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  • 生保の新入社員勧誘(昔話)

    学校卒業後、最初の会社に就職した際に契約した保険証書が出てきた。

    まぁ最初の会社は、割と早いタイミングで辞めてしまい、その時のゴタゴタで引落に使っていた銀行口座の残額を空っぽにしたので、その過程で未払い⇒失効したと思う。

    褒められたもんではないけれど、まぁ、色々と当時の「若気の至り」という事で。
    色々、察してください。。。

    でも、彼らの当時のセールス方法、今もこんなセールスをやっているのかは知らないが、今を思っても、正直ウザかった記憶しかない。

    もしかしたら、個人情報や社外秘に対する意識が変わっている昨今では考えられない話かも知れないが、経験ログとして記事にしてみた。

    何故か、職場に入ってくる

    昼休みに、彼らは何故か職場に入ってきて「営業」をするのだ。
    入口の受付(総務)の人が制止する素振りもない。

    そして春先に入社した社員(つまり私)は、格好の餌食に

    おそらく、今は情報セキュリティなどの理由で入室する機会は減ったかもしれない。

    でも、今でも外の通路や社員食堂で営業が待ってたりするのではないかと。
    もしかしたら、機密保持契約を結んでて、正々堂々と執務室に入室してくることだって、あるかも知れない。

    そして、目が合ったが最後、会話したら最後、とにかく保険の資料とか書類を渡してくる。

    今となっては、とにかく昼食は、屋外に食べに行くべきだったと思う。

    生命保険への加入は必要か?

    結論から言うと、加入しておいた方がいい
    病気や事故などは、いつ遭遇するか分からないし、実際遭ってしまった場合でも家賃や生活費は必要になるわけで。

    そんな時、会社は保障してくれない。

    ただ、大手生保の営業が勧めてくる保険には、入らないくてもいい。
    それが、たとえ1万円だったとしてもだ。特に一人暮らしの人。
    新人時点で、何かと物入りで欲求も多い時期に、自分の薄給から出すような額ではない。

    個人的には都府県民共済で十分。
    しかも健康なのであれば、共済の提供する特約もとりあえずは必要ない。
    高額なオプションの付属する生命保険は、必要ない。

    割と知らない人が多いが、もともと健康保険に加入していれば、その保険の範囲内で可能な治療はできる。
    生命保険はそれに上乗せされるサービスと考えるべき。

    例えば、入院するにしても衣類やテレビ等の付加サービスを利用するには、追加料金が必要になる。
    部屋だって個室を希望すれば、差額ベッド代が請求される。

    どちらかというと生命保険は、その部分を補うシステムであるとシンプルに考えたほうがいい。
    そこに保険の種類として、高度先進医療や特定疾病に特化したものや、各種特約によってサービスや保険金が上乗せされる。

    そして更さら、老後の積立金や一時金支払い、金融資産などとの連携サービスなど、色々なものがくっついてきて、正直わけが分からなくなる。

    保険掛金での積立は、儲からない確率が高い

    生命保険を財テクの一種として考えている人がいるが、分散投資の一つとして考えるのならまだしも、就職直後のお金の余裕がない時期に、生保だけを財テクとして考えるのは勿体ないので、絶対にやめたほうがいい。

    それに例えば定年(満期)まで、保険掛金を支払ったとして、その掛金総額以上の保険金が返ってくることは、ほぼない。

    無論、不慮の病などで人生半ばでこの世を去ることになる人などにおいては、保険掛金の総額よりも保険金のほうが多くなる場合はあるかもしれない。
    でもそれは、あくまでケース・バイ・ケースな話であって確実性はない。

    世の中の大半の人は、定年まで生き延びるわけで。
    そうなった時に、満期まで支払った保険掛金の総額よりも、保険金が上回る事は、まずない。

    将来の子供のため、妻のため、万一自分に何かあった時の事を考えると入っておいた方が良いかもと考えるかも知れないが、基本的に家族に残すための保険とした場合、莫大な保険掛金が必要になる。

    生命保険は税制上の優遇(控除)があるので、そのメリットを活かすという点では、加入してもよいかも知れない。
    ただし、あくまで「そのメリットを活かす」という程度の掛金に留めたほうがいい。

