月別アーカイブ: 2009年5月

こういう所には、お金を使うべき

  • 大東、地デジ来年度開始/国・県方針 ケーブル敷設決定(沖縄タイムス
  • 県、需要量調査へ 南北大東への光ケーブル敷設(琉球新報

沖縄本島の約 360km 西方には、南大東島・北大東島があります。
交通は、沖縄本島からプロペラ機で1時間ちょい。ちなみに島の滑走路は距離が短いため、ジェット機は就航できません。
船も就航していますが、こちらも沖縄本島から 13 時間かかる。

岩礁に囲まれている島なので、ビーチはありません。
そのため、リゾート地としてもあまり発展していないというのが実情。

金融機関は「ゆうちょ銀行(郵便局)」「JAバンク(JAおきなわ)」。いずれも店舗込みで、それ以外金融機関は、ATM すらありません。
島民人口が約2千人である事を考えると、まぁ…ね。

ラジオ放送は、通信衛星を経由して沖縄本島の AM 局が送信されています。しかも島内ではすべて FM 波。
まぁミニ FM 局を想定してみればわかり易いと思います。
通信衛星そのものの費用は高額ですが、それ以外の部分は、比較的安くできることは想像できるかと。

それとテレビ放送、こちらも通信衛星を使用する事になるのですが、沖縄県内の地上波放送を通信衛星で新設するのは予算的に厳しいかったようです。
まぁ、テレビ放送は映像も送信する関係で、音声だけよりもかなり高額な機材が必要になのではないかと。
しかも通信衛星を使用する場合、他地域などで盗聴・流出するのを防止するため、独自のスクランブルやデジタル圧縮などを行う必要がある。これもコストがかかる理由の1つ。
これら理由で、現在は東京の小笠原向けの通信衛星経由放送を流用して東京キー局の地上波のうち、しかも沖縄県内で視聴可能なテレビ局系列のものだけを島の中継局を経由して送信しています。
だから、大東島ではNHKとTBS、フジ、テレ朝のみ視聴可能。(日テレ、テレ東、MXは視聴不可能)

でも、いずれも通信衛星を使用しているため、大雨などの際は受信障害が起きやすいとの事。

ちょっと技術的な余談。沖縄本島から大東島をカバーするだけの電波塔を建てることはできません。多分東京タワーよりもはるかにデカい放送塔が必要になるんじゃないかな。放送出力も相当な物が必要でないかと。

なお BS 放送は別。パラボラが普通に視聴できるそうな。(まぁ、パラボラも大きめなのが必要そうだが…)

ちなみに電話回線も通信衛星経由。大東島内は電話線で結ばれているものの、沖縄本島や本州方面とは、島の中継局から通信衛星経由で繋がることになる。なので、フレッツ光とかそういうものは現在存在しない。

まぁ、なんでこんな事になっているかというと、沖縄本島と大東島の間には「琉球海溝」という水深 4000 メートルクラスの海溝があり、これが有線(光ケーブル)が敷設できない理由。
まぁ、敷設できないわけではないですが、費用が膨大になる。

でもこれが最近、小笠原諸島の場合、東京都と国でカネを出して敷設することが決まったので、放送面での格差が埋まる目処が立った。
でもって、残されたのが沖縄県に属する大東島。
大東島は小笠原諸島と異なり、敷設地域周辺に人の住む島はないため、純粋に大東島だけのために敷設する必要がある。かと言って、小笠原諸島からケーブルを敷設するよりは沖縄から敷設する方がはるかに短いのは明らか。

でもまぁ、その費用が初期投資 30 億、年間維持費2億4千万。。。(沖縄県の当初試算)
島民2千人と+α 効果のためだけに、この費用は確かに高額なのは理解できる。

そしてこの問題について最終的に国と折半が決まったようで、ようやく設置に目処が立ったようです。

個人的に地域差によるデジタル・ディバイドが緩和されるのは、歓迎すべきと考えているし、そのために国の税金、牽いては我々の税金が使われることにはあまり抵抗はない。
特に情報化社会となった昨今、国が無駄な「箱物」を作るのよりは効果も大きいと思うし。むしろ日本の領域として主張するのであれば、こういった離島の港をより大々的に整備するとかして、島としての価値をより高くするために効果的な「箱物」を作っていくことができればよいのではないかと思う。

