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  • 三重、弾丸帰省。再

    実家のオヤジが退院したのだが、頸椎の疾患の影響で、寝たきりではないけど、歩行困難(移動は基本、車イス)など、介護が必要な状態なったので、様子見にレンタカー弾丸帰省することに。

    これはその際の記録。

    オヤジは元々持病もあるので、この先のことは判らないけど。
    まぁ「それはそれ」、別の話という事で。

    レンタカーの話

    以前は近所にトヨタレンタカーがあったので、複数日利用とか商用車利用の際はそちらを使っていたが、閉店してしまい。

    もともと自分が住んでいる場所には、レンタカーやらカーシェアスポットが多いので、競争率は高い。

    そんな中、トヨタレンタカーはメーカー系ということで、車両を準備する能力は高いのだから、本来であれば、ディーラーを利用するなどして駐車場確保さえできれば、最強のレンタカー業者になれるはず。

    でもどのメーカー系レンタカーがそれをやらないのは、おそらく「レンタカーの普及=新車が売れない」というジレンマを抱えているからだと思う。

    そのため今回は、ニッポンレンタカーをはじめて使ってみた。
    まぁ老舗チェーンなので、トヨタレンタカーとサービス自体は遜色ないのだが、予想通りというか、カーナビが使いにくかった。

    カーナビ

    ニッポンレンタカーは基本、ECLIPSE(デンソーテン)のカスタマイズ品(機能制限版)を採用しているのだが、カーシェアを使っていると carrozzeria (Pioneer) が搭載されていることが多い。

    そのため純正も含め、他社製品のカーナビは、どうしてもUIの使用感が異なるため、まずこれが使い難く感じてしまう。

    しかもニッポンレンタカーの場合、機能制限が結構キビしいのか、ナビそのものの仕様なのかは分からないが、色々と細かな調整ができない。
    たとえば、オート・サウンド・レベライザー(車速・走行音に応じて音量を調整する機能)などが調整できなかったり、(こちらもナビの所為なのかは不明だが)ラジオが聞き取りづらくなる場面が多かった。

    特にラジオの性能については、carrozzeria ではそう感じる事が少なかっただけに、残念な気がした。

    でも最近は、ラジオ聞かない人も多いのか?
    だからメーカー自体も性能追求が適当になってるのかも?

    利用した車種

    シエンタ、7人乗りのタイプ。
    シエンタはフルフラットシートにできないものの、コの字型に畳んで、床面や荷室部分を荷物やクッション等で埋め、厚めのマットを入れれば、座面は斜めにはなるものの、就寝可能。個人的にはコレでかなりイケる。

    でも最近は5人乗りタイプ FUNBASE もある。
    こちらのほうはセカンドシートが凹み収納でき、フルフラットになるうえ、室内高も稼げることもあり、居住性は高い。

    ちなみに就寝定員は、5ナンバー車の場合は大人2名が限界。個人的には1名で贅沢快適に使うのがベスト。

    仮眠であれば、座席定員のままでもイケるかもだけど、そこそこ快適な就寝を目的とする場合、既成車両での就寝はかなり限界がある。

    大人2名+未就学児1名ならアルファードなどの3ナンバー車、それ以上の車中泊の場合はキャンピングカーをレンタルしたほうが良いと思う。

    またシエンタは、レンタカーとして大量に導入された時期のモデルの場合、クルーズコントロールが標準装備されていない。そのため運転は普通に必要。(最新モデルは知らん)

    ガソリンとか燃費とか回転数とか

    普通車の場合、関東⇒東海圏超えたあたりで給油が必要なのだが、シエンタも概ねそれに沿ったレベル。片道で1度給油が必要。

    ちなみにカタログ燃費で20km/L前後のところ、高速道の巡航走行で15km/L前後だったので、これもほぼ想定内の結果。

    高速道のエンジン回転数は、新東名の 120km/h 巡航走行 で 2000rpm 強で安定する。

    帰りは中央道経由で戻ってきたのだけど、坂道などでも、それほど気後れするような挙動はなかったと思う。
    とはいえ3ナンバー車や走り重視の車ではなので、それらに比べれば加速は劣るけど、別に困るほどでもない。
    「速い車は、とっとと抜いていけ」というスタンスで車線を譲るメンタルで運転すれば問題ない。

    ちなみに今回は自分1人だけの移動で家族乗車がなかった。
    そのぶん荷重も少なかったから、運転も快適だった可能性もあるのかも?