    個人的には、この「メリットを活かす」ためには、現時点での払込掛金の上限でを超えない額とするのが良いと思う。
    そうなると一般生保の掛金では簡単に超えてしまうため、個人的には、都道府県民共済のような小規模かつ年毎に返戻金があるような、小規模な保険のほうが良いと思う。

    生命保険のデメリット

    保険会社の倒産・資産運用が不明瞭・不祥事

    今まで様々な保険会社が不祥事起こしたり、経営破綻したり(破綻しなくても吸収・合併を繰り返したり)と、大手生命保険会社にて一貫して健全な運営が行われている企業は、あまり多くない。

    自分が若い頃に契約した会社は2社あったが、そのいずれも現在はその会社単体では存続しておらず、合併してしてしまった。

    理由は色々あるだろうが、結局の所、社会変化に追随できなかったわけで、そのような保険会社に一生涯の保険掛金を預けるだけのメリットが、どうしても捻出できない。

    保険資産の運用が不適切

    特にこれ。
    高度経済成長時においては、物価上昇や社会成長に併せて、漫然とした資産運用であっても問題なかっただろうが、それが頭打ちとなった1970年代後半以降、マトモな資産運用ができる保険会社は、かなり減ったはず。

    特に現在においては、とてもシビアな資産運用を行わないと利益なぞ出せない時代。保険会社ごときの資産運用でそれができるわけがない。

    春先、保険営業の餌食となりそうな方々へ

    まず、保険の知識がほぼないはず。

    とりあえずは、都道府県民共済のような小規模共済に加入して、保険の営業とは絶対に目を合わせないほうがいい。
    そして「別の保険に入ってるから」という理由も含めて、絶対に言わないこと。

    【余談】生保に入っていた方が良い人は、どのような人か?

    こういった人は、普通の生保に契約したほうがよい。

    • お金に余裕のある人
    • 細かい事について興味のない人、面倒に思う人。
    • 運転などにおいて性格が豹変する人。自身の健康に対して無頓着な人。つまり最終的に生保の厄介になる確率が高い人。

  • レンタカー vs カーシェア

    前回記事に関連。

    弾丸で関西往復。往復で1000kmぐらい?
    レンタカー2日間利用で、レンタカーかカーシェアかを考えてみた。
    ちなみに5ナンバーワゴンを検討。

    以下、2021年4月現在の48時間料金で試算。

    ニッポンレンタカー

    ちなみに以前はトヨタレンタカーを使ってたのだが、近所の店が、いつの間にかニッサンレンタカーになってしまった。
    悪いけどニッサンレンタカーは使わない。。。

    • W-K、23,100円(会員料金:20,790円)
    • W-A、36,300円(会員料金:32,670円)

    ちなみに会員料金は「10%引」。
    最初は消費税分だけの割引になるが、利用回数の多い「ゴールド会員」様は 20% 割引になる。
    ただし、割引対応車種やシーズン等によってかなり左右されるので、正直そこまでのメリットは感じにくい。

    ちなみにこの手の会員サービスの割引、どこのレンタカーもやってるけど、特に「ブランド系レンタカー」の会員割引サービスは、とにかく「例外ルール」が大盛りすぎ。とても判り難い。本当にメリットあんのか?
    消費者目線のサービスとは、とても言えない。

    タイムズカー(カーシェア)

    • ベーシック、9,900円
    • ミドル 、13,200円
    • プレミアム、20,900円

    レンタカーの場合、車種やプラン等によってはカーシェアより安くなることはある。
    ところがミニバンなどのワゴンクラスの場合、一般的にカーシェアのほうが安い。

    でもワゴン車はカーシェアでも人気あるので、それはそれで「空いてない」という問題が生じることがある。
    (自分も予約開始時刻に合わせて取得することが多い。)

    燃料費

    これとは別に実際には「燃料費」がかかるのだが、タイムズカーの場合、利用料金に含まれる。
    今回の場合、長時間利用ということで「距離料金」が生じるので、これに「燃料費」が含まれていると考えると、判りやすい。
    というわけで、関西往復1,000km走るとすると、1.6万円。

