日本の政治は、いわゆる地元の名士とか政治屋といった、いわゆるインテリ層によって成り立ってきた。これは大昔、武士や貴族が政治を行ってきた時代から、何にも変わっちゃあいない。
今の日本は、戦後の大混乱があって、そこから立ち上がって、世界有数の先進国となった。でもそれは政治家の力ではなく、国民が献身的に心血を注いで努力した結果だからこそであると思う。
まぁ国を営むうえで、政治や官僚が不要とは思わない。国を運営するためには、指導力や能力が必要で、それには政治や官僚は不可欠だと思う。
でも今の日本の国家を指導・企画する立場であるべき政治家や官僚は、国民の要望という影に隠れ、または誇張し、小手先だけの施策だけを行う。その結果、今の日本の財政赤字は破綻寸前。彼らの所為で、今に日本はボロボロ。こんな事では国民は国に対して敬意を払うこともできないし、何よりも納税意欲は持てない。
今の経済社会において、政治の指導力は果たして必要なのだろうか? 彼らの果たすべき義務は国力を挙げるための施策と、赤字を減らすための努力。
そのために国民が心血を注ぐだけの努力が欲しいのであれば、まず「職業政治家」をぜひ廃していただきたい。今の彼らの政治手腕は、一流企業の経営者の手腕にも劣ると思う。
政治という社会の中で結局うま~くうま~く立ち回っているだけだけであり、私からしてみると、滑稽に見える。
ちなみにヨーロッパ、特にスウェーデンをはじめとする北欧圏では、政治家を国民が監査するシステムがあり、国民が政治とは別の手段で国家運営を関係している。
確かに日本も国民が政治に参加するため参政権はあるのだけれども、政治手腕とは別の方向性で国の政治に参加できるようなシステムがあってもいいような気がする。司法における裁判員制度で、国民が密接に関わることになったのだから、それを見習って、国家運営に対して国民が監査できるようなシステムが必要かと。欧米型の政治システムは、今となっては古くて無駄が多い。
とはいえ、そんな事が話せる時代は、この先 50 年はないかなぁ。国家が破綻するのが先かもねぇ(憂