月別アーカイブ: 2007年4月

ネットカフェ難民

  • アキバ内で完結…ネカフェ難民が万引→転売、メード喫茶も(産経新聞)(記事削除)

なんだか最近急によく聴くようになった単語。経験者ってわけではないのですが、なんだか、正直他人事じゃないんですよ。

まぁ、上京して都心の学校を卒業 ⇒ 就職できず(or せず or したけど辞めた)⇒ 収入が無く家賃が払えなくなる ⇒ ホームレス、もしくは消費者金融や浪費による金銭不足 ⇒ ホームレスという、非常に判りやすいスパイラルです。
そして、どうも内向的な性格で、社会や人生、自分に対して興味が低く、アニメやマンガといったものへの依存性が高い人ということで、オタクの中でも特に「アキバ系」と言った人がよく陥りやすいようです。

最近テレビでも、池袋で生活している「ネットカフェ難民」のニュースレポートを見ました。
同じ池袋で生活する者として、しかもそれが若者~30代が増えているという点から、同年代として、そして同じ趣味を持つ者として、心が痛みます。

特に問題なのは、最近はネットカフェや個室ビデオなど、日雇いで7千円ぐらい稼げれば、家がなくても、その日の生活自体はできてしまうので、モチベーションが低く無気力であっても、それなりに生きていけるという点。
昔なら、諦めて田舎に帰るか、ホームレスに直行すかだったのでしょうけど、新しい第三のルートってな感じでしょうかね。

ただ、これが実は結構問題で、そのひとつに「自分の力だけでは、元の生活に戻れなくなってしまう」ということ。
当然、就職しなければ、履歴書の職歴に「穴」があいてしまいます。
また、知識や経験という面で見ても遅れを取ることになってしまいます。
これが、就職ができなくなる、しにくくなる。つまり、社会生活としての大きな「足枷」となってしまうのです。
そして、更なる無気力を呼び、最悪の場合、犯罪や自殺など、人生を踏み外す誘因となってしまうのではないでしょうか。
想像が容易に付きそうなものです。

このスパイラルから脱却するには、まずは自分のモチベーションを上げるしかありません。
現状は人並み以下であることを認識し、少なくとも「人並みな生活を送る」ことを目標にこれからの人生を見つめなおすこと。

そして、あとは「行動」あるのみ。就職できると思うのであれば、ぜひ就職活動をしてほしいと思いますし、実家など身寄りがあるのであれば、地元・親元に戻るのも手だと思います。たまには、親の脛をカジるのも良いのではないのでしょうか?(ただし、あまりカジりすぎないように。自らの行動とバランスをもってやってください。)そして、そこで再起を図るのもよいと思いますし、出直すためのきっかけになるとも思います。
今を「停滞」するよりも「戦略的撤退」のほうが、事態が好転する可能性があります。

また、たとえ身寄りがなくても、最近はこのような境遇の若者を支援してくれる団体などもあるようです。職安などで、そのようなサポートを行っている団体を問い合わせてみるのもいかがでしょうか。

私自身も、昔からオタクの引きこもりやプータローは最悪だと思っていたので、なんとか生活できるだけの「稼ぎ」は手に入れるという事で、今までの社会生活を営んできました。
まぁ、ちょっと息切れすることもありますが、私の場合、色々と縁があったようなので、「ネットカフェ難民」にもならず、とりあえず現在を生きています。

まぁ、社会で生活を送る「人間」として尊厳をもってほしいものです。
自分の人生の時間を大切にするのも、充実させるのも、結局が自分次第なのではないかと。

大型書店の動き

まぁ渋谷の店は建て替えの伴う店舗替え。
大型書店として渋谷は唯一の1強のみとなります。と言っても、ちょい小さくなるのかな?
まぁ池袋や新宿ほどオフィス街っぽくないし、とりわけ学生街ってわけでもないので、総合書店は儲からないのでしょうねぇ。専門書を買いあさる街としては、渋谷は認知されてないのでしょう。
まぁ普通の雑誌とか小説・マンガなら TSUTAYA や東急の中に大型大衆書店があるしね。