    燃料は車両付属の「専用カード」で給油。
    自前で給油してしまっても、距離料金は必ず取られるので、絶対に「専用カード」で給油すること。

    レンタカーの場合、完全自費で燃料入れることになるが、1万強ぐらい。
    「燃料費」と考えると、若干レンタカーのほうが安くなると思うが、それでもレンタカー本体の料金が高いので、カーシェアとは比べものにならない。

    結論

    料金面では、カーシェアの圧勝。

    ただ、カーシェアよりもレンタカーのほうがメリットある場合もある。
    例えばワンウェイや乳児用のシート、ETC貸出などのオプション。いつも洗車済・整備済・満タンの車両が前提だし。

    対してカーシェアは、とにかく汚いことや破損が目立つ。
    例えばマットに泥や枯れ草がくっついてたり、シート下に菓子をこぼしたものが落ちてたり、飲み物やゴミが放置されてたり。
    使用前点検もちゃんとやらないと、バンパーやサイドを擦ってたり。

    結局のところ、前の利用者の問題ではある。
    ただ、この手のマナー違反は、使用の都度報告しないと、自分の所為にされ、後日疑われることだってある。

    このあたりの「割り切り」で、利用の選択肢としても良いかと。

  • 私的高速移動考(下り線)

    東京起点、東名-新東名の話。
    まぁ、たまに使うので。

    トラック事情

    東京というか東京近郊発の物流路線便は、20~23時を中心に配送センターや営業所を出発する。

    これは宅配関連であれば、日中集荷した荷物を拠点で仕分けし、長距離便のトラックに乗せるため、この時間となる。
    また、工場などでの製造した品についてのチャーター便の場合も、概ね翌午前中着を目標としていることが多い。そのため、やはり20時以降に出発する事が多いと思う。

    京阪神までの物流距離であれば、概ねこのスケジュール感で動いているのではないかと。

    なので概ね以下の時間帯が混雑しているような感じ。

    東京~御殿場⇒20~23時
    御殿場~富士⇒21~00時

    ちなみに、0~5時頃まで、富士~豊田までの間もトラックはそれなりに走ってる状況。
    さすが幹線。

    走り難いか?

    指定速度以上の速さを出したい「スピード至上主義者」みたいな方々には、トラックの多い新東名は走りにくいと思う。
    トラック同士の追越はとても遅いので、それに焦れる普通車は多いのではないかと。
    でも巡航してるトラックもそれなりにいるので、ACC使って「流れ」に乗って走るのは楽。

    個人的な走り方

    深夜時間帯については、第1、第2走行車線はトラックが多く、走りにくいので、結果的に普通車は第2走行車線、はたまた追越車線をずっと走ることになる場面が多い。
    というか、それが「暗黙の了解」のような気がする。

    走行提案

    以降は個人的な意見妄想・戯言です。
    あまり気にしないでください(笑)

    できれば、こう言った走りをしてほしい。

    トラック

    過積載・ローリーなどの80km遵守車は第1走行車線必須として、巡航は基本、第1・第2走行車線。
    追い越したいときだけ、第2走行・追越車線を走る。

    普通車

    巡航は第2走行車線、追越用途で追越車線を走る。
    追越車線走行中、自分より速度の速い車両が続行してきたら、すぐ第2走行車線に戻る。

    IC・JCT・SA・PAなどで流出するとき

    流出の3kmほど手前(混雑時は5km手前)から、第1走行車線に移動することを思考する。出口の予告標識に差し掛かる頃までには、第1走行車線に移動。

    この時、前方に特大車など低速車がいても焦れないことが大事。

    一番危険なのは

    雨の中、トラックが混雑している時間帯

    これが1番危ないです。あと、トラック同士の追越中とか。
    このような状態では危険なので、頻繁な追越はせず、第2走行車線を巡航するようにしています。

    浜松いなさ、岡崎SA間

    この区間は2車線。
    しかも勾配の抑えられている新東名の中でも、周辺景色と2車線の所為か、それなりのアップダウンがあるように見えてしまう区間。
    なので、交通量の多い時間帯の追越には気を付けている。

