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同人誌

「個人サークル」とは?

「サークル」というのは、もともと趣味や研究をする人の「集まり」を指すので、「個人サークル」というのは、相反する単語を繋げた、ヘンテコな言葉のような気がする。

この「個人サークル」という言葉。おそらく現代の同人誌(業界?)で生まれた言葉ではないかと思う。
もともと同人誌は、同じ趣味・趣向などを持つ者らがグループを設立したり、大学などのクラブ・同好会などの延長線で、集団からサークル活動が生まれ、それが主な流れとして捉えられたため、そこから「サークル」というものが標準的に使われ始めたのではないかと推測される。

もう一つは、この「サークル名」、好きな名前を付けることができるし、しっくりこなかったり、別の活動をするときは別の名前を付けるなど、商業的な意味を持つ「屋号」よりも、もっと自由度が高い。

そして、もともと同人誌活動は、別にグループではなく、個人でも制作・活動できる。
そう言った過程で「個人サークル」という言葉が誕生したのではないか思われる。

とはいえ、同人誌のサークルにおいて、本来の意味であるところのグループとしての「サークル」だろうが、「個人サークル」であろうが、同人誌の「読み手」としては別に変わらないのではないかと。

ちなみに「同人」という単語も、元々、その名の通り、同じ趣味趣向や志を持っている「グループ」を指すところから生まれた言葉だと思う。

ただ現在における同人誌における「同人」は、グループというか、同じ趣味趣向や志を持っている「人達」という、もっと漠然とした繋がりで指しているのではないかと思う。

第六回博麗神社例大祭 雑感

まあ昨年はかなり混乱を来たした例大祭ですが、今年は大したトラブルもなく終えられたようで何よりです。

当初、昨年のような大混乱が予想されていたものの、一般参加者の待機場所を前回を遥かに凌駕する面積を確保した結果なのか、思ったよりも来場者数が伸びなかったからなのか、どうも定かではありませんが、昨年のような混乱は全くありませんでした。ま、杞憂でしたね。

しっかし、コミケとは違って明らかに参加者層の年齢がとにかく低い。なんだか声優のライブとかに来たような気分になれます。っか声優のライブよりも年齢層低いかも。

それにしても、一般待機列用にホールをまるまる1つ借りてしまうというのには驚きました。つか、タダではホールを借りられません。当然、1ホールあたり、ン百万という費用がかかります。カタログが高いのも頷けたり。だって当日 1,500 円。書店委託で 1,900 円という価格は、ベラボウに高いよ。
それを輪をかけて高かったのは、サークル参加費。確か 7,500 円だっけか。コミケ並の値段。まあ、コミケの場合は申込書が1,000 円かかるので、更に高いのではあるが。

んでもって会場内ですが、まあ御大は体験版が出たらしく、そこは大混雑したものの、それ以外の場所については、大方の予想通りとでも言いましょうか、まあ大手はそこそこ混雑するものの、それ以外は全然少なかったりという感じ。

まぁ、サークルも一般に違わず若い参加者層なので、まだまだこれからということでしょうし、最近の一般参加者は神主だけ確保できればあとはどうでもよいという人も多い。
結果的に、ドーナッツ化現象は顕著に現れるという状態です。これだと市場は成立しないので、結果的にジャンルとしては盛り下がっていくことになるのでしょうかね。
増してやシューティングゲームだし、話そのものにマンガ連載のような「厚み」がある訳ではないので、結果的には「そう」なるかと思いますが、さてさて、結果はどうなりますでしょうか。

08.09.28 沖縄イベント中止に思うこと

  • 【おでかけライブin沖縄】緊急のお知らせ(スタジオYOU)(リンク切れ)

まぁ中止そのものは主催者の判断なので、致し方ないとは思うが、ちょっと気になるんですよね。

1つめは、イベントの開催中止というのは、主催者が嫌がらせや妨害行為に対して屈してしまったという事。
確かに無理して開催すべきかという点について、議論を残すところではあるが、「安全を守ることから」という理由で開催中止をしてしまった以上、主催者が加害者に対して屈してしまったという事実は翻らない。

「主催者としましては、安全に十分配慮し開催する努力をしてまいりましたが、施設側の会場使用取消の通達により」などとという感じの理由であれば、施設を貸してくれないことによる会場側の責任になるので、まだ戦う余地もあったんでしょうけど、どうなんでしょうかね?
これだと主催者も含めて、大人の事情ってのもあるのかという、勘繰りを入れられても仕方ないかと。

