まだ1巻しか読んでいないので、あれですが。口語調の独特な文章表現をされるので、なかなか興味はそそられるのですが、なんだか非常に読み難い。
うーん何でだろと思って、同じ時期に角川スニーカー文庫から出版された「涼宮ハルヒの憂鬱」を読んで納得。
- ルビ振りの基準が意味不明。
- 校正が多分(いや、かなり?)「甘い」。
ということで、これは編集に問題があるという身内ブックレビューの結果がでました。
小説って、読み易さとかバランスってあると思うんですよ。
もちろん作者の文章の「持ち味」とかも大事だけど、それを壊さず 80% の出来を 120% に、100% の出来でも 120% に引き出すのって、やっぱ編集の仕事かなぁと思います。
特にこれって「ラノベ」じゃないですか。それを怠ることは、即、売上を左右すると思うんですよ。
作者を潰すのは、もちろん作者自身ということもあるけど、編集者が潰してしまうことがあるという一面を思わず垣間見た感じでした。
そのうち2巻以降も読むことになると思ってますが、その時はもう少し良くなっているといいなぁ。
書き方については、非常に新鮮なスタイルを持っている方だと思いますので、今後に期待。