    準備まわり

    セットアップに時間がかかる

    仮眠前提の装備で出発するときは、いつもそう。永遠の課題。
    夜間の仮眠のため、寝具やシェードなどはアウトドア並みの機材を持ち出した。
    そのためセットアップにどうしても手間がかかってしまい、出発が遅れてしまった。

    この辺り、前準備をもう少しできないか試行錯誤してるのだけど、なかなか難しい。

    忘れた物

    虫刺され薬

    車には必須。虫除けスプレーしてても、蚊には刺されます。対策してても刺されるときは刺される。
    なので、小さくても1つないと困ります。

    あったほうが便利なもの

    虫除け機器

    「どこでもベープ未来」とか「カトリス」とか。
    人体用の虫除けスプレーは持ってたけど、衣類や肌がベタ付くので、それとは別に虫除け機器もあったほうが良い

    ちなみに屋外(キャンプなどの完全アウトドア)であれば蚊取り線香もいい。
    でも今回は車内で使うので、非加熱・非ボンベ式のものが良いかと。

    スペースクッション

    寝台にする際、座面以外の部分にクッションなどの「詰め物」がないと、マットレスが沈んでしまい、具合が悪い。
    荷物などがあればそれを詰めれば良いけど、そうでない場合は、空気で膨らませることができるクッションなどあったほうが良いかも。

    充電式空気入れ

    マキタ MP100DSH が気になっている。(やり過ぎ)
    クッションを膨らませる際に便利。

    フロントカーテンを抑えるための小道具

    仮眠用にカーテンを所持しているのだが、フロントガラス用カーテンは傾斜に合わせて、斜めに抑える道具が必要と感じた。

    まぁ小物類の収納をうまくやって、就寝時はそれらをダッシュボード上に設置できれば良いとおもうので、その方向で検討してみようかと。

    持っていかなくても良かったもの

    パソコンまわりの小物

    事前にバタバタしたため、厳選できなかった。
    コード類やUSBメモリ、マウス、モバイル機器など、もっとスマートにしたい。

    次持って行くもの

    ビデオカメラ用の架台

    ダッシュボード上固定用。
    以前購入したものが、使用開始5分で雲台下の部分がへし折れた。
    そのため急遽架台を撤去し、カメラをダッシュボード上に直置き。でもそのままだと車の動きでカメラが暴れてしまうので、滑り防止に小物を置いてみたが、結局暴れてしまい、複数回映像が傾いてしまった。

    次回購入の際は、ビデオカメラは重いので、ちゃんとした土台を購入したほうが良さそう。

    余談

    新東名の3車線化、全線120kmは強力

    3車線化が整備された効果は、やはり大きかった。

    今回は深夜帯の走行に終始したので日中の状態は分からないが、深夜帯はトラックが多く、乗用車はかなり少ない。
    そのため以下の「暗黙のルール」が確立されている状態になっていると感じた。

    • トラックは第1第2走行車線をほぼ占拠。
    • 120km 走行が容易な乗用車は、ほぼ追越車線走行。
    • 後方から高速車が来たら、追いつかれる前に第2走行車線に退避する。
      速い車とは張り合わない。とっとと退避して、先へ行かせる。「事故ろうが捕まろうが自業自得、知らん」のスタンスが大事。

    ただし新東名は長距離区間ということもあり、また開通後の微調整なのか、工事している場所も多い。
    そのため2車線、場合によっては1車線になる事もあるので、交通情報や前方には常に注意する必要がある。

    それに夜間でも交通量がそれなりに多い。
    中には「何をしたいのかよく分からない」運転をする車両は何処にでもいるので、その辺は注意が必要。

    今回仮眠した場所

    新名神、鈴鹿PA(下り)

    深夜到着・夜明け前出発なら大丈夫かも知れないが、普通車の仮眠は、正直お勧めできない。
    理由としては、盛り土をした高台に設置されたPAだから。
    朝日をモロに浴びるし、それを樹木がほぼ一切ない。
    そのためエンジン停めたままでは、とてもじゃないが、室温が急上昇し寝ていられないくなる。

