若い頃の「出来ちゃった結婚」は、将来を不幸にすることが多い

意見には個人差があります。

リンク先の内容に直接的な関連性はないですし、倫理観云々も話はありますが、要するにここでは「避妊はちゃんとしろ。学校でもちゃんと教えてやれ」という話。

自分の周りにも、妊娠しちゃって「そのままゴール(結婚)」という話は沢山あるし、結婚すること、子供が生まれてくること自体は、確かにめでたい話ではある。

でも、このような結婚・出産を経た家族について、その先で必ずしも幸せな家庭を維持されているかというと、正直そうでもない。

理由はいくつかある。

人生経験が未熟

良くも悪くも、親自身が「遊び足りていない」「経験が不足している」という状況下において、子供を授かるのは、正直リスクでしかない。

20歳で子供を授かったとして考えてみる。
25歳で子供を授かったとして考えてみる。
30歳で子供を授かったとして考えてみる。

たしかに子供が生まれたあとでも、可能な人生経験は沢山あると思う。
でもそれは現実的に、本当に可能なのか?
よく考えたほうがいい。

ちゃんと「避妊」「中絶」を考えよう

確かに「中絶」は、一般的な女性にとって、大変なインパクトだと思う。
でも子供を産むことに対して、将来的なビジョンを、カップル揃って、真面目に検討できない状況である場合や、少しでも不安があって、それを払拭できない場合があれば、直ちに「中絶」を視野に考えておいたほうがいい。

しかしながら、将来に家族としてパートナーと幸せに暮らせることができるか。そして何より、子供が成人するまでの間、幸せに育むことができるのか、よく考えたほうが絶対にいい。
倫理的な理由があることは理解しているし、様々な課題はあるが、現時点において日本では「中絶」が法令的に整備されているので、それを行使することに対して、どうこう言われる筋合いはない。

云々言われるご家系もあるかも知れないが、今の時代、ナンセンスだと思う。「幸せな家族を営む」ビジョンが描けない状況で子供を産むことは、子供だけでなくその親にとっても、とてもリスクが高い。

そのためには女性は、パートナーと性交渉をする機会になった際は、自身の生理周期や特性を把握し、いざ妊娠した場合は、それを早く察知できるよう努める必要がある。

そして男性は、もっと女性の妊娠や子育てに対して、もった真剣に考えるべき。
性交渉だけで満足して、はい子供が生まれた、はい所帯を持った、それだけで愉悦や満足している時代ではない。

今や日本の現代社会において、核家族化に舵を切った以上、自分だけでなくパートナー、子供を幸せにするために考えることから逃げていたり、楽観的に考えたりすべきではない。

もっと真面目かつ現実的に考えていかなくてはならない。

かと言って「中絶」ありきは問題?

もしそう思うのであれば、もっと「避妊」について真面目に考えるべき。
ちゃんと教えるべきだし教わるべき。
必要に応じて法整備もすればいい。

それを忌避してきたのは、どの社会なのでしょうか?

本来「避妊」の話は、「中絶」よりもはるかにハードルの低い話であり、学ぶ場・社会を築くことは、より簡単なはず。

それに男性にしか主たる避妊策ができない日本の偏りもおかしい。倫理とか日本伝統の云々で、女性に対する避妊がまったく普及していないほうが、おかしい。

日本の伝統云々を前提として子作り・子育て施策をしたいのであれば、もっと正しい教育と親も含めた経済的・社会的保障を包括的にバランス良く展開していただかないと困る。
もはや一部の信念や理想だけで、社会発展や国家国民の幸せは見出せないことをいい加減に理解したほうがいい。

本来であれば

こういう話は、小学校・中学校・高校・大学とずっと学校で学ばせるべき事柄と思うし、もっと時間を割いて、真剣に教える・諭すべき事柄のはずなんだけど、日本の道徳や総合、性教育という分野は、本当に表面的な事しか教えていないし、教えられる教師が少ない。

己の人生は己の責任かもしれないが、国の社会を発展させるうえで、必要な知識・教養を身につけさせるという観点でいうと、日本の教育はあまりにも歪ではないかと思う。

なんでこんな話を始めたかというと

最近、恥ずかしながら、身内の出来事として、「カネを貸してくれないか」という事案がありまして。

その人(夫)は、いわゆる「できちゃった結婚」をして、割と若いタイミングで子供が生まれた家族。
幸いにして夫は工員で、当時は技術的に若いながらもそこそこの「高給取り」だったので、マンションも車も普通に買っていたけども、浪費癖があったらしく。少しずつ妻には言えない額の借金が積み上がる、いう状況。

ついに実親に泣きつくという有様。

子供は成人したものの、学習障害があるらしく。それを忌避して、家庭は妻に任せるという有様だったようで。
そういったストレスも、浪費癖の原因になった可能性はあるけども、結局「子供が成人して、いい年になっても、親にカネを普請する」という、そもそもの原因は「できちゃった結婚」なわけで。

まぁ身内とはいえ、他人の出来事だし、このご時世「カネを貸す」のは正直「あり得ない」ので、もし自分のところにカネの普請にきたら、速効で「債務整理しろ。話はそれからだ。」と門前払いするつもり。

でもその後、結局、妻にゲロったらしく。とりあえず当座の借金については、何とかなりそうとの事。
でも、どうにもならない場合は、その家族も含めて債務整理させるつもり。

そもそも、うちは資産家でも金持ちでもないので。身内とはいえ、人に貸せるカネなぞありませぬ。

(というか貸したとしても、これ、どう考えても返ってこねぇだろ。)