それとはうってかわって、戦国時代突入の新宿、老舗の紀伊國屋書店、池袋で関東進出の足懸かりをつけたジュンク堂書店、そして新進気鋭のブックファースト(阪急資本)。
まさに大手家電量販店にたとえるならば、ビック、さくらや、ヨドバシの対決と同じ状態。見た目は、関東地場の書店が息切れを起こしているところに、関西資本の大型書店が、さらにも追い討ちをかけるような構図になってますけどねぇ。
つか、明らかに供給過多じゃない?これって。共倒れだけは勘弁。

ちなみに、池袋はジュンク堂とリブロ(西武西友系)の2強とマンガ専門店だらけってな構図。

原哲夫さん、音楽バラエティに出演

そのなかで「プロの漫画家に RIZE の似顔絵を描いて欲しい」という企画があったのですが、そこで出てきたのが、なんと「北斗の拳」シリーズで有名な原哲夫さん。いきなり巨匠のお出ましに、固まっちまいました。
普段は音楽バラエティなんて見ないのに、思わず見ちゃいましたよ。しかもVの途中で RIZE の音楽が挟まったりして(音楽番組なので当たり前か)、つか、音楽は比較的どうでも良いのだが。。。
しかも RIZE の音楽自体、昔 hide が歌ってたヤツだし。
しっかしこの番組、CMの入れ方やVの繋ぎ方がメチャクチャえげつないなぁ。
タイミングもモザイクの入れ方もCM明けのVの戻りっぷりも、見ていてすんごくムカつく。

とまぁ、番組やらゲストに文句を付けても仕方ないので、原哲夫さんの仕事場は、と。
すげぇ。何だかアニメのスタジオみたいになってました。

まぁ、アシ机にはパソコンはありませんでしたが。砂ケシで消してたり、ホワイトじゃなくてミスノンでホワイトかけてたり、やっぱり原稿現場はアナログがいいですねぇ。
そして、原哲夫さんがリクエストに応じて色紙にケンシロウ描いてくれてたんだけれども。
これが普通のサインペンで書くんですが、漫画のペンタッチとは当然異なってくるので、これが独特の表現になってるんですよ。思ったよりも線が細く描かれているので、色気が出てくるんですよねぇ。

そして最後に RIZE のメンバー全員を原哲夫タッチで描いてもらっていたんですが……………………………………… 背筋が凍りつきました。
いやぁ、すごいんですよこれがもう。思わず「原哲夫の新作か?」と思わせるような、すごい出来でした。
まさに神の描いた絵です。すごいっすよ。 どっかに画像アップされてないかなぁ。勿体無さすぎます。

魔法少女リリカルなのは StrikerS

さてさて、「なのは」アニメシリーズの第3弾が放映開始されました。

なのは、フェイト、はやての3人が(身体的にも)成長しての登場というキャラ設定、ストーリー設定という事で、一部ファンには途惑いもあるようだが、そこはそれ、慣れるが勝ちという事で。
というか、理屈云々とかよりも、話がオモシロければそれでいいんじゃないですかね。

それとは別に、スバルや、ティアナといった、新しいキャラクター陣も加えて、新たなロストロギア「レリック」を巡り、それを狙う謎の機械兵器「ガジェットドローン」など敵との戦いそして友情・仲間を育んでゆくストーリー。

まぁSFってゆうか(あ、魔法は科学ではないのか?)、いわゆる魔法少女ものではあるが、前回同様にアクションシーン満載の作りになってます。

ED

  • 勃起不全の4段階表示、シンガポールで提唱(ロイター)(記事削除)

ちなみに、硬い順に、キュウリ、皮付きバナナ、皮なしのバナナ、豆腐、だそうです.-)

ギャグみたいな記事だ。
普通にABCDの4段階でいいんじゃない?

