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大画面テレビとDVD・ビデオ

DVDの画像

実は画質がピンキリなのがこれ。
DVD でも自分で録画したものとビデオレンタルや販売品で画質は異なります。
しかもビデオレンタル・販売品の場合、更に作品によって異なります。

まず、自分で録画したものの場合。録画モードによって画質は左右されます。まぁ標準画質であれば、問題なく観ることができますが。
長時間モードにすればそれだけ、画質はどんどん落ちます。比較的わかりやすいかと。
ちなみに 40 インチ以上の大型テレビだと、標準録りでも結構荒れた感じになります。できれば高画質モード録画で。

それに比べて判りにくいのが、ビデオレンタル・販売品。
これは専ら作品のリリース形態、DVD が製造された時期、販売形態によってまちまち。これは1つずつ説明しましょう。

まずは作品のリリース形態。つまり「映画」か「テレビ」かという事。

これは発売された時期も大いに影響するのだが、映画の場合、当然ながら普通の場合は、原版がフィルムとなります。
そのためDVD用のデジタルデータを制作する場合においても、フィルムに記録されている内容がそのまま収録されることになります。その結果「映画のような」画質に近い形となります。
ただし、このあたりは、DVD のメーカーの編集能力などにも大きく左右されるので、最早「当たるも八卦 当たらぬも八卦」状態。
でも廉価版 DVD でなければ、フィルムの画質が DVD で可能な最大限の画質で維持されるのが一般的。逆にそうなっていないと、そのメーカーは相当ヒンシュクを買います。

それに比べてテレビ作品の場合は総じて厳しい。
もともと記録されている媒体そのものが、業務用とはいえ VTR。テープの保存状態や元来の品質にもよるが、媒体そのものが劣化する。実はその劣化が思ったよりも厳しいようで、年代によらず、色味の変化やノイズがかなり発生している模様。
2000 年台前半のテレビドラマでさえ、結構粗い画質のものが、たまに放映されてたり。
しかもデータそのものが地上アナログ放送時代に、その解像度を基準に作成されているはず。
業務用 VTR は民生機よりも何年か早くデジタル化されているとはいうものの、1990 年に入ってから。
多少は解像度もあるのでしょうが、地上アナログの解像度を現在のハイビジョンの解像度のテレビで観れば、その粗さを隠せません。粗さは一目瞭然だったりします。

あとアニメ作品の場合。
アニメーションは、もともと色味と輪郭がはっきりしているために、地上波向けの作品がハイビジョンで流されると、スゴいことになること多し。低画質のデータを高画質に無理矢理広げて再生(アップコンバート)するのは、実はデジタルにおける技術的な「壁」だったりして、結構厳しい。これは DVD でも同じく厳しかったりします。
また通常の番組と同じで、アニメも納品データそのものがそのサイズでしか残ってません。確かにドラマと違って「元のデータが残っていれば、今の解像度のものが再制作できるのでは」という話もありますが、まず元のデータが残っていることが、「稀れ」なんだそうです。確かに、制作会社そのものが倒産・廃業しているのは最早日常茶飯事。

そして、これとは別に、販売形態によっても画質は左右される事にご注意。
コンビニ等で扱われている DVD の場合、いわゆる廉価版クラス。これは版元からのフィルムを自動補正でそのまま DVD に落とし込んでいるため。
それに比べて普通の金額で販売されている物は、DVD 用のデータを制作する際、通常はカット毎に適宜補正を入れているので、コンビニ DVD よりも品質は高いことが多い。あとボーナストラックなどもこちらのほうが多かったり。

コンビニDVD<<レンタルDVD<<レンタルBlu-ray<<<<製品DVD<<製品Blu-ray

という訳で「視るに耐えない」というわけではありませんが、結構色々と気になる場面が出てきます。
まぁテレビや DVD デッキによっては、補正機能等によって滑らかに表示される期待もありますが、デジタルテレビはもともと輪郭はくっきりと表示されるほうなので、もともと解像度の低いアナログ放送の番組や輪郭のボヤつくのが元々普通なフィルム(8mm とか)の作品の場合、画質に関しては諦めるほかないと思います。

VHS3倍速

こちらはもぅ「視るに耐えない」レベル。輪郭補正とか以前に、そもそも録画データそのものの品質が低く過ぎて、昨今のデジタル放送対応のテレビの高画質では、どうしようもありません。輪郭補正もかなり厳しい。
なので、作品によって、DVD 標準相当で VHS → DVD に焼き直し、もしくは、VHS 標準相当でデータを変換して随時保存しています。
まぁ録画用 DVD も VHS テープも、我が家の場合は娯楽用というよりは資料用という性質が強いので、正直なところ、そんなに画質にはこだわってません。
あと我が家のリビングテレビ(42 型)とは別に、20 インチ前半のテレビを購入する予定で、古い作品はそちらで視聴すればよいかと。最悪「パソコンで見られればいいかな」レベル。