SSDの魅力と現実に板ばさみ~

まずは「SSDは何ぞや?」というところから。乱暴に言うとSSDはHDDのメモリ版。
HDDのようにモータとヘッドによる駆動がないので「故障する可能性が少ない」とか「アクセスが速い」とか言われている。言わば次世代のハードディスク。

はい、乱暴ですね、すみません。という訳で詳しいことはググッテクダサイ。

でも以前からSSDには、私も興味があるのは他人と一緒。
確かに普段から仕事でPCを使っているので、マシンが速いのに越したことはなく、それにあたりSSDは魅力の一品。

ただ、もっと恐ろしいのが「データが破損して復旧できないこと」。つまり、記憶媒体の破損。これが一番オソロシイ。

で、記事にはHDDの故障経験が4割とあるが、HDDが巷に普及してから20年そこそこで4割であるのに比べて、普及が3年もそこそこのSSDの故障経験が2割弱は、いくら何でも高すぎる。

まぁ、これも記事にもあるのだが、HDDメーカーと異なり、既存の基盤製品の製造ラインで製造できるため、コスト面を抑えられるため、こぞって参入。
その結果、安全面が疎か…というよりも、このあたりの技術がまだ未成熟なため、結果故障が多発しているのではないかと思う。
確かにHDDも、昔は今に比べて故障は多かった…気がする。

あと、SSDドライブはその中でRAID0(まぁ、読み書きを早くするための技術)のような動きをしていて、1つの記憶データを複数のチップに同時書込していて、それで1つのチップに負担がかかるのを防いだり、速さを稼いだりしている。これも確かに技術としてはありだと思う。
しかしながら、データを一度にやり取りするのはそれだけ回路やチップに対して電気信号を多く展開する必要があり、そのぶん負担はかかる。その点の配慮が疎かになっているのではないかと私は推測する。

そもそも電気回路はそのものに大きな弱点を抱えている。その原因が瞬電や静電気などに弱いという点。

たとえばデータを記憶している最中に電源が切れたりすると、途端に壊れることがある。しかも性質が悪い事に、メモリが丸ごとイカレることが殆ど。例えば本体に挿してあるUSBメモリを、切断操作をせずにいきなり引っこ抜いて壊した経験がある人も多いと思う。
また電源スイッチをいれた途端に静電気などの影響で壊れるという事もある。

ただしノートパソコンにあるSSDの場合、基本的に電池の充電回路を介して給電している。つまり、パソコン本体そのものが、瞬電に対して比較的耐性がある。
またノートパソコンは、内部に埃が入りにくい。もともと密閉性を高めていることもあるが、そもそも機器が密集しているので埃が入る隙がデスクトップにくらべて低い。
まぁ構造上デスクトップに使用しているSSDよりは壊れる可能性は低いような気がする。とはいえ、携帯するという場面が多いので、振動で壊れたりするし、密閉性が高いために熱で壊れることもある。キーボードにコーヒーをブチ撒けて壊すこともあるので、一長一短。

でも逆にデスクトップの場合、ノートパソコンに比べて電源から回路に比較的すんなりと給電されている。そのため、瞬電の影響も受けやすい。
また、マシンの中の隙間も多く、家の中で使用する関係でホコリも吸いやすい。しかも金属部分も多い。その結果、中に溜まったホコリが原因で、静電気などが電源投入時など何かのはずみで発生。
そんな環境下でSSDを使用している場合、HDDよりも明らかに耐性は低いと思う。最近はある程度瞬電に堪えられる電源もあるとはいえ、UPSなどを導入したほうがよいかも知れない。

まぁ総じて、SSDはまだまだ品質の問題と技術の習熟不足があると思う。
HDDの場合、専用のラインと、普及してから20年以上経過し、製造各社には習熟したノウハウがある。それが品質を維持するための効果として現れているのに対し、SSDを製造するメーカーはまだそこに到達していない。
あと、使用する環境。パソコンの能力が飛躍する事は回路がどんどん密集してデリケートになってることを意味する。でもメーカーの品質ではカバーできないものが出回っているのも事実で、その部分を補うのはユーザーの行為にかかってくる。つまり、使用する環境とかメンテナンスに配慮することなどを、ユーザーがおこなうということ。

そんなこんなで、とりあえずもう少しの間は見送りかなぁ。でもノーパソだとSSDモデルにするかも。軽さ重視で。