    仮眠するなら、湾岸長島PAがオススメ。
    こちらは駐車場周辺に樹木が植生されてるし、高台ではないので。

    中央道、小黒川PA(上り)

    山間部かつ大型車が駐車できない「離れ」の駐車帯があるので、個人的には、かなりお気に入りの仮眠場所。

    最近SICが設置され、その影響で「離れ」の駐車帯が減ったうえ、SIC利用者が意外に多いので、以前にくらべれば静粛性は減った。
    ただそれでも、まだ個人的には便利に使わせて貰ってる。

    ただし夜間は売店等が閉まるので、自販機(飲み物)以外の食料調達が困難になるのが難点。
    あとハイシーズンや週末は、おそらく利用者が増える。そのため「離れ」に駐車できない場合もある。

    ちなみにこのような「離れ」や「樹木植生」があって、仮眠し易いPASAはいくつかある。個人的には以下が候補。

    • 北陸道、黒埼PA(下り)(新潟、離れ)
    • 上信越道、妙高SA(上下、離れ)
      (冬期は積雪のため、おそらく利用できない)
    • 東関道、酒々井PA(上下、植生)
    • 中央道、双葉SA(上り、植生)
    • 東名、富士川PA(下り、植生)

    ただし雨天荒天時は、木々から落ちる雨粒音がうるさいので、あくまで天候次第。
    個人的に天候が悪い場合は、宿泊施設か某満喫チェーンを利用。

  • 車中泊

    なぜ、車中泊なんてするの?
    そんなの、決まってるじゃないですか。
    「やりたいから」ですよ。

    メリット

    日中移動よりも距離を稼ぐことができる

    休日の日中移動だと、他の行楽客と移動タイミングが同じになり、当然交通量も多く、渋滞に巻き込まれる可能性が高いです。
    休憩所のSAPAも混雑します。これらを回避することが可能。

    ETC利用あれば、高速代割引

    深夜(0~4時)に通過する場合、ETC利用3割引のメリットがあります。
    しかも、0~4時に利用さえしていれば、適用されるしメリットが大きい。
    (ただし利用方法(ルートや時間帯)によっては適用されない場合もあるので、注意。)
    休日利用にも3割引の適用の制度がありますが、都市部は適用されない場合があります。

    デメリット

    荷物が多くなりがち

    寝具などを搭載する必要があるぶん、準備の手間が増えます。

    たとえば、エアマット or インフレータブルマット or 寝袋 or ブランケット、シェード or カーテン
    これらは「快適」に就寝するためには、必要になるものでして、逆に、それを犠牲にするのであれば、不要な物だったりもします。

    ベッドメイキングや収納に時間がかかる

    車という狭い空間を「寝室モード」にするには、それなりに時間がかかります。
    日中は空いてる座席上に置いておいても差し支え内荷物も、就寝時は空間確保のため、座席下や通路部分に荷物をとにかく詰め込む必要があります。

    そのあと、エアマットなどを展開し、ようやく寝室空間が出来上がります。

    起床後も、この逆作業が必要になるわけで。

    このことから、荷物を座席下もしくは座面より下の箇所に収納できる形態の物を用意する必要あり。
    楽だからと言って、旅行用の大型トランクケースとかに荷物を詰め込むと、就寝時に困ります。

    運転手は疲れる

    同乗者は移動中も睡眠できますが、運転手は当然ながら移動中睡眠できません。
    そのための「車中泊」ではありますが、睡眠時間は同乗者に比べて減少します。
    事前に「寝溜め」という考え方もありますが、夜勤に慣れてる方はまだしも、普通の人への効果は微妙。

    メリットでもありデメリットでもあり

    レンタカー代は、高速深夜割引とトレードオフの関係

    深夜割引は確かにメリットですが、前日夕方から借りることを考えると、その分レンタカー代が嵩むので、そこを考えると「トレードオフ」の関係です。でも最近は無料で前夜から貸出サービスを行っているレンタカー会社もあるので、一概にデメリットにならないのかも?

