正直なところ、直接、テーマのスタイルやPHPソースファイルを修正したほうが手っ取り早いです。参考書籍でさえ、そのような記述が為されているものが多いです。
でも折角なので、なるべく TwentyTen のテーマを構成しているソースの構成をベースに残したまま、メッセージを修正してみます。
ちなみに、WordPress の日本語版に同梱されている TwentyTen テーマは、日本語ローカライズに対応していて、元文書のPHPソースを修正せず、設定ファイルみたいな物を介して、該当箇所の英語メッセージを日本語に置換して表示しています。
今回はこの仕組みをそのまま利用するための修正方法です。
この作業は、途中で修正したメッセージをバイナリコンパイルします。
コンソールやコマンド(msgfmt)が使えないサービスや環境を利用されている方は、諦めたほうが良いと思います。
まぁ、自前でサービスと同じ環境とかを作ってコンパイルし、そのファイルをアップしても良いとは思いますが、色々と面倒な気がしますし、何もそこまで拘る必要もないかと。
あと修正するファイルの文法や方法は、ファイルの中身から察してください。察することができない方も、修正は諦めてください。
- 以下のディレクトリのファイルを修正します。
(WordPress を入れたディレクトリ)/wp-content/themes/twentyten/languages/
なおこのディレクトリのファイルは、ダッシュボード(管理画面)からは修正できません。
よって、SFTP やコンソールを繋いで修正作業します - 念のため ja.mo、ja.po をバックアップ。(壊したら元に戻すため)
- ja.po をテキストエディタで編集。
編集方法を「察するべき」はこのファイル。頑張って修正。 - サーバコンソールにログインし、cd コマンドにて (WordPress を入れたディレクトリ)/wp-content/themes/twentyten/languages/ ディレクトリに移動。
- コンパイルコマンド msgfmt -o ja.mo ja.po 実行。