  • 車に求めるもの

    以下、あくまで個人的な意見です。
    個人によって考え方には差があるはずなので、その点ご了承ください。

    個人的に自車は所有せず、カーシェアとかレンタカーがライフスタイルに組み込んでいるので、様々な車種に乗ることが多いのだが、今回初めてトヨタ C-HR というコンパクト SUV なる物を運転してみたので、その感想まわりとか。

    「SUV」と「コンパクト」を併せ持つのって、何だか本末転倒というか相反するというか。。

    コンパクト SUV

    乗用車の総合的な利便性は、コンパクトカーよりも劣る。
    SUV 並みのゴツい足回りにはなってるし、外装がカッコもよくて、フロント席のラグジュアリー感も確保してるけど、逆に言えばそこに徹底してるだけ。

    フロントガラスは狭いし、サイドなど車両全体が丸みを帯びているため、とにかく視認性が悪い。

    後席がとにかく狭い。クーペ並みに足下が狭い。
    カップルとか単身者が乗るならまだしも、ファミリーにはお勧めできない。

    T-CONNECT

    carrozzeria (Pioneer) に慣れてしまっている自分としては、どうにも機能不足。
    直感的操作の際、違和感を感じる。

    あと個々の機能についても洗練差がある。

    たとえばマップ表示中にマップボタンを再度押しても、ユーザが設定した縮尺のマップにならないとか、ナビとは関係ない部分、ラジオのエリアプリセットひとつにおいても、練馬だと埼玉のプリセットが表示されたり、ワイドFM帯が表示されなかったりとか、重箱の隅的な。

    クルーズコントロール

    トヨタ車のコントローラーは、ウインカースイッチ(バー)の下部に、別途、コントロールバーが設置されていて、それで制御するんだけど、これがイマイチ使いにくい。

    ホンダ車のように、ステアリング上にコントローラを設置してほしい。

    居住感と容量

    SUVにはどうも高級車のようなラグジュアリー感を求めている人がいるようで、それが各所に詰め込まれているが、個人的にはそこまでラグジュアリー感を全面に出す必要はないと思う。
    それなりの居住感については確保してほしいとは思うけど。

    背丈体格の違いがあっても、疲れにくい運転ポジションが確保できるとか、フロントやハンドルの位置や視認性、疲れにくいブレーキやアクセルのポジションなど、人間の五感がどうしても頼る必要が車にある以上、その部分に対しての洗練化を伸ばしてほしい。

    荷室容量は、それなりに確保してほしい。

    リア席を潰せば、それなりの荷室空間を確保できるのは判ったから、普通に荷室サイズを確保してほしい。

    まとめると

    とまぁ小型SUVの評価としては、

    コンパクト SUV に乗るぐらいなら、
    普通(3ナンバー車)の SUV を無理して買え。

    こんなところでしょうか。

    余談

    個人的な会社別車両評価。

    独断と偏見に満ち満ちてるので、読む方は自己責任で。
    意見は求めてません。

    トヨタ

    ザ・大衆車。良くも悪くもスタンダード。
    普段の街乗りから長距離まで一番普通に乗り回せるから、どうしてもこれが第一選択(基準点)になってしまう。

    ホンダ

    5ナンバー車の出来は良い。スピードの伸び・バランスが良いし、車内の広さに拘りがあるようで、居住性が上々。
    個人的にはACCがステアリングに組み込まれている点がお気に入り。
    ただトヨタにちょっと及ばない部分があるような。重箱の隅的な。

    マツダ

    コンパクトカーでも速度重視な感じ?
    スピードの伸び・バランスはホンダ車以上。でも車内の広さが、どの車種も気になってしまう。

    ニッサン

    昔は良かった。ある意味、トヨタ以上の標準な車だったし。
    今のニッサンはどこに行きたいのか、正直良くわかんない。
    EV専業になるなら、それもいいんでない?
    会社もゴタゴタしてるし。