    車中泊に向かない車

    「仮眠」の場合

    車中泊と言うには、おこがましいレベルだが、ちょっと仮眠できるレベルで良ければ、シートを倒せるタイプの座席がよいです。

    そういった意味では、トラックタイプ以外、普通車であれば問題ないと思います。

    軽~5ナンバーのコンパクトカーなど、大人1~2人

    これも運転席+助手席で寝るのが基本になります。
    前席を限界まで前に出し、ヘッドレストを外して背もたれを外せば、フルフラットに近い状態にできる車種もありますが、就寝は2名が限界かと。

    軽ワゴン

    後席を倒してフルフラットにできる車種もありますが、こちらも大人2名が限界。車幅が狭いし、車長も短い。

    5ナンバーのミニバン、大人1~2人

    大人2人ぐらいであれば就寝可能ですが、狭いです。
    イメージとしてはセミダブル。

    寝るときの騒音の話

    エンジン音

    エンジン音やその振動などが気になって眠ることができない人は、そもそも車中泊はお勧めできません。

    耳栓を使用することにより、ある程度の騒音は軽減できますが、経験上、一般的に売られている耳栓では、エンジン音を完全に遮断することはできません。それに耳栓でエンジンの振動は消せませんし。

    また自車のエンジンを停めても、他車のエンジンは聞こえます。これは遮音性に優れた高級車でも、完全には遮断できません。
    PASAでの車中泊において、音だけはどうしようもありません。

    ハイブリッド車

    停車中は完全に無音になるわけではないです。
    たとえば空調を利用している場合、エンジンが掛ったり切れたりします。これが普通のエンジン車に比べて、寝ている時は意外と気になります。

    ガソリン車だと、アイドリングしているかエンジン切るかの2択なので、音は継続しているほうが「慣れ」で気にならなくなるのでは。

    駐車場のルールや法令によって、アイドリング不可の場合があります。ルールは守りましょう。

    雨音

    雨音が気になる人は、車内泊は(以下略)。
    しかも木陰の下に駐車すると、雨音とは別に、葉っぱに溜まった水が落ちる音が、大きく響きます。これが意外と気になる。

    「お静かに」は基本通用しない

    特にPASA。
    「アイドリングストップ」はマナーですが、所詮「マナー」でしかなく、みんなが守ってくれるわけではありません。
    それに、バスは室内空調のため、冷凍車も保冷のためにはエンジンは停めることができません。
    そもそもPASAは住宅街ではないので、こんなマナーは通用しません。

    静粛性を確保したいのであれば、なるべく静かな駐車場所を確保したり、耳栓をするなど、自衛するほかありません。

    車中泊に向かないPASA

    小型車と大型車が隣接している

    大型トラックはエンジン大きいので、普通にうるさいです。
    また保冷トラック(冷凍車)やバスは、空調や保冷用のサービス電源用に別にエンジンやファンを装備しているため、これもうるさい。

    車両の出入りが頻繁な駐車場

    PASAの出入口付近、大都市圏のPASAなど。
    車の往来の都度、音や振動で目を覚ますことになります。

    照明の近く

    SAPAには、照明がとても明るい場所もあります。
    特に最近はLED化によって明るい場所があるので、駐車時にも気を遣います。

    人の往来が多い場所

    トイレや店舗付近は、人の往来が多く、それが気になります。
    それにバス休憩や若者グループは、昼夜を問わずやってきます。

    幹線のPASA(特に平日)

    東名などの幹線の場合、SAはすぐに満車になるため、総じてPAはトラックが多くなります。
    そして普通車の駐車場でも、大型車駐車場に停める場所がなければ、駐車されます。
    でも、大型車が駐車し難い構造のSAPAや駐車レーンなどもあるため、個人的には車中泊候補のPASAについては、予め Google マップの空撮を確認・把握するのが良いかと思います。

    ベストな駐車場

    都市部よりは、郊外まで移動してから仮眠

    練馬在住のなので個人的な話になりますが、東名であれば、富士川SAまで頑張って移動するようにしています。
    関越なら谷川岳PAか塩沢石打SA、中央道なら八ヶ岳PA、東北道なら阿武隈PA

