女性向け
女性ジャンルの最近の傾向として、急加熱するジャンルが台頭するようで、サークルを配置するイベントスタッフの方々も、ホトホト手を焼いている模様。
そんな中で前の冬コミで異常なまでの急成長ぶりを見せた「鋼の錬金術師」は、意外にも落ち着きを見せる傾向。
それに対し、集英社の「DEATH NOTE」「銀魂」が6月のシティから異常な成長を見せている。
ただ、最近の女性ジャンルは、「大手サークルが新ジャンルを書く」→「他のサークルも追随」という流れが、顕著かつ短期間化する傾向にあるようで、男性向けよりも規模は大きく、長期化するものの、昔ほどの規模ではないうえ、後退も急速である。
まぁ、言い方が少々雑にはなるが、「特定のジャンルと心中するつもりはない」というところか。いかにも現実的な女性の考え方である。
ただ、そんな中にも全く異なった、長期に渡って持続するジャンルがある。それは、「ジャンプ」の「スポーツ」を題材としたジャンル。
昔は「キャプテン翼」から「スラムダンク」、そして「テニスの王子様」といった感じで、これらのジャンプスポーツ系ジャンルは、他のジャンルとは異なり、連載と同じスパンのまま、ほぼ持続する。確かに最高潮もあるし、そのあとに後退するのだが、その期間が他ジャンルに比べて長い。
というわけで、今夏も「テニスの王子様」の人気は持続しそうである。
男性向け
大規模化するジャンルがあまりない昨今、この夏もそのままのようです。
ゲーム系では新ジャンルの「Fate/stay night」を中心に盛り上がりを見せていますが、Key新作の「CLANAD」や Leaf 新作の「To Heart2」の盛り上がりがイマイチ足らないところ。現状、落ち着いた状態。
特に男性の場合、最近は「サークル」というか「エロ」で買う人と「ジャンル」で買う人の二極化が進んでいるようで、そこに特定ジャンルが盛り上がらない→ジャンルの多様化という感じで、混沌としている状態。
結論として、外周のいつものサークルがいつもの通り混雑するのではないのでしょうか、としか言えません。
ただし、最近はアニメが盛り上がる傾向があるので、「二人はプリキュア」「ケロロ軍曹」、あと深夜アニメ関係の「萌え」要素があるジャンルは、ちょっと盛り上がるかも。
ゲーム系
あまり専門ではないので、よくわからないというのが本音ではありますが。
オンライン系は、「RAGNALOK ONLINE」「Final Fantasy ONLINE」というのが、同人誌界では人気ジャンルとして台頭していますが、それも安定~後退期に入ったようで、盛り上がりには今ひとつな状況。
新たな世界や機能追加などで、ゲームの舞台そのものは発展しているようですが、それでも「人気を維持する」のがやっとという状態。
社会のニーズは満たしたのかもしれません。
同人誌もそれに追随するような感じ。
それ以外のゲームについては、、、すみません、不勉強でよくわからないです。
その他
創作系は、いつもと変わらないが、グッズメインのサークルが増えているようで、それに対して賛否が分かれるところ。
でも、同人誌即売会という「場」にグッズは「端にも棒にも」なわけで、あまり成長して欲しくないジャンルというのが、イベント側の本音かと。
一歩間違えれば、パチものだったり、法律に引っかかったりするわけですから。