    スバル

    多分、一度も運転したことがないので、態度保留。
    最近ゲンキな会社なので、気にはなってるんですけど。

    三菱

    以下同上。
    てか、もはや「何の車種作ってるんだっけ?」のレベル。

    スズキ

    全体的にアクセルがフニャフニャ感が気になる。アクセル踏んだときとスピードの「伸び」に独特な感じがするのは気のせい?
    二輪も含めてスズキはスズキ。

    ダイハツ

    ザ、軽自動車。

  • 百合展2018 開催中止

    確かに池袋西武7階催事場とかで開催するとなると、同階のフロアジャンルや上下階の内容も踏まえると、かなり微妙な気がします。

    でも開催を予定していたのは池袋マルイの7階のフロア。
    ここはアニメやゲームなどのメディアミックス系店舗しか入っていないし、池袋マルイの利用者も(他階の店舗が歓迎しているようには見えないが)棲み分けができているし、誰も困らないのでは?

    確かに特に男性に対して性的な扇情を煽る可能性はある。
    でもそれが全てではないし、抗議に考えれば、それも含めて表現の自由でもあるはず。
    それに気になるのは、どうもこの問題は、SNSによる一部の偏向的な発言が発端のようで、結局その人達が「見たくないから止めさせろ」という、極めて一方的かつ利己的な考えに迎合したようにも見える。

    「ふともも写真の世界展 2018 in 池袋」を中止にした流れを踏まえて、辻褄合わせの煽りを喰らった気もするし、なんとも後味の悪い結果だと思う。

  • 区議選

    があるのですが、候補者それぞれの考え方があると思うけど、名前だけを連呼して街宣する行為に意味があるのか、甚だ疑問を感じる。

    もちろん印象を残して、投票に繋げると考えもあるだろうけど、自分の場合「よしこいつには入れないでおこう」と、いつも強く思う。

    駅前でも、単に挨拶と握手をしているだけの人には、入れない。ちゃんと自分の主張を述べられる人に投票したい。

    最近、都市部の議会も若者議員が増えてきているが、自分に考えのない人が特に多い。もしくは自分勝手というか、意味不明・共感できない人とか。

    議員というのはもちろん自分の主義、主張も必要だが、地域や市民の声を聴き、それを行政に繋げるのことも大事なわけで、その辺りのバランスが必要な役割だと思うのですが、どうも日本の議員というのは利己的に振れている人が多いなぁ。

  • フリーのプログラミング屋さんの記録

    あくまで個人的な経験上の話です。
    これを参考にして短絡的に会社を辞めるのは、お勧めしません。
    何事も知識・情報を仕入れてことと、自分の性格やスタンス・センスに向いているかをよく考えたうえで、決めるべきです。

    最初のうちは情報サービス会社に勤めてました

    情報系の学校を卒業し、IT系業種に就くという、最も無難なキャリアルート。
    2000年前後ということで、バブル崩壊を抜けつつあるタイミングだったものの、まだまだ就職難の続いていたタイミングではあるものの、とりあえず就職できたのは良かった。

    でも自社で作業をしたのは、結局最初の3ヶ月ぐらい。
    そのあとは外に出される。
    まぁ、そう言う意味ではシステムエンジニア関係で「あるある」の事実上の外注派遣会社みたいなもんだったのでしょう。
    社長自体も「できれば自社で仕事をさせたい」とは言っていたので(どこのIT系会社の社長はみんな言うけど、それを実践できてる会社は少ない)、派遣みたいな業態を目指していたわけではなかったでしょう。
    でも、会社として最も楽に安定した収益を出す方法としては、この業態なんですよね。一度吸った汁の味は忘れられないということで、会社もこの道を選んだのでしょう。

    ただ、あと個人的にも、いわゆる人材派遣会社とは違うため、雇用が安定している点は良かったのかも?
    結局足掛け13年ぐらい過ごしてしまいました。

    ちなみに自分の場合、月20万ちょいぐらいだったから、年間で200~300 万そこそこ。そう、馬鹿みたいに易いんです。
    安定してても、これでは日々の生活だけで終わる。

