- 障害児の性教育をめぐって(TBS)(記事削除)
まぁ、都議が何処からか情報を嗅ぎ付けて言い出したのか、都教委が目を付けたのかは知らないが、このような行動は、現場や家族のニーズ、社会を生きるために必要な教育を台無しにしているとしか思えないのは、果たして「番組の作り」だからだろうか?
個人的には教育というのは、ある程度独立したものであるべきだとは思う。
もちろん教育は国としての方針を踏まえたうえで、教育は実施されるものであるとは思う。でもそこに対して社会情勢を加味した対応を行うことはあっても、政治家や行政組織に携わる者の「エゴ」が反映されるようなことがあってはならない。
ましてや政治家は、あくまで国の方針や方向性に対して、あくま市民の考えをよく聞いて、内容をくみ取ったうえで、地域の代表として議会に参加して議論すべきである。さらにそこから提言や方針に基いて、行政機関が実際の現場に内容を落とし込むというのがセオリーであるはず。
無論、昨今の経済問題や防衛というような緊急を要する事案に対しては、政治家や行政が直接応じることも必要な場合があるとは思うが、基本的にそれらですら例外的に対処すべきであって、後日議論が尽くされるべきである。
とはいえ、まぁそれすら今の日本はできないという話ではあるのだが。
今回の場合、教育を行う現場の先生が、保護者をも交えて、教育内容を議論し決めている。これは、養護教育や義務教育において、国の教育方針にも匹敵する、大変大事な要素である。
そんな中に、一介の政治家が、たかだかどこかの雑誌の記事を鵜呑みにして、学校教育の現場の内容そのものに対して、直接影響や介入し、彼らのやってきた事を否定するような行為は、理解が足らなさすぎるし、自らの考えを押しつけているだけにしか見えない。
今回の場合、政治家は教育委員会を踏まえて十分に議論されて対応すればよいはずなのに、それが行われなかったのは、まさに「政」と「官」の癒着であるとしか思えない。
無論、それぞれの立場での事情があるのかもしれないし、致命的な問題があるのかも知れない。でも、政治家が市民に目を向けず、官僚にだけ目を向けるだけになったり、政治家自身が勝手に流れている情報を鵜呑みにして行動に出ていることが、問題の最たる部分であるような気もするのだが。
個人的には、東京の教育委員会は最悪。石原曲がりだし、利権が絡みまくってるし、超保守的だし。教組が目の敵にするのも仕方ないと思う。
だって現場に対する評価が、学校主体ではなく、教育委員会や政治家主体の評価しかないわけで、とても正しく行われているとは思えない。
まあこんなことしていれば、そりゃ出来のよい子はみんな私立に行くだろうし、親も私立に行かせる思う。だって公立だと、教育委員会とかその取り巻きのエゴによって、ろくな教育を受けさせてくれないのだから。
まぁ裁判の結果がどうあれ、彼らが都の養護教育のモチベーションを大いに落とすことになった事実は翻ることはない。
こんなの見ていると、どんどん政治家になりたい人は減っていくと思うし、政治家の質は下がる一方かと思う。
う~ん。こんなんだと自民にも民主にも次の選挙で票を入れたくなくなってくるんですが、どうしましよ?