2つめは、人間関係。
最近はネットの掲示板やメール等を通じて脅迫するというのが、どうも流行っているようで。
以前は誹謗中傷みたいなのが多かったのです、警察が介入し始めると、ぶっちゃけ捕まりますよ。ほんとに。
加害者はいつか訴えられる、逆に自分が酷い目にあうという苦悩にでも嘖まれていなされ。

被害者にしてみれば、確かに心中も察しますが、脅迫されたりするような出来事を生んだ可能性もあるし、運悪くイタい人に絡まれたのかも知れません。
自らに非がないかを検証し、関係がこじれたものであれば、修復するなり、断ち切るなり、今後のため、それなりの対応するしかありません。
不条理かもしれませんが、それも「運命」とか「人生の修行」ってやつです。大人になるしかないです。

3つめは、会場側および地域行政の姿勢。
合法的な活動をしているのかもわからない思想団体や宗教には、たとえ嫌がらせがあっても会場貸すのに、文化的な活動を行っている同人誌即売会に会場を貸さないというのは、正直納得いかない。まぁ、こちらも大人の事情なんでしょうかね?

ちなみにどうも沖縄は、マンガやアニメといったものに対して、どうも冷ややかな目を持っているようです。
というのも、マンガ喫茶やゲームセンター、ネット喫茶などが青少年の「たまり場」になることもあるようで、健全ではない物として認識されているようです。その点が沖縄の教育文化関係の方々の目に付くんでしょうな。

ただし最近はそんな沖縄でも、同人誌即売会やコスプレイベントが、それなりに開催されているようなので、安心してたところにこのような事件が発生するのは、少し残念。

アニメやマンガは日本の文化活動として、即売会などのイベントは青少年の一つのムーブメントとして、もっと協力的にサポートしてもよいではないかと思う。それが地域の活性化にも繋がるかもしれないのだから。

例えば新潟のガタケットは、地域のイベントとして地元のマスコミにも取り上げられる程の規模。もっと「盛り上げ方」を考えたほうがよいのではないでしょうか?

それぐらい、今の沖縄の会場や行政は「中立的立場」言えば聞こえは良いが、悪く言えば「非協力的」なのではないかと思う。

なんだか書いていると「まったくどいつもこいつも…」と思ってしまうのは私だけなんでしょうかね?

コミティア80

初めての2ホール開催。大手という程のサークルはあまりいなかったのですが、サークル数は2600強と今までで最も大きなイベントとなった。
また、11~16時開催となったが、イベント終了まで、会場内は比較的混雑が続いていた。

そして、コミティアの目玉は「企画」。拡大開催という事で、大小多種多様な企画が催された。

まずサークルとしては、歴史企画、豆本企画の各集合サークルブース。
他のサークル単体の展示企画も含めて、コミティアでは恒例のサークル展示とはいえ、いつもより多く多彩で、見ごたえがありました。

そして、メガネ部、メイド部、もじ部のサークル企画。いわゆるジャンル配置が中心だったのですが、オリジナルパンフレット(メガネ部)やスタンプラリー(メイド部)など、オリジナルでもサークルが一緒に盛り上げていました。
そして大規模な企画。その目玉として講談社。「もやしもん」にでてくるキャラクター「A・オリゼ」を壁に投影したり、合体「A・オリゼ」を模したぬいぐるみを展示してみたり。また、複製原画展や巨大パネルなどの展示もありました。

出張編集部や村田蓮璽さんの企画ブースに並んで盛況だったのが「米沢嘉博を語るトークライブ」。立ち見も出るほどの大盛況でした、やっぱり普通の即売会とはちょっと異なるところがいいですねぇ。コミティアならではの手作りな雰囲気の企画コーナー、味があります。

COMITIA

comic1 雑感

レヴォの実質後継イベントにあたる comic1 が、去る4月30日(月/振休)、東京ビッグサイト西3・4ホールにて開催されました。

レヴォの系譜ということで、男性向け中心のオールジャンル同人誌即売会、特に成人向け作品の傾向が強いイベントとしての旗艦的立場となります。
公式な参加者数については把握してませんが、約2万人前後ぐらいでしょうか。会場の規模の割にはかなりの入場者数だったのではと思います。

新刊自体は結構でてたんだけど…さ

参加サークル自体、いわゆる大手サークルが多数参加しておりましたが、昨今の女性主催者たる大手サークルは、仕事が忙しいようで、スゴい種類を出すサークルというのは、ほんの僅かでした。
しかもそういう超大手は、どこの本も正直「微妙」。特にゲーム関係を本業にされている方々は、カラーだけどペラい折り本やイラスト本、スティックポスターなどのお茶濁し系が多い。同人活動は本業よりも優先度低、でも支持手くれる人がいるから作る、というような、やや息切れ気味な感じがします。

