月別アーカイブ: 2010年6月

無差別行為

  • 雇用不安?社員の安全確保に課題も(産経新聞)(記事削除)

確かに雇用不安が今回の事件を引き起こした動機として繋げるのは困難なのかも知れないが、最近のこのような事件の傾向を考えると、要因の1つとして見做せるとは思う。
もちろん昔はこのような事件はなかったかも知れない。
それは、過去においては別のストレスの発散法があったからだと思う。

だが今現在の世の中は、大変便利になり、一人で生きていくことが可能になり、煩わしさは減ったかもしれない。
しかしながら、その代償として、自分で調べなくてはならない時代になってしまった。自分自身が他人に聞かないと、教えてくれない時代になった。それ故に人は行き詰まりやすくなった。

もちろん、自らそれを解消する術を持つ者も多くいる。だが、当然ながら、行き詰まりを解消できない人もいるのも事実。
その解消方法は、学校で教わる機会はない。家庭や地域社会でも教える機会は存在ない。誰も教える人はいないのだ。

このような事件は、今の日本社会を作り上げたことによる「リスク」であると私は思う。

かと言って、事件そのものも含め、人を傷付ける行為はもちろん許される行為ではない。加害者に同情の余地はない。

個人的には精神的に問題を来していたとしても、罪は問われるべきだとも思っている。それぐらいの憤りを感じている。

でも、このような社会を生み出した我々も、責任はある。
そう思ってしまう。

記事の信憑性

  • ノム監督の妻、沙知代さんが「暴力団関係者と相撲観戦」の記事めぐり週刊新潮を提訴(産経新聞)(記事削除)

週刊新潮編集部のコメントを見て、ふ~ん。
じゃあ、取材に応じなければ、客観的事実で感じた事から推測で記事にするのはいいんだ。それが名誉毀損であっても。

ふ~ん。

てか、実際に記事読んで見たけれど、関連性の物的証拠が乏しくね?
だって相撲の席って、同じマスでも最終的に切り売りされることあるし。

でも、読者は記事の内容を鵜呑みにすることが殆ど。それは人の思考として、報道や記事は真実を伝えるという固定観念があるから。
そして記事の内容が真実だと思い込んだ人が、時には大変な事を仕出かしたり、時には集団心理を煽って世の中に悪影響を及ぼす事だってある。

まぁ今は、インターネットの普及によって、情報源が変わりつつある。そんな中で雑誌の地位も影響力もどんどん小さくなっているのは事実。
業界そのものに魅力が失われつつあるのだから、そこに携わる人の「質」が落ちるのも現実だと思う。
そんな質の落ちた情報を読んでいるという事も知って起くべきだと思う。

もちろん、すべての記事の質が落ちているとは思わない。中にはインターネットでは手に入らないような素晴らしい記事もある。
でも、質の落ちた記事が雑誌そのものの品格や信頼を失墜させ、すべてを駄目にしている。

その原因は、今の出版社、編集部の体質や体制にあるのではないかと、問いたい。
真偽の見極めが非常に面倒なので、真偽の内容が疑わしい記事は、別の雑誌でやっていただけると有難いのだが。

あ、ちなみに最近の野球賭博の話は別ね。あれはあれで事実っぽいし。
あと本人は知らないけど、実は関係者が仕組んでたりとかはあるかも。
だって相撲のマス席というのは、いわゆる富裕層や会社の接待とかで使われる席というのが常連で使われていて、相撲はいわゆる興行として非合法な組織との関係も「伝統的」に深いみたいだし。
そんな中にノコノコ行けば、釣られることもあるわけで。
いやぁ、コワいコワい。

個人的には相撲好きなんだけどなぁ。