地域住民からしてみれば、情報を仕入れるための媒体を確保できるという意義は大きいと思うし、通信回線が確保されたことによって、逆に情報を発信する手段を確保する事も可能になる。
あとは地域に根付いたプロモーションがさえできれば、通信ケーブルを牽いただけの効果を確保できるのではないかとさえ思う。

まぁ、個人的に仕事柄その地域にデジタル・ディバイドがなければ、その地域にも気軽に旅行してみたいとも思ってたり。

Acer ASPIRE ONE

買いました。

専ら年2回の某特定イベント用のノーパソです。
今までかなり古い VAIO とか職場のノーパソを借用していたりしてましたが、ビックのポイントがそこそこ貯まっていたのでサブノートを買ってみました。

まぁ悪くはありません。
でもここではデメリットばかり羅列してみます。(だって、メリットは色々な所で説明されてるし。)

  • Windows xp Home エディション!!
    ファイル共有にはかなり気をつけましょう。
    アカウント毎に権限を個別設定したりとかできないので、普通にホテルの LAN に繋いで共有すると、別の人から丸見えになってしまうことがあります。
    少なくとも共有名に「~$」とかして、一覧で見えないようにはすべき。
    そのほか、兎角セキュリティ面には気を遣いますな。
  • 画面狭い
    1024×600 しかありません。特に縦。
    ニコ動はかろうじて見れますが、ツールバーを3段とか出していると、欠けます。Word、Excel とかでもかなりセマい。
    ちなみに他メーカーだともう少し解像度の高い PC も売ってますが、相応にお値段が上がりますな。
  • 電池は3時間!!
    HDD モデルだからでしょうか、意外に短いです。
    一応6セルタイプの電池も別売されてますが、これがゴツくて重い。
  • 意外に分厚くて重く感じる。
    まぁ、安いですから仕方ないですな。あんまりモバイル向けではありません。
    ビジネスモバイル用途なら、A4 ~ B5 の薄型ノートのほうがいいと思うし、アクティブモバイルなら、SSD 搭載モデルで指向したほうがよいかも。
  • Bluetooth 付いてねぇ
    これ付属だともうちょっといい感じなんですけどねぇ。
  • マウス、DVD、Office などのソフトは全部別買い
    まぁこのマシンに限った話ではないですが。意外とカネかかりますよ?

私がコレをチョイスした理由は、HDD の大容量が必要なのと、緊急用途でプログラミングができる環境を搭載する必要があったため。
しかも外部モニタ端子は標準で付いていて、しかも外部モニタ経由であれば、ある一般的な高解像度で画面表示できるし。

まぁ、家にはデスクトップ機があるので、家ではもっぱらニコ動再生機【作業用】&動画プレーヤー&音楽プレーヤー扱いであります。

漫画家さがし

私自身は業界でメシ食べているわけではないのですが、同人誌スキーというか、それを業界人に知られている関係で、たまに「同人作家を紹介してくれないか」的な依頼があったりします。
とはいえ、さすがに業界は狭き門なので、紹介しても、実際に商業デビューまで繋がる可能性はあまり高くないんですけど。

そんなこんなで、今回もそんな件が来たのですが、今回のはちょっとデカい。
まぁモノ自体はライトノベルのコミカライズという、いわゆる「ありがちな件」なんですが、某有名出版社の某月刊誌への連載。
細かい条件はまだ聞いてはいないが、おそらく敷居がそこそこ高いのと、しかもそれで「ちゃんと連載できる人じゃないとダメ」なので、イケそうな人が思いつかない。