    あと客先のシステムの案件なので、新たな技術スキルを身に付ける機会にも恵まれない。

    結局「カネ」と「スキル」の上達を犠牲にしただけなんですよ。

    フリーになってから

    という事で、個人事業主つまりフリーになりました。
    ちなみにフリーの場合、「給与」とか「手取り」という概念はなくなってしまう。
    「売上」から「経費」を差し引いた金額が「収入」になるのだが、これは「給与」とは違う。
    給与は年金や健保、住民税、所得税などが月々に「控除」されていく。この「月々」というの部分がミソ。

    対してフリーの場合はそうでなく、収入の中から得た金額から、都度支払うべきものを支払っていくのが個人事業主。日々の生活費もこの収入の中から支払っていく。

    とはいえ、事業の財布と生活上で必要な財布を一緒にして運用していたら、帳簿が大変な事になってしまう。
    そのため給与と同じ感じで、毎月定期的に事業用の銀行口座から生活用の口座に自分で移し替えるのが、おそらく一般的。
    そのほうが帳簿の管理もしやすい。

    ちなみに個人事業主になって家計に入れている金は、45万ぐらいになった。
    ただ、そこには住居兼事務所としての家賃や電気代なども含まれるし、年金・健保・税金も支払っているのだから、実際の生活費30万ぐらいになる。

    でも余裕はかなりできた。それは何か。

    フリーのメリット・デメリット

    経費が自前

    自分の場合、パソコンは本業でも私用でも利用している。

    そのパソコン。会社員だと、普通は自分個人のパソコンを買っても、そしてそれで会社の仕事をしていたとしても、それはあくまで個人のものになる。
    中には個人用パソコンの購入に一定の補助を出す会社もあるかも知れないが、普通は一銭も経費にはできません。

    ところが個人事業主の場合、そのパソコンを仕事で利用しているのであれば、経費できるわけです。
    もちろん参考書籍だって、仕事上必要で購入したのであれば、経費にできます。

    自宅で仕事をしているのであれば、電気代・通信費・家賃なんかも「家事按分」が前提ではあるものの、一部は経費にできちゃいます。
    仕事でタクシー移動することだって「交通費」として経費にできますし、飲み会の費用も、仕事上の付き合いであれば「接待交際費」にできます。
    いちいち経理や上司のお伺いを確認する必要もありません。

    ただしデメリットというか、守らなくてはならない点もあります。

    まず経理を自分でやらなくてはなりません。
    もちろん会計士・税理士などの経理業務を外注に出すこともできますが、一般的な考え方として、経理の面倒は自分でみる必要があります。そこに経理上のトラブルがあっても「税理士に頼んでたから詳細は知らない」では通らないんです。カネの流れは把握する必要がでてきます。

    あと何でも経費にはできないし、収入以上の経費を立てることもできません。つまり仕事をして収入を得られなければ経費にはできないんです。

    フリーは将来までの保証はしてくれない

    もちろん、フリーになるとか、起業するといった目標の人もいるし、実際にそれを実践している人は沢山いると思う。

    ただし、よく調べてくれ。
    フリーには退職金といったシステムは存在しないし、老後の保証も存在しない。

    こういうことは、日本の社会システムであり、それに準じて人生を送らないと、非常にリスクのある人生を送る可能性があることを、高校生までのうちに学校でちゃんと教えるべきだと思うが。

    いまの教育では、その知識は一切習得できないので、ちゃんとちらべるべき。

    例えば年金

    自分の記憶では、中高生のタイミングで社会科として「年金」の云々について、ざっくり教わっただけ。要するに、テストのため、受験のための知識。

    実際には国民年金は年間で70~80万しか貰えない。
    月換算で6~7万だよ。
    ちなみに東京のワンルームが家賃だけで相場が7万ぐらい。光熱費もちろん別。
    だから年金だけでは生きていけない、生活保護まっしぐら。

    日本には公的年金というシステムがあって、将来老後において年金を受け取るためには、通常18歳ぐらいからコツコツ年金を支払う必要がある。

    一般的な会社員の場合、給与明細の控除の部分で差し引かれてしまうので、あまり意識しないと思うが、フリーの場合は当然自分で支払わなくてはならない。

    しかもこの年金システム。国民年金、厚生年金という感じで2階建て構造になっていて、フリーには「厚生年金」という部分の上乗せ部分が存在しない。
    実際は「国民年金基金」というシステムを利用して、フリーでも上乗せのような部分を追加することは可能だが、実際のところそういった将来の部分も自分でよく考えて、日々の収入から支払っていく必要がある。
    こういうの、学校では習ったこと、、、ありませんよね。