それ以外のサークルについては、まぁ出たとこは出たという感じ。
新刊のオフセット率も高い。でも部数については一部微妙なところも。
まぁ、新刊の入稿タイミングやサークル自体のポリシーや「しがらみ」とか、色々とあるようなのですが、一部サークルによっては、販売開始30分ぐらいでオフセット新刊が完売するケースも。

まるでコミケットスペシャル

まぁ、24時間ではないですし(スタッフは前日設営~打ち上げまで24時間ですが)、2回まわしではないですし、企画や展示といったものもないので、そういう意味では、純粋な同人誌即売会だったのですが、一般参加者は走る走る。結構「血眼」状態でした。
まぁ、当たり前でしょうけど、入場口も広いし、いわゆる「超大手」が入口から離れた会場奥に配置されていたので、結果、一般参加者は全力疾走。

当然コミケットみたくスタッフも多くないので、まぁ走ります。
ちなみに、走って転倒してケガしても(まぁ主催者の安全管理責任もあるでしょうけど)あんな会場で走る本人が一番悪いので、自己責任ってことで。

思ったより、外周が買えた

相変わらず超大手の「信者」が非常に多い。
まぁ個人の趣向なので正直どーでもよいのだが、日本人は基本的に独占欲というか志向性が高い民族のようなので、ほかの物には目もくれずに突き進むそうです。その表れですな。

ちなみにオタク文化を支えている(この場合、お金を落としてくれるという意味の)「屋台骨」は彼らなので、それはそれという事で。

そのお陰か、思ったよりも本が買えた。シャッター前を外して何人かで手分けして買物したんだけれど、外周の半分くらいのサークルは、思ったよりも買えたんじゃないかなぁ。島中も然り。
まぁ、普通じゃないですかね。

愛されているなぁ、と

主催者が愛されているのか、イベントそのものが愛されているのかは判りませんが、前日の設営も含めて、どこからともなく多くの参加者が手伝っており、こういうのはいいなぁと素直な感想。
通常「ぽっと出」のイベントについては、大抵微妙な部分を盛っていたりして、ネットで叩かれたりします。
まぁ、comic1 の場合もバッシングはあったようですが、所詮「2ちゃんねるは便所の落書き」程度。イベント当日を見る限り、主催者側の大きなトラブルはなかったようです。
当然、企業スポンサーなどがついている訳でもないので、やっぱイベントはシンプルなポリシーのもとで行うのが一番よいのかもしれません。

とりあえず、参加者の満足度はそれなりに高いイベントとなったようで、なによりです。
レヴォと異なり年1回の開催という事で、次回は来年の春開催予定との事。期待の集まるイベントがまた増えました。

サンクリ35レポ

風の強いイベントでした。。。
体調もあまりよくなかったのですが、とりあえず買い物ががが。

来週、レヴォの後継イベントとも言われる「comic1」が開催される関係上、明らかにその煽りを受けたサンクリ35でした。
まず一般参加者の事前列。いつも一番多い春のサンクリであるはずであるにもかかわらず、前回よりも明らかに人数が少ない。

そして、奇しくも事故により、急遽5ホール体制での開催という事で、特にCホールの閑散さなど少なくとも影響があったようです。

まぁ春という事で、次週のイベントに参加していないサークルの場合、オフセットの新刊が相当発売されていました。ただ、いつもは並ばない、比較的混まないサークルに列が伸びるなど、意図的に「大手買い」を外す一般からしてみれば、非常に買い物が進まないイベントでした。

一番特筆すべき点は、やはり「大手」がいつもより明らかに少ないという事。
サークルもやっぱり「消費社会」の一翼って感じですね。両方は参加せずに、多くの人が参加する次週のイベントに鞍替えしているのがまざまざと見える。
その具合が大手になればなるほど目立つというのがなんとも。

とは言っても、一般参加者からして見ればどうでもいいのですが。イベント合わせで本を出してくれて、それが買えればまぁそれでいいわけなんですけど…

とはいえ、なんだか微妙に釈然とはしないのは私だけだろうか?
まぁ現状のサンクリでは、伝統とか歴史とかネームバリューとかスタッフとサークル間のパイプの太さとか、そのいずれにおいてもレヴォの系譜である comic1 には敵わないというのが見て取れるわけですが、それにしても、この状況というか「流れ」については何だか違和感を感じて気持ち悪い。

