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「遊び」と「生活」の分かれ目

  • 6570万脱税、同人誌漫画家「品川かおるこ」を起訴(読売新聞

まぁ、大手がこんなことやっちゃあいかんです。

個人的には、こんな余波で脱税が発覚するよりも、これを出版社が見て「大手って、儲けているじゃん」という流れが出て、著作権関係で訴えられるほうが、同人誌界としては非常にマズイかと。ムーブメントとしての同人誌界を揺るがす事態に発展します。
特に著作権収入の関係で色々とキナ臭くなりつつある昨今、この手のネタは敏感かと。

つか特に女性系は、最近オイタが多すぎ。

  • ヤフオクでのチケットの転売や買物請負での小遣い稼ぎ。
  • イベントに対するサービス要求。(イベント参加は金払っていても基本的には「参加者」であって「客」じゃねぇ)
  • 性描写に対する修正の甘さ。
  • 低年齢層への暗黙的な販売。(たとえ18禁と書いて対面販売していても、販売そのものが事実と異なれば、当然問題になる)

意図的であるにしろないにしろ、関心が薄いとか、盲目的な姿勢は非常に命取りです。「知らなかった」というのは、警察や法廷の前では、ほとんどの場合なーんの役にも立ちません。(…情状酌量の余地くらいあるのかな? でも些細かと。)
交通法規といっしょです。「知らないで済んだら警察はいらん」のです。日本というか、多分地球上のどこの国でもそうなんじゃないかなぁ。

また自己中心的な事を公言することも、今後の人生が非常に過ごしにくくなるのではないかと思います。
(自己中心的:判りやすく言いますと、自己中心的=自分勝手って言うことです。)

さらに言うと、サークル参加は、基本的に一般的な同人誌即売会においては、あくまでアマチュア向けの参加形態です。たとえ税金対策会社を作ったからと言って、会社の売り上げ、しかも「利益」という形でのサークル運営は、もはや企業と変わりません。イベント主催者側も参加を認めにくいのではと思います。
ちなみに「自己の生計だけで貯金なんか一切してませんよ」という言い逃れも駄目。
生計を立てられるだけの「利益」を得ている以上、それは所得であり、立派な営利活動です。

さらにひとつ。

× アマチュア=商業誌デビューしていない同人作家、プロ=商業作家

ではありません。

○ アマチュア=素人、プロ=くろうと

つまり、アマチュア・プロという表現において、利益を得ている、報酬を得ているというのは、あんま関係ないです。
語源を突き詰めているわけではありませんが、どうも誤解(というか、個人で勝手な解釈)をされていることが多いような気がします。その点もご注意。

社会は、皆さんの知識やスタンスなんて考えてくれません。
社会で生きていく以上、必ず考えなくてはならないことですし、無知であることほど、ろくな結末にしかなりません。
そこんところご注意あれ。

ちなみに、挙げられていないサークルも結構いるんじゃないかなぁ。
とは言っても、同人作家に一斉税務調査が入る可能性は低いと思います。
税務署のほうも、数年前に広範囲に仕掛けた税務調査の結果、

税務調査した人件費 > 挙げることできた追加税収

というのが判明し、割りに合わないことは判っているので、業種を絞って調査することは、あんまりないと思います。
ということは、利益のありそうなターゲットに絞ってくるのは確実かと。
という事で、ちゃんと税金対策やってないサークルの皆さんはご注意を。

ちなみに、一本釣りした長野の税務署はエラい。(つか、都会ならまだしも、田舎でこんだけ利益上げてれば、わかっちまうか。それとも、タレコミ? それともハデな金遣いしたのがバレた? まぁ、どうでもいいけどさ。)

ちなみに某イベントの参加サークルの抽選的には、会社名=サークル名なんていうのは、事実と判り次第、原則落選の対象になります。
だからといって、現地の法務局とか帝国データバンクとかで会社の開業調査なんていうクソメンドくさいウラ取りを能動的にやることはありません。イベント主催者は税務署じゃなし。それにイベント主催者がサークル収益調査なんて、できるわけありません。
つか、そんな事やっても、無駄な時間と費用ばっかりかかってしまいますので、普通の会社でもあんまやらないでしょ。
まぁ、公平性という点ではやるべきでしょうが、そんなことでサークルの受付費用が浪費するのは微妙ですしねぇ。まぁ、サークルに直接問い合わせることはあるかもしれませんがね。

それにサークルでたとえ利益を上げていても、自分や自分の絡んでいる会社で計上してる場合もあるとは思いますし、抜け道も色々とあるのですよ。

善意の方々からのタレこみ? それこそ益々ウラ取りがムズかしいじゃないですか。

という事で、よほどの事がなければ、ウラ取りなんて事は、どのイベントもやらないと思います。
それこそ参加者のモラルですよ、モラル。

それはさておき。

同人誌界における参加者はオタクでもあるとは思いますが、「お祭り」や「非日常的」なムードに惹かれて参加される事が多いとは思います。
ただしその気分だけに酔いしれて、商売っ気とか、調子に乗ると、途端に目を付けられるという(今風に言えば「タタかれる」)のは、日本の社会というかご時世。

その結果「良くないこと」と認知され、会場を貸してくれない→イベントが開催できない、という現象が発生してしまっては遅いのです。
もう20年前になってしまいますが、かの連続幼女殺害事件やロリコン描写に関する社会問題の表面化などの影響で、コミケットの千葉幕張メッセでの開催予定が、会場側の判断で借りれなくなったという前例があります。
また、さまざまな地域事情や会場での参加者のトラブル(たとえそれが単なる混雑であっても)同人誌即売会そして会場が貸してくれないという事は、よくあると思います。

それが、インターネットの普及やアキバに関する一連の流行などで

「敷居が下がった」=「良くなった」

と誤解すべきではありません。

「敷居が下がった」=「社会問題として表面化しやすくなった」

と考えるべきではないかと思います。