    郊外に行けば行くだけ、自家用車は少なくなる傾向にあると思います。

    こんなSAPAは敬遠

    • 交通量の極端に少ない高速のPASA
    • 路上にスリップ跡の残るPASA

    防犯上怖いので、人のいる SA に泊ります。

    寝るときは

    エンジンを停める

    自分は「エンジン停めなくても寝られる派」ですが、ガソリン代勿体ない・エコ、騒音源を減らすなどの理由から、エンジンは停めます。

    ただ寒い日はともかく暑い日にエンジン止めるのは厳しいかも。
    なので、冬場はエンジンをかけたままでも迷惑のかからないPASAもしくは、車が少ない道の駅・公共駐車場に停車します。

    窓にカーテン・シェードを付ける

    外から見えないようにします。
    完全に暗くすることは難しいですが、かなり暗くすることができます。快適に眠るには、暗くすることが一番。

    あとはプライバシーやセキュリティ的な目的もあります。

    必ず施錠する

    防犯的な意味で忘れてはいけません。家と同じ。

    換気には気を遣う

    降雪地などでアイドリングする場合、特に注意しましょう。
    積雪で床下のエンジンの排気部分が埋まってしまい、排気が車内に充満して窒息死という事故もあります。

    内気循環も安全はありません。たとえ内気循環にしてても、一定微量は外気が混入するようになっていますし、そもそも車体は空気が抜けるよう、わざと隙間があるように作られています。
    そのため、すぐに窒息するような事態に陥ることはないですが、二酸化炭素濃度は上がりますし、なによりも室内のカビや細菌が滞留するので、そのまま睡眠するのも、あまり身体に良くありません。

    よって空調は「外気導入」にしておくのが良いと思います。

    結露対策は困難

    人間は、酸素を含む空気を吸って、二酸化炭素と水分を含む息を吐きます。
    これが結露の原因です。どうしようもありません。

    車の運転中は、空調の外気導入やエアコンの作動、移動による空気の自然循環によって結露は緩和できます。

    でも睡眠中「結露しないようにする」には、実際のところ「窓を開けて寝る」「エンジンかけてエアコンを点ける」しか、対策法は難しいと思います。

    特に複数人でエンジン停止して仮眠する場合、車内はあっという間に結露します。

    【余談】東名と新東名どちらを選ぶか

    トラック・乗用車ともに東名のほうが多いと思います。
    これは東海地方(特に静岡)には企業や物流拠点、港湾、工業施設などが東名周辺にあるためだと思います。

    道ができて、その周辺の施設や人が集まるのは、歴史が証明しており、東名も然り。
    それに東名のほうが都市・工業地域により近いですし。

    対して新東名は、まだ歴史が浅いうえ、東名に比べて、かなり内陸部を通過するため、これら工業地域から、かなり離れているのです。

    ただし新東名もガラガラという訳ではありません。
    名古屋以西~東京を結ぶトラックやバスなどは、断然走りやすい新東名を通過します。

    それに、元々路肩も広く、曲線の少ない道路で見通しも良いことが、東名にくらべて交通量が少ないように見える理由ではないかと。

    なので、御殿場側下りだと、夕方~深夜1時頃までは、トラックが多いです。

    東名のPA

    ほぼトラックの独壇場です。
    夜間でも普通車は停車できますが、トラックの交通量が多い深夜時間帯のPAは、彼らの仮眠場になってしまいます。

    東名のSA

    都市圏のSAは若者の車も多いので、わりと煩いです。

    事前準備のポイント

    どこのSAPAで車中泊するかを、あらかじめ調べておく

    まずは目的地を決める。そのためにはパソコン版の Google マップを使うのが便利。
    Google マップにはルート検索機能があり、しかもパソコン版には出発時刻から目的地までもおおよその時間も計測してくれる機能がある。
    時間については100%信頼できるわけではないが、およその目安とするには十分な機能。

    そして車中泊できる場所を決めたら、駐車場の空撮写真を確認する。
    これで、実際の何処に停めれば、一番静かに眠ることができるかを考えることができる。

    ただし空撮写真は一定のタイムラグがあり、新設されたばかりの道路や工事などによって変更される場合もあるので、一律信用することはできない。その辺りは割り切って使うこと。

    あと、予定は予定通りにいかない事もある。
    目標とするSAPAは何箇所かを選ぶべき。

    この辺りを考えながら、充実した(?)車中泊ライフを満喫しよう。