イベントとしての「魅力」を試されようとしている時期なのかもしれません。ぜひ来年春開催のサンクリには頑張ってもらいたいと思っています。

話は戻りますが、まだ春の新番組ネタの新刊は少なかったようですが、明らかに空気を感じました。実際、春の番組ネタの交換が相当行われたようで、次回6月のサンクリでは、また新たなジャンルが台頭してくるのかなぁ。

というわけで、行かれた皆様、おつかれさまでした。

ちなみに正しいサンクリ食事法。

  1. サンシャイン1階のメゾンカイザーでパンを購入。
  2. 足らなさそうであれば、ローゼンハイムでハム or 野菜購入。
  3. 自販機 or コンビニジュースが嫌ならば、成城石井 Select でジュースを買う。

全部サンシャイン1階の固まったエリアで買える。
これをサークルスペースで食べれば、ほ~らリッチな昼食の出来あがり♪
まぁ、単純に食堂街が激コミなのと、ガキだらけでウルサいのが嫌なだけなのですが。

SDF1008

10月8日に集中開催したようです。

  • キミキス「キミトノキスヲ
    1F大展示ホール(約120サークル)
  • ひぐらし「雛見沢村綿流し祭5
    1F大展示ホール(約85サークル)
  • RO「RAG-FES14
    1F大展示ホール(約80サークル)
  • アイマス「アイドルプロジェクト2
    1F大展示ホール(約60サークル)
  • ハルヒ「禁則事項ですキョン君2(はあと)
    1F大展示ホール(約55サークル)
  • TYPE MOON「蒼月祭15
    1F大展示ホール(約45サークル)
  • ONE中心Tactics/Key系「BrightSeason23
    1F大展示ホール(約25サークル)
  • 成年向ちちゃい子オンリー「Loけっと2
    1F大展示ホール(約20サークル)
  • つよきす中心きゃんでぃそふと「Mighty Heart!」(閉鎖)
    1F大展示ホール(サークル数不明)
  • ToHeart2「東鳩祭2-E」(閉鎖)
    1F大展示ホール(約35サークル)
  • マリみて「十月のロザリオ」(閉鎖)
    2F小展示ホール(約140サークル)

っとまぁ、その数、ざっと11。うちSDF主催のイベントは8つ。
最近、Pio や都産貿で開催されるイベントのうち、年に何度かはSDFさんと、あとケットコムさん主催のイベントが同日に一斉開催されているようですが。。。

まぁ同日開催だと、

  • どこかのカタログを持っていれば、他のイベントの会場にも入ることが可能にしてしまう。

とか、

  • サークルが集まらなかったイベントの場合、合同開催にしてしまう。

というような、参加者の相互集客が可能というメリットはありますが、「すごいなぁ」と思うのは、「よくこんだけのイベントを同時に動かせるメンバーがいる」という事。
あと、実際参加者の入り具合とか Pay とかは、どうなんすかね?
でもまぁ、トータルでは 500 サークル弱集まっているし(SDF主催以外のイベントも含めると700サークル)、Pay はしてそうですね。
これだけ集まれば、一般参加者もそれなりにいるでしょうし。

蒼月祭
RAG-FES
雛見沢村綿流し祭
キミトノキスヲ
禁則事項ですキョン君(はあと)
アイドルプロジェクト
Loけっと
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コミティア76

さすがGW。混雑しました。

とはいえ、朝イチの混雑は、「オタクビーム」「つちのこ準星群(「ぱへかへ」と列がクロス?)」くらいで、他は20~40人位の列が伸びたり、縮んだりという感じ。
中央通路配置の「PINK CHUCHU/ハルカジクウ」も、小1時間程で列解消。

まぁ、タケノコが伸びたり縮んだりの繰り返しな訳で。。。
コピー誌列もそこそこ多かったですけど、今回は上手く分散したのかな?あまり大きなトラブルはなかった気がしますが、どんなもんでしょ?

カタログも13時頃までには完売。まぁ、GW効果か、天気が良かったせいか、他のイベント(ドルパとか、WHFとか、都産貿のイベントとか)からの「流れ」の人のせいか、もうわかりませんが、閉会まで結構人がいました。
つか、コミティア前日までやってた「SuperComicCity」は、14時頃には閑散。
(とはいえ腐女子の方々はイベントの「アフター(池袋へ繰り出したりとか、飲食店での休憩とか)」が結構イベント以外の目的があるみたいですな。)

個人的には「PONZ.info」の新刊は買えたのは良かったんだけど、「忍の館」の新刊が買えなかった(つか、忘れてた)のがイタかったんですががが。

そもそも、GWのほうが普段仕事してる平日よりも忙しいんですけど。朝も早いし(=並ぶから)、夜も遅い(=サークルチェックしてるから)。
どうなってんの?