最大まで付けていたとしても、最大で80%までしか軽減されないので、TNTやクリーパー複数の爆発に耐えられる。
    • 盾で爆発を防御することはできるが、万能ではない。
      • 盾の耐久度は通常336なので、わりと壊れやすい。
      • 正面以外の爆発は防御できない。
      • 構えるまでに 5 Ticks(≒0.25秒)かかるので、防御姿勢の操作には、若干コツが必要。
  • アイテム状態のものが爆発を受けた場合、爆発耐性に関係なく、そのアイテムは、直ちに消失する。
  • (設置されたチェストなども含めて)ブロックは爆発耐性が決まっていて、それと被曝率(爆心からの距離)との関係から消失もしくはアイテム化のいずれかが決まる。
    • さらに爆発の衝撃で「アイテム化する」か「消失する」どちらかについては、爆発した物やブロックに定められている確率で決まる。
      • クリーパー爆発におけるアイテム化率は 1/3
      • TNT爆発におけるアイテム化率は 1/4
    • ちなみに「チェスト」の場合、炎による延焼には強いが、クリーパーやTNTの爆発には弱い。これは、チェストそのものの爆発耐性が低いから。(石が概ね6に対して、チェストの耐性は2.5)
      • またチェストが消失した場合、中に入っているアイテムも消失する。
    • 複数の爆発に巻き込まれた場合、爆発によってアイテム化し、それが別の爆発で消失する。
      これらが連続して一瞬で行われるため、アイテム化された状態で残るものはほぼどない。

泥ブロック製造機の考察

1.19から実装された泥ブロックについて。

「泥」は「泥塊」⇒「泥レンガ」にクラフト可能で、デザイン的にも有用なのだが、クラフトで目的のブロックにすることになる。

そのための素材として「泥」ブロックが必要になるのだが、これが意外と面倒。通常だと「土」ブロックに「水入り瓶」を使わないと、泥ブロックにならない。
しかも「水入り瓶」はスタックできないので、いちいち手に持ち替える必要がある。

という事で、各所で自動機が考案されている。

半自動タイプは「クセ」がある

ところが、いわゆる上記のようなプレイヤーが自ら回収するタイプの「半自動タイプ」は、色々と「クセ」があって、これが意外と使いづらい。

というのも、「土」「水入り瓶」⇒「泥」になる過程に若干のタイムラグがある、これが環境やプレイヤーの持つシャベルの強さ、立ち位置(採掘する泥アイテムまでの距離)などによってはタイミングを合わせるのが難しい。
タイミングが合わないと、「土」のまま回収してしまったり、水源内での「ガラス瓶」⇒「水入り瓶」変換が間に合わず、ディスペンサーに「ガラス瓶」がそのままセットされたり、その「ガラス瓶」がディスペンサーから発射され、周囲に飛び散ったりなど、色々と問題が生じる。

「クセ」に対する「コツ」

そのような問題点に対しては、とりあえず以下のような「コツ」で対処することができる。

強いシャベルは使わない

ダイヤモンド・ネザライト・金のシャベルは破壊速度が 0.1 秒と速いので、これが「土」「水入り瓶」⇒「泥」変換のタイムラグと噛み合わない。
ちなみに、この状態は「効率強化」エンチャントの付いたシャベルでも同じ影響が生じる。

対策として一般的には「エンチャントされていない鉄のシャベルを使え」とよく言われているが、鉄のシャベルでも破壊速度は 0.15 秒で早いほうなので、環境によっては 石(0.2秒)、木(0.4秒)にまで落としたほうが良いかも。
でも、石とか木だと、今度は耐久値に問題が出てきてしまう。「耐久力III」のエンチャントを付与しても、それほど長くならないのが、悩ましいところ。

別の半自動タイプを構築するのが安牌?

Webで調べてると、このタイプとは別の半自動タイプがヒットする。

こちらは、土ブロック自体を設置したタイミングで、①ピストンで土ブロックを押し出し、②押し出された「土」にディスペンサーから「水入り瓶」が射出され、「泥」に変わる。プレイヤーはピストンで押し出される都度、「土」を所定の位置に設置するだけで①②が繰り返され、最後に生成された「泥」をスコップでまとめて回収するというもの。

このタイプの場合だと、プレイヤーは単に「土」をセットするだけなのと、最後に「泥」をまとめて採掘・回収するだけなで、先のタイプよりも簡単、ではある。

しかしながら、生成された「泥」をある程度そのままブロックとしてストックする場所が必要なため、先のタイプほどにはコンパクトにならない。

ただし個人的には、マイクラでコンパクトに拘る理由も、必要性もないので、先のタイプで目詰まりを起こすたびに復旧するストレスよりも、こちらのタイプを作った良いような感じがしている。