レヴォの実質後継イベントにあたる comic1 が、去る4月30日(月/振休)、東京ビッグサイト西3・4ホールにて開催されました。
レヴォの系譜ということで、男性向け中心のオールジャンル同人誌即売会、特に成人向け作品の傾向が強いイベントとしての旗艦的立場となります。
公式な参加者数については把握してませんが、約2万人前後ぐらいでしょうか。会場の規模の割にはかなりの入場者数だったのではと思います。
新刊自体は結構でてたんだけど…さ
参加サークル自体、いわゆる大手サークルが多数参加しておりましたが、昨今の女性主催者たる大手サークルは、仕事が忙しいようで、スゴい種類を出すサークルというのは、ほんの僅かでした。
しかもそういう超大手は、どこの本も正直「微妙」。特にゲーム関係を本業にされている方々は、カラーだけどペラい折り本やイラスト本、スティックポスターなどのお茶濁し系が多い。同人活動は本業よりも優先度低、でも支持手くれる人がいるから作る、というような、やや息切れ気味な感じがします。
それ以外のサークルについては、まぁ出たとこは出たという感じ。
新刊のオフセット率も高い。でも部数については一部微妙なところも。
まぁ、新刊の入稿タイミングやサークル自体のポリシーや「しがらみ」とか、色々とあるようなのですが、一部サークルによっては、販売開始30分ぐらいでオフセット新刊が完売するケースも。
まるでコミケットスペシャル
まぁ、24時間ではないですし(スタッフは前日設営~打ち上げまで24時間ですが)、2回まわしではないですし、企画や展示といったものもないので、そういう意味では、純粋な同人誌即売会だったのですが、一般参加者は走る走る。結構「血眼」状態でした。
まぁ、当たり前でしょうけど、入場口も広いし、いわゆる「超大手」が入口から離れた会場奥に配置されていたので、結果、一般参加者は全力疾走。
当然コミケットみたくスタッフも多くないので、まぁ走ります。
ちなみに、走って転倒してケガしても(まぁ主催者の安全管理責任もあるでしょうけど)あんな会場で走る本人が一番悪いので、自己責任ってことで。
思ったより、外周が買えた
相変わらず超大手の「信者」が非常に多い。
まぁ個人の趣向なので正直どーでもよいのだが、日本人は基本的に独占欲というか志向性が高い民族のようなので、ほかの物には目もくれずに突き進むそうです。その表れですな。
ちなみにオタク文化を支えている(この場合、お金を落としてくれるという意味の)「屋台骨」は彼らなので、それはそれという事で。
そのお陰か、思ったよりも本が買えた。シャッター前を外して何人かで手分けして買物したんだけれど、外周の半分くらいのサークルは、思ったよりも買えたんじゃないかなぁ。島中も然り。
まぁ、普通じゃないですかね。
愛されているなぁ、と
主催者が愛されているのか、イベントそのものが愛されているのかは判りませんが、前日の設営も含めて、どこからともなく多くの参加者が手伝っており、こういうのはいいなぁと素直な感想。
通常「ぽっと出」のイベントについては、大抵微妙な部分を盛っていたりして、ネットで叩かれたりします。
まぁ、comic1 の場合もバッシングはあったようですが、所詮「2ちゃんねるは便所の落書き」程度。イベント当日を見る限り、主催者側の大きなトラブルはなかったようです。
当然、企業スポンサーなどがついている訳でもないので、やっぱイベントはシンプルなポリシーのもとで行うのが一番よいのかもしれません。
とりあえず、参加者の満足度はそれなりに高いイベントとなったようで、なによりです。
レヴォと異なり年1回の開催という事で、次回は来年の春開催予定との事。期待の集まるイベントがまた増えました。