    それ以外にも、健康保険は国民健康保険になってしまう。この保険料が恐ろしく高い。収入が800万ぐらいの家族世帯の場合、あっと言う間に年間100万前後の国保の請求がやってくることになる。

    自分の場合、家族つまり子供がいて、その子の学費・養育費を稼ぎつつ、実際に育てていく必要もある。

    子供が成人するまでの費用として諸説あるけれども、自分の中では、概ね2000万は稼ぎ出す必要がある。

    それとは別に、老後の資金としても一般的には2000万前後の貯蓄がないと、余裕ある老後を送ることは出来ないと言われている。

    会社員ならそういった点を、給与の中から年金や退職金積立といった部分から、あまり気にせず会社がやってくれたが、フリーだとそれを全部やることになる。

    自由もあるが、覚悟も必要。それが個人事業主。

  • コンテンツビジネスと地方タイアップって

    正直、バランスが悪いものが多い気がする。
    熟れていないというか、素人臭いというか。

    見え方からすると、タイアップというよりは、コンテンツビジネス側が地方を食い物にしているように見える。
    ギブ&テイクのバランスが悪い。

    相乗効果があるかと言うと正直疑問で、どちらかというと、コンテンツが地方に乗り上げている状態?

    実際の話、広告代理店とかが地方を盛り上げるためという「謳い文句」で色々と企画を展開してますが、中には詐欺まがいの金の巻上げるだけみたいな業界ゴロも沢山いるし。

    タイアップによって誰が儲かるのか?

    名のあるクリエイターであれば、自己の宣伝になる。
    いわゆる売名効果。後々のビジネスには良いのかも。

    既存のアニメやマンガ・ゲームなど、版権を所有するコンテンツであれば、その会社には版権収入がある。一緒に儲かるのは版権を持ってる会社。

    広告代理店や業界ゴロは、広告料やマネジメント料という名目で、やっぱりここにもカネが入る。

    確かに地方にもカネは落ちるかもしれないが、でもって、地方にとっては、集客効果。。。だけ?
    ………これって、どれだけの効果とか売上に繋がるの?

    本当にこれで儲かるの? 確実に?
    どれだけの期間、儲かるの?

    地方への儲けは極めて一時的で。何とも「分が悪い」気がしてならないのですが。

    まぁ、広告代理業とかマネジメント業というのは、往々にして現地の人たちだけでは知識とかコネとかがなくて何ともならないから、金を払って、有識者にやって貰うという、考え方は理解できる。
    でも、いわゆる「おまかせ」という地方の側の姿勢には問題を感じる。

    地元を盛り上げるためには、その方向性や姿勢をコンテンツ側に伝える必要があると思うし、コンテンツ側からの無理難題を呑まなくてはならない事態もある。

    そしてコンテンツビジネスは、何よりもカネカネカネ。

    オタクはカネを出してくれるけれど、カネを払に値するだけのモノやサービスが必要で、それは消費社会の原理と同じ。

    つまり、意外とカネと手間がかかる。

    「コンテンツ万歳!コンテンツ万歳!」だけでは、もはやオタクの流行に乗っかっているだけ。

    まぁ、自己満足なのは、その規模が大小だけで、コンテンツビジネスだけの話ではない。

    コンテンツビジネス側(企画側)はド素人が多い

    実際のところ、コンテンツタイアップというのは、その売り方や効果的な販売方法が、コンテンツビジネス側も正直よく判っていないことが多い。
    だってコンテンツを制作する側は、所詮制作会社であったり、出版社の編集部だったりするわけで、広告代理店や企画会社ではないから。