らき☆すた(アニメ)

話の中身は、所詮4コマをそのままテレビにしたものですので、ストーリーからのインパクト自体はそれほどではありませんが、テンポ自体はよいので、見易くはなってます。
これも京都アニメーションの力ではないかと。

話自体は、こなた、つかさ、かがみ、みゆきの主要4キャラを中心に、他の生徒、先生、両親などをはさんで、様々な場面における「まったり」な4コマギャグを展開する。
まぁ、舞台があるだけでストーリーや展開はたぶんないです。

なんにしても、とりあえずアニメのOPはすごかったです。京アニはすげぇわ。

あとEDは、こなた、つかさ、かがみ、みゆきの主要4キャラがカラオケボックスで歌っているというシーンがそのまま各話エンディングがつながってるんだが、こなたが歌う曲がもう渋すぎて、オタクなオジサン達はシビれてしまう事この上ない。
宇宙鉄人キョーダイン、勝利だ! アクマイザー3…しかも石ノ森章太郎シバリ、か?
あ、ちなみにオタク向けの内容なんで、普通の人には向きません。

アニメは「Cパート」構成で。
Cパートには、ラジオで人気の「らっきー☆ちゃんねる」がテレビに進出。これも中々ブラックです。

ちなみにEDは、「EDパート」じゃなくて「Dパート」として数えるべき、なのか?

コードギアス 反逆のルルーシュ

すごいアニメでした。深夜枠なのが勿体無い。

舞台は、以前「日本」と呼ばれていた「エリア11」。神聖ブリタニア帝国に占領され「イレヴン」と呼ばれるようになった日本人の中からも、帝国に抵抗する勢力が生まれる。
そして、同じくブリタニアを恨む少年「ルルーシュ」も含め、不思議な能力である「ギアス」と人方兵器「ナイトメアフレーム」というメカを利用して、壮大なストーリーが展開されてゆく。

まぁ、男も女もそれなりに展開されているのと、最近のSFアニメ界では有名な大河内さんが脚本手がけるアニメという事で、前評判も高かった。
でも、同人誌業界的な「惹き」はというと、ガンダムが好きな人は流れるんだけど、「CLAMP の絵柄はちょっと…」ってな腐女子にはあまり人気はなさそう。ストーリーがかなり押し込まれているぶん、やおい性は抑え気味かなぁ。
でも、女性キャラがそれなりにいるのと、キャラ立ても中々個性的&昨今の業界では受けしそうな仕上がり。まぁ、メカもでてくるし、CLAMP キャラなので乙女回路を持つ男性にもかなり受けている。総じて人気はありそう。

…って書いてたのが実は、4ヶ月以上も前でちた。
ちょっと本業が多忙になって書いていないうちにストーリー自体が進んでしまい。大きな山場を迎えたその時に今期最終回。夏の特番に続くという、すげぇ「おあずけ」プレーが炸裂。これを土曜夕方枠でやってくれたら、結構な反響を呼んだのではないでしょうかね。
まぁ、最近のアニメは何でもありなのと、製作部門の充電期間という事で理解があるのでしょうか。世間は比較的冷静。
視聴率も深夜枠にしては突出していたようなので、来期も楽しみにしたいところです。

出世は望んでないかもしれませんが

  • 高校生意欲調査:「出世意欲」、日本は断トツ最下位(毎日新聞)(記事削除)

まぁ、記事との内容を見る限りでは、別に問題視しているような事は書き方はされてませんが、問題を醸しだすような記事ではあります。そこに不満があると言えばそうなのですが。

それはさておき、確かに「偉くなりたいか」と聞かれて、なりたいと思うような社会ではないですし。(あんだけ偉い人が、不祥事とか銃撃されたりと、リスク持ってればねぇ。あんま偉くもなりたくないでしょとも。)
どちらかというと、今の日本の若者に質問するなら、「金が欲しいか」とか「就けたら楽しいと思う職業は何か」というような、もっと視点を変えた質問をしないと、魅力的・興味深い回答は得られない。つまり、問題の先にある真意が捉えられないではと、私は思います。

まぁ、よく幼稚園児のときに保母さんとかに「将来は何になりたいの?」とかよく聞かれたと思うんです。
そのときは大抵の子供は「宇宙飛行士」とか「医者」とか「弁護士」とか新幹線の「運転士」とか、子供に人気の職業か偉い人の代名詞みたいな職業しか出てこなかったと思います。
私も例外なく聞かれたのですが、私自身はすでにマセてたのでしょうか、家庭環境が一般的じゃなかったのでしょうか。たしか答えられずに困ってしまった記憶が今もまだあります。
現在は、社会の多様化や情報の氾濫などにより、現在はそんな子がさらに増えているような気がします。でも悲観すべきではなくて、そこから子供の将来や未来を導き出すことはできるし、見つける手立てももちろんあると思うのです。