その他条件は、こんな感じかなぁ。

  • 連載中の同人活動は多分かなり困難。
    しかも秋頃スタートなので、夏コミの新刊出しはかなりムリ。
  • マンガ描ける人。イラストに毛が生えた人はダメ。
    ネーム切れないと話にならない。
  • いわゆる萌え絵のコミカライズ。
  • 別会社はもちろん、同じ会社のラノベレーベルのイラスト描いている人も多分ダメ。
  • エロ商業やってる人も、多分厳しい。(同人はOK)
  • 夏までに連載が終わればオッケーだけんども、現在、月刊連載持っている人は多分ダメじゃないかなぁ。(アシとか体制整っている人であればオッケーだけれど)
  • 地方作家さんは、多分ムズかしいかも(打ち合わせとか調整がムズカシイ)。

…とまぁ、実際にこの条件という訳ではないとは思うけど、まぁ普通に考えてこんな感じかなぁ。

ちなみに同人系で人が見つからなければ、いわゆる新人マンガ家がデビューってことになりますなぁ。

それはそれで、う~ん。

子供の小遣いとその使い道

  • おこづかいについての調査レポート(ネットマイルリサーチ)(閉鎖)

という調査の結果が公表された。
まぁ状況としては、昔の物価水準と合わせると、子供の貰っている小遣いそのものは実はそんなに差はないそうです。

ところが、その用途を調べてみると、貯金するというのが増えているそうで、これにはちと驚きました。
ただ冷静に考えてみると、この調査そのものが「定額給付金」に絡む調査なので、普段定期的にもらえるような「お小遣い」や「お年玉」「誕生日祝い」などのお金とはちょっとちがうので、何とも言えないところではあるのだが。

それでも私が子供の頃と現在では生活環境が変わっていて、それによって変化していることが結構あるような気がする。

例えば、お菓子。昔は自分が親から貰った小遣いを持って駄菓子屋とかに行ったと思います。
ところが現在は駄菓子屋からコンビニに取って変わったものの、そこに子供はあまりいません。その主な理由はコンビニには「子供だけの社交場」ではないからだと思います。
まぁ最近でこそ子供向けの駄菓子などを品揃えていますが、駄菓子屋にはそれなりの「遊び」もあったりしました。でも、コンビニにはありません。
大人も来る店に子供は興味ないんです。

しかも今は親がお菓子を「買ってきてくれる」のです。

同様におもちゃの一角を担う「ゲームソフト」。これも親も一緒にゲームをやるので、親が「買ってくれる」のです。
そして、子供からしてみれば、おもちゃ親が買ってきてくれることそのものが当たり前の社会であって、買いに行く必要がなくなったんだと思います。
まぁ食事としてお菓子を与える親すらいる時代ですから、仕方がないのかも知れません。

そんなこんなで、子供が物を買う必要性って減ってきているのではないでしょうか。
日本が豊かになった、日本社会の価値観が変化したという点では、それで良いのかも知れません。

ただし、逆に「お金の使い方を知らない人」が増えるのではという懸念もあります。
そしてそれを詐欺や脅迫などの犯罪で悪用したりするような稼ぎ方、金融取引のような一見真っ当な稼ぎ方のように見えて、実は他人の社会生活に大変な問題を与えて可能性もあるようなものなど、労働としての対価としてのお金の稼ぎ方が社会には溢れかえっています。

確かに便利な時代にはなりましたが、そんな中で失われている物事が結構ある感じがします。

らき☆すたのクレジットカード発売

このカードを使って、とらのあなとかアニメイトで買い物してみるってのはどぅ?

なんだか不景気だからでしょうか。オタクの財布から根こそぎ吸い上げようという感じですなぁ。
なみにオタクは、金持ちな人もいることは否定しませんが、貧乏というか借金してまでオタクやっている人もいます。てか、社会を踏み外している人も多いので、トータル的にはリスク商売な気もしたり。

まぁ、与信審査はちゃんと手厳しくやりましょうねぇ>信販会社の皆様。

ちなみに私は、「いつもニコニコ現金払い」が基本。
クレジットは通販ぐらいじゃないかなぁ。しかも通販も巷の店で買えない物とかぐらいだし。
クレジット払いしか通用しない所の支払いぐらいかと。
あ、海外旅行の時はクレジットかな。しかも、専用の限度額低い設定にしたままのやつ。