備忘録という事で。
1. 電源容量の確認
家とは違い、職場なので、生活用電源はあまり必要ないのかも知れません。
ところがIT企業の場合、とにかく電化製品が多い。
IT関係の場合、意外に電気を食うのがPCの電源。
常時全機フル稼働なんてことはあんまりないとは思うけど、台数があればそれだけ許容をオーバーする危険性が出てきます。
パソコンの電源を全部入れた途端、ブレーカーが落ちるなんてことのないよう、新事業所への契約前・引越前には要確認を。
2. 空調
エアコン(多分1台あたり1000W(家庭用)~)。でも、メーターが別なら特に問題ないかと。
3. 意外に忘れそうなのが給湯室まわり
- 電子レンジ(稼動時1000W以上)
- 給湯器(湯沸時1000W以上)
- 冷蔵庫(200W前後)
熱物は意外に電気食います。
4. コピー機・複合機
待機時は特に問題ないが、稼動時は1000W以上かかる場合あり。
5. レーザープリンタ
大きさや早さによって様々。最近の A4 プリンタであれば、かなり省エネなので、とくに問題はないかな?
6. PC
6-1 PCサーバー(200W~)
エントリーレベルのサーバなら200W前後~。大型機になれば、電力は増加します。
6-2 PCクライアント(150W~)
サーバー程ではなくても、台数があればそれなりに。
ちなみに自作機の場合、電源が300Wとか500Wとかというタイプがありますが、これは内部供給可能電力を示しているので、常に300W、500W使っているわけではありません。
6-3 モニター
最近はブラウン管から液晶になってきたので、液晶の場合はかなり消費電力が低い。
でもブラウン管(CRT)タイプを使っている場合は、概ね80W~で見積もる必要あり。
【注意】 テーブルタップを買うときの注意!!
安くて口数が多いのがありますが、テーブルタップのコンセント間が狭くて、意外に「使えない」という事があると思います。
ACアダプタとかある場合や、3つ口(アース付タイプ)コンセントが多いIT現場では、非常に使い難いので、その辺よく考えて購入してください。個人的には4口タップがおすすめ。
【注意】 電源は負荷分散!!
サーバとか理路整然と並ぶのは気持ちいいのですが、1箇所のコンセントから電源をとると、非常に危険です。結構熱も持ちますし。火事になります。
【コツ】ぶら下げちまえ。
PBX 交換機、ISDN 装置、光終端装置、ブロードバンドルータ。壁固定が可能な機器は全部壁に固定。床や棚に置くのは邪魔になります。
うちの場合、玄関ドアの上に電源ブレーカー版があるので、その横がちょうどデッドスペース壁になっていたので、そこに並べて壁固定。
【注意】 排熱対策
常時稼動させるPCサーバ類については、注意が必要。基本的に電化製品は、冷却下のほうがシステムが安定します。特に背面は最低でも10cm 以上空けるべきかと。
エアコンの位置や風向きにも工夫が必要。
【コツ】PCの省エネ対策
- 使っていない IF 機器は全部外す。(サウンドカードとかサーバには不要。)
- 不要なオンボードデバイスも BIOS レベルで遮断。
まぁ、繋がっているだけで電気は消費したりもしますが、マウントしなければ、デバイスにはアクセスしなくなるので、その分省エネにはなるかと。 - 古いマシンは見直し。統合、統合。
小容量な外付け HDD とかは、当然別電源なので、電気を消費します。そんなに大容量でなくてもよいので、新しい内臓ディスクに入れるのがよいかと。- 普段使わないディスク:ラトックの USB リムーバブル + IDE ディスクに移動。使わない時は電源 OFF。
- 普段使うディスク:内臓ディスクに移動。
- ちなみにうちの場合、元々 NetWare がつい最近まで稼動してましたが、流石に使わないので、全部吸い上げてWindows2000Serverに移転。
W2kS は AppleTalk も使えるし、LAN-MAN(PC98)も使える。 - 確かに PC-98 デバイスドライバとか AUTOEXEC.BAT の書き換えとかが必要になりましたが、特に問題はない模様。
あと、おまけ
帰るとき、無線 LAN アクセスポイントは電源断しましょう。セキュリティ的に。