あとは、有識者が如何にして彼らの多様性・有能な分野を見出し、それをどうすれば望む職業・人生に繋ぎ、進ませることができるか。それを導き出すのが今後の課題であり、日本の将来に重要な要素となると思います。

地方選後半

まぁ、私が選挙権を持つ地域については、特に感想もなにもないのですが。
首長選自体は、前回選挙と同じカードで、現職は大きなトラブルは起こさず、そこそこ実績を出したので、実質の信任投票みたいなもの。
議員選に至っては、もう誰が誰やら。。。とりあえず投票はしたけれども、その人自身、見事最下位異落選したぐらいかと。

あと「若さ」を売りにして20代の候補者は全員落選(まぁ70超えている人も落選だが)。
定数の元職が当選率75%以上。新人の当選率40%以下てな感じで、絵に描いたような保守的な結果でした。
とはいえ、余程の争点がない限り、革新的な結果となってしまうと、結構ヤバいとは思うので、まぁこんなもんかなぁ。
首長は革新的でも議会が保守的であれば、いくら首長がアホでも大したことはできないしね。まぁウチの地域の場合、保守・改革がほぼ均衡を保ったので、まぁちゃんとした議会運営が成立しそうです。

しかし地方選の時はいっつも思うのですが、選挙カーは何とかなりませんかね。
ただでさえ地方選の場合、うちの地域は広さのわりに人口密度が高いため、議員定数が大きく、結果、候補者数が乱立。結果、選挙カーが毎日縦横無尽に走る始末。
しかもうちび家は地域内でも主要道路沿いである割に、片道2車線の広く、周囲はマンション&分譲住宅だらけという場所。道が走り易いのかも知れないが、とにかく選挙カーの往来が多くてヤカマしい。
特に最終日は最悪。何度「最後のお願い」をされにきたことか。
ちなみに、ちょこっと数えてみたけど、ピーク時で1時間で10台以上、おそらく毎日100台近くの車が往来することになる。も
そのくせ、選挙カーのほとんどは名前を連呼するだけという、いわゆる「すりこみ作戦」状態。政策の主張も何もあったもんじゃない。右曲がりな街宣車よりも、よっぽど性質が悪くてヤカマシイ。

あと面白い応援つーか、バカな応援も多い。選挙カーに手を振ると「手を振ってのご声援、ありがとうございます。」みたいな事は良く聞くとは思いますが、ちょっとわからなかった応援の応対がありました、、、

「うなずいての応援、ありがとうございます♪」

……うぅんんんんん??
頷くだけで、応援していると見做されるのか?

「苦しい戦いを強いられています。」

……マラソンでもしてるのか?
まぁ、ネームバリューやコネがなくって苦しい戦いをしているんでしょうかね。それなら納得。

もう、なんだかさっぱり意味がわかりません。頭悪いことこの上なし。
きっと近所の人も思った事でしょう。

駅の入口には必ず立って挨拶しているし。しかもこの時期だけ。ウザいことこの上なし。

ちなみに、みなさんは地場の政治家を皆さん知ってますか?
皆さんの納めている地方税から彼らのオマンマ代が出ているのですが、そのお陰で何かいいことありましたか?
私には何一ついい事なんて起きてません。それなのにこの時期にだけ町中を回って、有権者に媚びへつらうあの態度というか、性格というか、どうも滑稽で受け入れ難い。品性を疑うんですよ。
政治家とか地域政治の恩恵って、あまり得ている実感が沸きませんよねぇ。そのくせ税金すげぇ高いし。

  • 長崎市長選:人と人を結ぶ「のび太」 田上さんの素顔(毎日新聞)(記事削除)

そんな中、アツい選挙もあったことは事実。事の発端自体を考えるえと不本意でしょうが、市民の良識とか団結力とかが功を奏した選挙戦だったのではないかと思います。
こんな選挙なら、参加してみたいなぁ。