    一発芸

    まぁ「カンフル剤」としての効果はあるだろうけど、それがずっと持続するかどうかは正直疑問。

    まぁ、「やらない」よりは「やった方がマシ」程度ではないかなぁ、と。

    保守的な部分と発展性とのバランス

    実際のところ、コンテンツビジネスは一過性のものが大半であり、長い息のものは数少ない。

    それに地方は「保守的」であり、土地や地域性にプライドがあるという点。
    こういう土地で「表現」の名の下、コンテンツ・企画が暴走してしまい、その結果、トラブル発展するリスクだってある。

    発展途上

    まぁ、現状では発展途上の分野で、この連携はごく最近に始まった事を考えると、習熟までは少しかかるのかな、と思う。

    でも、コンテンツビジネスに携わる者が、地元を食い物にするのだけは、そこはクリエーターの理性やプライドとして、是非やめてもらいたいと思っています。

  • 擬人化は創作なのか?

    以下、個人的考察と意見です。
    結局は程度の問題であり、それを受け入れられるかどうかは、結局は主観的な判断が大いにかかわることですので、その時々で考え方も左右されます。
    議論については専門家にお任せします。とはいえ、こんな専門家の人がいるかは知りませんが。。。

    また、ここでは明確な例のような記述をしていますが、これが基準ではありません。
    そう言った点からも誤解しないでください。

    というわけで、まぁ私としましては、広義な意味でパロディだと思っています。
    少なくとも私はそれを「オリジナルの作品」とは見てとれません。
    某創作オンリーの即売会でも、本当は非常にグレーなラインだと思います。

    でも誤解しないでいただきたいのは、何も擬人化を否定しているわけでありませんので。
    それに同人誌即売会のジャンル分けでは、どちらとも言えない「曖昧」な作品はよくあるので、創作オンリーの即売会の許容できる範囲において「事実上黙認」し、適宜確認・注視していくという事になっているのでは、と思います。
    それに即売会主催者としては、集客力も考えなくてはなりません。場合によっては、運営(まぁ経営ですね)とポリシーのどちらを優先させるかを判断する必要もあるのです。
    このあたりはある意味、大人の考えってやつです。

    でも、メーカーや商品の擬人化となると、オリジナルのイメージからはかなり「かけ離れている」部類に入ってくると思います。
    まぁアンケートを取ったわけではないので、何とも言えませんが、公共物などの擬人化に比べて、おそらく違和感を感じる人は多いのではと思います。
    それに、それぞれのメーカーや商品が持つイメージにも直結してくるため、場合によっては「イメージを損ねる」として訴えられる可能性という、別の問題も考えられます。
    少し横道に逸れますが、商品名や会社名・ブランド名などは商標登録されている場合も多いです。そう言った点からも、クレームを受ける可能性はあり、最悪の場合は訴えられたりする可能性があります。
    確かに、鉄道会社や路線は公共性が高いものですし、会社としてもその擬人化を明確に否定するような行動は、あまりないと思いますが、完全に否定できるとはかぎりません。
    しかも訴えられても、即売会の主催者としては「そこで、その本を、頒布していた」という事実は残るわけで、権利関係の争いにおいては、あまり助けることはできないとか思いますが。
    そう言った点で、よりオリジナルな作品よりも、擬人化についてはその対象物によっては、常に「自己責任」というリスクを背負う事になります。
    とはいえ、いわゆる同人誌は、どれもリスクは常に背負っていることにはなりますけどね。だって版権もののパロディなんですから。
    その許容が、業界内の作品においては寛容であるというだけの話。

    話を戻しますが、そもそも創作オンリーの即売会という場は、あくまで創作物を頒布する場を主として提供しているイベントであるという事です。それがメインストリームだと思います。
    そう言った意味で「擬人化」、特に「人間が作った物事」とでも言えばよいのでしょうか、そういう物事の擬人化については、やはり創作というメインストリームからは、外れてしまうと考えるべきかと思います。
    舞台設定こそ実社会や過去の時代に倣ったものにするかもしれないけど、ストーリーやキャラクターそのものはクリエータ自らが生み出したもののほうが、やっぱり本来の創作だと私は思うのですが。

    最後にもう一度断っておきますが、私は擬人化が嫌いなわけではありません。
    私自身も紙端国体劇場の本を購入しますし、同人誌も買いますから。