無差別行為

  • 雇用不安?社員の安全確保に課題も(産経新聞)(記事削除)

確かに雇用不安が今回の事件を引き起こした動機として繋げるのは困難なのかも知れないが、最近のこのような事件の傾向を考えると、要因の1つとして見做せるとは思う。
もちろん昔はこのような事件はなかったかも知れない。
それは、過去においては別のストレスの発散法があったからだと思う。

だが今現在の世の中は、大変便利になり、一人で生きていくことが可能になり、煩わしさは減ったかもしれない。
しかしながら、その代償として、自分で調べなくてはならない時代になってしまった。自分自身が他人に聞かないと、教えてくれない時代になった。それ故に人は行き詰まりやすくなった。

もちろん、自らそれを解消する術を持つ者も多くいる。だが、当然ながら、行き詰まりを解消できない人もいるのも事実。
その解消方法は、学校で教わる機会はない。家庭や地域社会でも教える機会は存在ない。誰も教える人はいないのだ。

このような事件は、今の日本社会を作り上げたことによる「リスク」であると私は思う。

かと言って、事件そのものも含め、人を傷付ける行為はもちろん許される行為ではない。加害者に同情の余地はない。

個人的には精神的に問題を来していたとしても、罪は問われるべきだとも思っている。それぐらいの憤りを感じている。

でも、このような社会を生み出した我々も、責任はある。
そう思ってしまう。